兎角ひとは騙され易い。
騙す方は感性に訴えるものが多い。TVのCMなんて言うのは、大方がその類だろうか。
騙すと言っては語弊があるかもしれないが、悪い方はさて置いて、良いことの方を強調するから、ついついそれに釣られてしまう。まあ、CMの場合は騙されたとて大した弊害にはならない。
しかし、今回の三菱自動車の騙し方は酷すぎる。
フォルクスワーゲンのデータ改ざん事件よりも前からだというから、そのときに、もしかして自分のところもバレないだろうか?と思わなかったのだろうか?
そんなことはありえないから、意図的に知らぬふりしようと決め込んだに違いない。
ボクの好きな格言に「数字は嘘をつかないけれども、嘘つきは数字を使う」というのがある。
今回の嘘は、数字までもが嘘だったのだから、悪質極まれリである。
罪のない多くの社員は可哀想だが、否応なしに会社へ厳罰が下るだろう。
兎角数字はクセモノだ。
昨日イオンでエアコンの注文をして来た。
15年前に買ったエアコンの買い替えである。
だんだん老体に夏の暑さが堪えるようになって来ると、エアコンの稼働時間が長くなるだろう。
そうなれば古いエアコンではランニングコストが嵩むだろう。
という読みから、省エネタイプに切り替えを計った訳である。
カタログやチラシには年間使用電力、省エネ達成基準、通年エネルギー消費効率の数値が必ず書いてあるのだが、この数字が意味することを正確に知っている人は少ない。
特に年間使用電力の数字を基に、古いエアコンを新しい省エネ型に変えたほうがお得ですよ、
と言われると、ついついその気にさせられてしまう。
しかし、我々のような節約を旨として来た者は、節約金額の数字をあまり気にしない方がよい。
エアコンの使い方にもよるが、大した金額にはならないからだ。
試しにどのくらい節約になるのだろうか?調べていたら、こんなサイトが見つかった。
自分の使い方で電気代がどうなるかチェック出来るから、ありがたい。
お蔭で、この夏から電気代をあまり気にせずにクーラーを使おうと思う。
また、予想通り、冬の暖房のほうが随分電気代が掛かるということもよくわかったので、冬は、今までどおり、灯油ヒーターを多用することになるだろう。