がんの再発転移について「がん幹細胞仮説」というのがあることを知った。
教えてくれたのは、9月19日19:30からのNHKクローズアップ現代が放映した「がん“根治”の時代は来るか~“がん幹細胞”研究最前線~ 」だった。
ボクはがん幹細胞なる言葉が初耳。
がん患者のがん知らずということになるか?
テレビの解説の要点を自分なりに整理すると・・・・
がん幹細胞ががん細胞を作るが、現在使われている抗がん剤はがん細胞に効いてもがん幹細胞には効きにくいこと。
がん幹細胞はゆっくり増殖し、体の中に散らばってその先々でがん細胞を作る、これが所謂転移再発であること。
がん幹細胞をめぐる研究は世界中で行われているが、臨床的に応用可能になるのは8年、10年先になるだろう。
もし、がん幹細胞をコントロール出来るようになれば、がんは根治可能になるかもしれないこと。
などなど・・・・。
番組の中では「仮説」と言う言葉は使われなかったと思うが、世界中の研究者がこの仮説に挑戦していると聞けば、ボクには間に合わないけれども、次世代の人達には朗報に違いない。
ボクの放射線治療はやっと6回済んだ。未だ残り24回と先が永い。
がんがあった箇所を中心に縦10㌢、横8㌢、深さ5㌢程度をターゲットにして、3方向から合計2グレイの放射線を当てる。装置はリニアアクセレーター(リニアック装置)。
写真はターゲットの位置決めのために体に貼られたシール。
治療期間中シールは貼ったまま。消えないように風呂に入っても、シール部にはタオルを使えない。