2018年3月31日土曜日

花吹雪の中で


買い物ついでに五条川で花見をして来た。
普段は買い物に行かないYスーパー。駐車場の脇を五条川が流れている。
絶好の花見場所だとて、川沿いの散策路は花見客であふれるばかり。
花吹雪の中、縁石に腰掛けて、スーパーで買ったおにぎりを頬張った。

直に、眼の前のベンチが空いたので、そちらに移動。ベンチには先客の老夫婦。
こういう場面で、見ず知らずのひとと会話するのは家内の得意技だ。
直ぐ、会話が弾んだ。
旦那は16年生まれで奥方が12年生まれ。
ふたりとも集団就職で名古屋に来た。旦那は大分から、奥方は鳥取から。
それから幾10年!起業して、今では50人を抱える会社の社長さんご夫妻だった。
週に2回はゴルフに出かけるというから、会社は息子たちに任せているようだ。
今がいちばん幸せだとも言った。
このセリフ、先日、長姉が口から聞いたところだ。
どうやら、桜はひとを幸せに感じさせる魔力があるらしい。

川っぷちには、花筏を撮らんとする老カメラメンとウイメン。
三脚ごと川にハマリなさんなよ、と心配になるほど夢中になっている。
川面に花筏は多けれど、撮影スポットはなかなかないものだから、
三脚が放列をなす程に集まってくるのだ。


静かに佇む町民会館前のしだれ桜も、それはそれで風情があったが、
やはり花見はひとが多く集まるところで見るのがよろしいようである。


2018年3月28日水曜日

元気な長姉


昨日、長姉を訪ねた。
姉の元気な顔を見たくなったのと、近く結婚する孫娘に、少しばかりのお祝いを届けに行ったのである。
二人いる孫娘のうち、妹の方はとっくに結婚して二人の子持ちだが、その孫娘の結婚のときは事前に話がなかったのでお祝いを出していなかった。
しかし、今回は、予告があった。
それに、2月に行われた義兄の7回忌法事の折にボクがご仏前を用意して行ったのに、長姉が受け取らなかったので、ご馳走をタダ食いして来たという結果になって、負い目を感じていたところもあった。
そういう訳で、この機会にお返しをしておこうと思い立ったのである。

訪問の目的は長姉の顔が見たいということしか事前に伝えていなかったが、長姉の他に孫娘本人とその母親の3人が在宅していたので、好都合だった。
恥ずかしいようなお祝い金額だが、気持ちが伝わればそれでよかろう。それでお許し願いたい。

長姉は誠に元気だ。
91歳でありながら、8人家族の家事一切を引き受けている。
息子夫婦、上の孫、下の孫の1家4人(孫と旦那とひ孫2人)と長姉本人の計8人。
しかも、息子夫婦は揃って現役の小学校の先生。
40kgの小さな体に、掃除洗濯、炊事まで一切合切頼られているというから、驚く。
最近下血で5日ばかり検査入院した以外、今まで入院歴なし。
今回は、硬い便で直腸に傷が付いただけで済んだ由。大腸にガンもなし。
呆けもなし。ただ耳が少し遠いが補聴器を付けて入れば、日常会話に問題なし。
帰りは駅まで歩いて10分の距離を送って呉れたが、腰も伸びていて足取りはボクを上回った。

舅姑、小姑3人いるところに27歳で嫁入りしたから苦労したに違いないが、今まで愚痴らしい愚痴を聞いた記憶がない。しかも、母親代わりだった長姉が恋しくて、ボクと次姉がよく長姉のところに通った。
そんな姉が「今が1番幸せだと」云う。
同席した嫁と上の孫娘には、長姉の嫁入り当時の話をたっぷり聞かせてやれた。
おそらく今まで聞いたこともない話ばかりじゃなかったか、と思う。
少しは長姉を見直したかも知れない。

6人兄姉弟で残ったのが3人。長姉は最後まで生き残るか?
ボクは長姉にあやかりたい。

2018年3月22日木曜日

胆石検査の予約


今日はKK病院消化器内科を受診した。
10時の予約で、その前に採血があったから、家を8時半に出た。
9時前に採血窓口についたら25分待ち。
それでも9時半前に採血すれば、10時の診察に間に合うだろうと読んだ。
ところがどっこい!診察が1時間半遅れで進行中・・・。
受診が終わったのが1140
丸々半日仕事の通院であった。
何処の病院もそんなものだろうか?

