2013年9月21日土曜日

がん患者のがん知らず・・ NHKテレビを見て

がんの再発転移について「がん幹細胞仮説」というのがあることを知った。
教えてくれたのは、9月19日19:30からのNHKクローズアップ現代が放映した「がん根治の時代は来るか~がん幹細胞研究最前線~ 」だった。
ボクはがん幹細胞なる言葉が初耳。
がん患者のがん知らずということになるか?

テレビの解説の要点を自分なりに整理すると・・・・
がん幹細胞ががん細胞を作るが、現在使われている抗がん剤はがん細胞に効いてもがん幹細胞には効きにくいこと。
がん幹細胞はゆっくり増殖し、体の中に散らばってその先々でがん細胞を作る、これが所謂転移再発であること。
がん幹細胞をめぐる研究は世界中で行われているが、臨床的に応用可能になるのは8年、10年先になるだろう。
もし、がん幹細胞をコントロール出来るようになれば、がんは根治可能になるかもしれないこと。
などなど・・・・。

番組の中では「仮説」と言う言葉は使われなかったと思うが、世界中の研究者がこの仮説に挑戦していると聞けば、ボクには間に合わないけれども、次世代の人達には朗報に違いない。

ボクの放射線治療はやっと6回済んだ。未だ残り24回と先が永い。
がんがあった箇所を中心に縦10㌢、横8㌢、深さ5㌢程度をターゲットにして、3方向から合計2グレイの放射線を当てる。装置はリニアアクセレーター(リニアック装置)。
写真はターゲットの位置決めのために体に貼られたシール。

治療期間中シールは貼ったまま。消えないように風呂に入っても、シール部にはタオルを使えない。

2013年9月17日火曜日

ウィルスソフト相手に悪戦苦闘した


昨日は、18号台風が豊橋付近に上陸して東日本を縦断した。
当地は進路の西側に入ったので雨風とも左程でもなかった。
むしろ、吹き戻しの風のほうが強かった。
今日は台風一過の好天に恵まれた。
最高気温は31℃まで上がったものの、空気は乾いて日陰は心地よかった。

3連休に娘が孫を連れて帰省したかったようだが、台風のために潰された。
来る方も来られる方も、来なくてよかった、とお互いに納得した。

孫達の顔を見る代わりに、爺さんは調子の悪いVISTA PCと悪戦苦闘した。
毎度のことながらパソコンの不調は、原因が判れば、なぁ~んだ!そんなことかと言うことになる。

数日前、Antivirus free softのavastのポップアップ宣伝に引掛って、
家内が変なソフトを入れ込んだのが運の尽きだった。
どうしてもavastを上手く再インストール出来ないのだ。
仕方がないので、ついにavastを諦め、今日、AVG free antivirus softに入れ替えた。
ついでに、いつのまにか紛れ込んだMcafee security scan という邪魔者もアンインストールした。

XP machineは更新予定だが、vista machineは未だ使わなければならない。
これでしばらくvistaも何とか調子を取戻してくれるだろう。



2013年9月13日金曜日

パソコンなどを廃棄


ブログにもう少し情緒のある話題でも・・・と思うのだが、どうも即物的な話題になってしまうのは、
元々の生まれと育ちがそうさせるのだろう。そんな反省もしながら・・・。

4日前に郵便受けに無料で廃品回収するというチラシが入った。
OA機器ならコードがついていれば何でもOKとある。
今までにも何回か回収に来たことがあるが、我が家は利用したことがない。
川向うのあちらの県ではリサイクル法違反で業者が摘発されたのは最近のこと。
多少の、疑念を抱きながらも、その業者の所在地とは違うので、このタイミングに乗っかることにした。

ぐるっと部屋を見渡したら、あるあるいっぱいある。
そして昨日、厳選して捨てた。
98パソコン、カセットテープデッキ2台、ステレオコンポ、アナログビデオデッキ、掃除機、
配線類、アナログテレ用ビブースター。

アナログ・レコードプレーヤーとアンプ、ラジオチューナーを残したら、
家内が、「やっぱりこれはお父さんの原点なのね」と言った。
そうかも知れない。レコード盤といっしょに最後まで残るかも知れない。

パソコンは、ハードディスクを廃棄処理の上書きをする時間的余裕がなかったので、
ハードディスクを取り出して、物理的に破壊した。



まだまだ廃棄候補はいっぱいあるが、先ずは一段落。

2013年9月8日日曜日

2020年東京オリンピック決まる

明るいニュースが早朝から流れた。
福島原発の汚染水問題がマイナス要因としてクローズアップされていたから心配していたが、
0.3平方キロ㍍範囲に押さえ込んでいるから問題ないと、安倍総理が説明したのが奏功したのかも知れない。
もっとも、福島をさておいて、という物言いに対して、被災地の福島県民から批判の声が上がったようだが、それも致し方ないところだろう。
日本国中が福島県に引きずられて悄気返っているわけにはいかない訳で、
ここはやはり、将来に明るい展望が期待できることを喜ぶべきであろう。

思い起こせば、昭和39年10月10日の東京オリンピック開会式は日曜日で、独身寮の窓から眺めた空に、五輪の飛行機雲が描かれたのを見た。
各種競技がたけなわの頃、入場券を入手するのが難しかったので、実物で競技を見るのを諦めていたのだが、突然、高校の同級生のB君から体操競技の入場券が1枚余っているからタダでくれると言う電話が入った。彼は、地元の高校で体育の先生だったから入場券も上手くゲットしていたようだ。ボクを忘れずにいて、声を掛けてくれたのが嬉しかった。

そのつてで、唯一見たのは代々木体育館での体操女子の競技だった。
チェコのチャスラフスカが総合個人で優勝した演技を見た。
その時、会場が大きくどよめいた。
別の競技場で行われた女子バレーボールで東洋の魔女たちが強敵ソ連を破って優勝を決めたニュースが伝わったのだった。

この年婚約し、翌年、家内と結婚した。オリンピックに合わせて開通した新幹線のお蔭で、名古屋と東京を行き来するのに助かった。

オリンピックは我が夫婦のメモリアルイヤーになっている。

2013年9月4日水曜日

再発ガン治療方針の提示

8月23日に病理診断結果は肺腺がんの再発という病理診断を受けて、
先生が治療法を考えて呉れた。
それから10日目の昨日、治療法が示された。
選択肢は3つ。この中から患者が選べと言う。
   ① 何もしない
   ② 放射線治療のみ
   ③ 放射線治療+抗ガン剤治療

放射線治療は、切除した胸腺の直ぐ後ろには膜と心臓があって、安全のために周辺部の組織をいっしょに切除するということが出来ないので、その部分に放射線を当てるもの。所謂、局所コントロールだそうだ。
それに対して抗ガン剤治療は、離れた部位の次の再発を予防するもので、初発のガンを切除したあとの予防的抗ガン剤治療より、もっと強い抗ガン治療である。
先生は、今は見えないガンが体の何処に潜んでいるかわからないので怖いですね、と言いながら、暗に抗ガン剤治療を勧めた。
ボクは軽い抗ガン剤治療ならばと思っていたが、本格的抗ガン剤治療と聞いて、
答えを保留した。

来週から、毎日通院して5分間の放射線を浴びる事になる。
放射線治療を行う1ヶ月間に結論を出すことにした。
QOLと人生の終末点を考える、重い課題である。