それでも車で15分の病院だから楽だ、とは付き添った家内の弁。
それに、医師免許を平成26年に取ったという若い主治医ながら、急患を任されてこれだけの治療が出来たというので、病院に対する我が家の評価もグ~ンと上がった。

血液検査でほぼ回復したと主治医が診断した。
データのコピーを呉れなかったのは、問題とすべき値が出ていなかったということか。
特に肝臓の値が正常値に戻ったのだろう。
次は胆嚢内の石の有無についてエコーとMRIで精査する事になり、検査日を44日に予約した。その結果の診断日は49日。
あとは深刻な問題ではないのでスケジュールを消化すればよいだけ。
気楽だ。
只、「喉元すぎて熱さ忘れる」ことのないように用心しよう。

2018年3月20日火曜日

順調に回復中


退院してから6日過ぎた。今の所、これと言うほどの体調不良を感じていないが、
只、体力が落ちていることは明瞭であり、所謂、腹に力が入らない状態だから、
何をやるのも動作がゆっくりだ。
退院後も飲み続けたレボフロキサシン(抗菌剤)は今日の夕食後までで終了する。

先日16日の肺がん定期検診時の採血ではALP(アルカリホスファターゼ)が561と基準値上限335を大きくオーバーしていたから、肝臓への影響が残っていたのは明らかだが、
明後日の消化器内科の外来診察で何処まで値が下がっているだろうか?結果が待たれる。

自分の病気について理解を深めるためと、予後の対策を自分なりに考えておきたいと思い、ネットでいろいろ検索してみた。

入院時の症状から自己流に判断すれば、中等症急性胆管炎だったのだろう。
もし手遅れになっていれば、意識障害を起こし重症急性胆管炎になっていたかも知れない。
そうなれば致死の危険性が増すという(致死率は1980年までは5060%、2000年以降は2.710%程度)から、怖い病気だったことは間違いない。
改めて、自分は幸運であったと思う。

今後の治療では、おそらく胆嚢を取るか取らないかの判断を患者の方にも求められるだろう。
胆嚢のなかには石が残っているだろうが、1015年の観察期間中に再発率するのは710%とかという数字も見える。決して小さな数字ではないように思う、自分は10年も生きていないだろう。
急性胆管炎の場合は胆管の手術と同時に胆嚢も切除することを第一選択にしている病院もある。
さて、どうするか?先生の方から切除を勧められれば、否応なく同意することになるだろう。
未だ長生きしたいと思うからねぇ・・・・。

2018年3月16日金曜日

胆管炎で緊急入院(3)


今日は肺がん定期検診日。前回から4ヶ月経過(術後3年半)。
先生は、血液検査を診ながら開口一番、「何かありましたね。肝臓の値が高いです。」と。
ボクは「いやー恐れ入りました。そのとおりです。」と応えて、胆管炎で入院、2日前に退院したことを明かした。
先生、「つい最近、こちらでも同じ病気を発症した患者さんがいて、手術して貰って助かったところです。非常に怖い病気で、処置の遅速で生死が分かれます。迅速な処置を受けられてよかったですね。」と。
CT画像を肺から胆嚢・膵臓までスクロールして、「問題ないようですよ」と。
おまけに、家内のクリプトコッカス感染症にまで話がはずんだ。
今日はもう完全なサービス診療であった。
がんマーカーも正常範囲内で問題なし。
次回定期検診は4ヶ月後。

(前より続き)
3/7(水)(入院2日目)朝と夜の2回、セフォンの点滴。
 午後に入り39℃まで体温上昇、1450アセトアミノフェン(解熱剤)を初めて点滴。
 37℃まで下がった。
 主治医から、ステントを入れたので胆汁の通りは良くなった、
 熱は全身に菌が回ったため(敗血症)、と説明を受けた。
 昼食から食事(粥)出る。
夜は何とか寝られた。

3/8()(入院3日目)  朝と夜の2回、セフォンの点滴を継続。
午後39℃に上昇。解熱剤の効果切れたか?1450 アセトアミノフェン点滴、
194036.8℃。
主治医の説明では炎症は続いておりCRP10は昨日より高い。解熱剤は一時的に熱を抑えているだけのことか?
朝、浣腸してもらい2日分の宿便を出す。

3/9(金)(入院4日目) 朝と夜の2回、セフォンの点滴を継続。
700 37.6℃に下がった。
830 主治医回診 点滴継続して様子見継続する旨。
930 36.4℃ やっと抗生剤が効いて来たようだ。
午前中に救急病棟から回復期病棟に引っ越した。
2100 37.4℃ 微熱出る。

3/10(土)(入院5日目) 朝と夜の2回、セフォンの点滴を継続。
600 37.3℃ 945 36.8℃ やっと平熱に落ち着いてきた。
1100 主治医回診。CRPが下がってきたので、この調子なら月曜日に手術する旨。
同意書にサイン。
血中の感染菌はクレブシエラと判明した。腸内にいる普通の菌だそうだ。
この菌は眼に悪さをすることがあるので眼科でチェックしてもらうように指示あり。
 2000 36.9℃ 平熱を維持

3/11(日)(入院6日目) 朝と夜の2回、セフォンの点滴を継続。
 1400 シャワーを使う。後、少し寒気あり37.4℃。1930 37.1
連日、点滴で水分補給しているので排尿量は3000mlを記録した。
水分補給で排尿促すのも治療のうちらしい。
2100以降 絶食絶飲。

3/12(月)(入院7日)  朝と夜の2回、セフォンの点滴を継続。
6:45 36.7℃と平熱
910 主治医より CRP3に下がった。手術は午後と告げられた。
午前中に眼科検診。視力検査のみ。限定検査は後日回し。
1400 手術に呼び出し。
1450 手術終了。乳頭部を切開し、据え置いたステントは回収した旨。
半分麻酔がかかった状態だから、結構苦しい手術だった。
術後、腹部に痛みなし。
2150 37.4℃ 微熱あり。

3/13(火)(入院8日目)朝と夜の2回、セフォンの点滴を継続。
800 36.8
830 主治医回診 退院は明日可能。あとは外来で経過観察する旨。
   点滴の抗生剤に替え、レボフロキサシンを5日分処方する旨。
昼食より再開OK
入院前の嘔吐は胆管炎と関係あるか?との質問に、あるかも知れない、と。
午後眼科で眼底検査し異常なし。

3/14(水)(入院9日目) 午前セフォン点滴。
 昼食後退院した。

(以上で入院記録は終わり)


2018年3月15日木曜日

胆管炎の疑いで緊急入院 (2)


昨夜、風呂上がりの体重は51.2kg。入院前より2kg以上の減少。
手術のため連続4食絶食したから仕方がないか。

(前からの続き)
3/6(火)
KK病院の診察券を持参していなかったので一旦自宅へ寄り、家内に運転させてKK病院へ。
家内が同伴したのは正解だった。あとあと大助かり。

17:30)到着。
先ずは、問診しながら検温。
40℃と出たから、驚いて「先生、この体温計、壊れていませんか?」と言ってしまった。
先生、「壊れていません。40℃です」と。
ボクの人生での記憶の中で、ここまで上がったのははじめてのこと。
このせいか?後で、身体拘束もありえますのでよろしいですか?という書類にサインさせられる羽目になった。
問診に続いて触診とエコーとインフル検査。痛みは何処にもなし。エコーでも異常が見つからなかったらしい。黄疸と言える黄疸もなし。
続いて、CT、胸部レントゲン、心電図検査を済ませて、やっとベッドに寝かされて、抗生剤の点滴を開始したところに消化器科の主治医がやって来た。

主治医の告げた診断名は「胆管炎の疑い」。
胆管の出口が胆石で塞がれ、病原菌が全身に回って敗血症を起こしている状態だと思うので、取り敢えずは、先ずは第一段階の手術として、内視鏡下で胆管にプラスティックスステントを入れて、胆汁の流れを確保すると言われ、手術の同意書にサインした。

20:30)手術開始(21:00)終了
点滴麻酔をかけられたとは言え、半分意識があるから、結構苦しい手術だった。
内視鏡下で胆管にステントを挿入された。
残っている石を取り出す手術は、容態が落ち着く月曜日(3/12)を予定すると告げられた。

このあと2人部屋の救急病室に収容された。
点滴は抗生剤(セフォン)だけのため、熱の下がりが悪く、一晩中、38℃台の熱にうなされた。

以上は付き添った家内の証言などで補いながら、記憶を辿って書いた。

(以下次に続く)
尚、この病気についてネットで調べたところでは、こちら↓が解りやすかった。

2018年3月14日水曜日

胆管炎の疑いで緊急入院



36日(火)に高熱を発してKK病院に緊急入院した。
付けられた診断名は「胆管炎の疑い」。
抗生剤の点滴と2度の内視鏡的手術を受け、
何とか容態が落ち着いたところまで回復したので、
本日314日の午後に退院出来た。
以下にこれまでの顛末を記す。

35日(月)、逆流性食道炎の薬が無くなったので、かかりつけ医に貰いに行く予定をしていたところだったが、午前中に3度にわたり嘔吐したので、急いで駆け込んだ。
この時の体温は36.4℃だった。
若先生は問診と聴診だけで、薬を「ネキシム」から「タケキャブ」に変えましょうと言い、いとも簡単に診断した。逆流性食道炎との診立てに変更はなかった訳だ。
その後、軽い昼食を摂って、様子を見ていたが吐き気に襲われることもなく、ヤレヤレと思っていたが、それからが大変。その後、徐々に発熱し、夕食も摂れなくなった。
真夜中の2時には38.9℃まで上がった。
もしかしてインフルエンザかも知れないから、ロキソニンを飲むのはどうかな?と躊躇したが、熱には勝てなかった。
ロキソニンを飲んだら熱は急速に下がり、翌朝には熱が出えたのが嘘のように平熱になった。

36日(火) 普段どおりの朝食を摂った。昼食は昨夜食べずに残したマカロニグラタンを半分、チンして食べた。事態が急変したのはこのあと。
14時に急激な発熱で38.6℃に上昇。
ただ事ではないと判断し、2日続きでかかりつけ医に駆け込んだ。

尿が赤く、血液は(-)だったが ウロビリが(1+)2mg/dl と高値であり、感染症ありと出た。
腹部触診では痛むところ無し。インフルエンザは(-)。熱38.9℃。
以上の診察で、若先生、「胆管に重大な障害の疑いがあるので、大病院を紹介します。直ぐ行って下さい。」と言い、紹介状を書き、KK病院の時間外受付である救急外来へ行くように指示して呉れた。

あとで振り返って見ると、若先生の診断は正鵠を射たものであったので、失礼ながら今まで多少軽く見ていたところがあったのを、密かに反省した。
また、ロキソニンの解熱効果は絶大だが、使用方法を間違えると、時として正確な診断の邪魔をすることを如実に知った。今後、ロキソニンの使用は慎重にしようと、反省した。

(あとに続く)

2018年3月3日土曜日

さては認知症状か?

本日、図書館の受付カウンターにて。
ボク、「書庫に1冊あるのですが、西加奈子の・・・」
司書1さん、「ほんの名前は?」
ボク、「ど忘れしました。・・・何だっけなぁ?・・・」
二人の会話を耳にしていた別の司書2さん、「サラバじゃありませんか?」
ボク、「そうそう、それです。ありがとう!」
恥ずかしいやら、情けないやら。

図書館に行く前に自宅のパソコンで貸出可能をチェックしてから出かけてこの始末だ!
なんてこった!
メモしてから出かけようかと思ったけれど、大丈夫だろうと、高をくくったのがいけなかった。

先日も、家内と二人でスーパーに買い物に車で出かけた折、
ハンドルを握って運転しながら、一瞬、「今走っているのは何処だ?」、
という感覚に襲われた。
ほんの数秒ではあったが、怖かった。

いよいよ認知症の始まりか?

写真は図書館前のしだれ梅。
今頃は、名古屋市農業センターのしだれ梅は満開で、花見客でごった返しているだろうか?
と想像したが、こうしてひっそりと、静かに咲いているのもまた風情あり。