近くの民間自動車教習所で認知症テストを受けて、
自宅へ帰って開口一番、
「しまった、しくじった!」
と待ち構えていた家内に言った。
「どうしたの?何をミスったの?」
と家内が訊ねた。
「100点満点取っちゃったよ」
とボク。
「しょうがないわねぇ!あれだけ100点取っちゃいけないよと言ったのに」
と家内からお叱りだ。
なぜこういう会話が出てくるかというと、そもそも、イラストの思い出しテストの予習をしたことがバレないように「満点取るのは止めておこうね」と、家を出る時に家内と約束したため。
ところがいざ試験になってみると、ノーヒントでの思い出しテストで16題中2題が思い出せなかったところまではよかったがのだが、その後すぐにその2題とも思い出してしまったのがいけない。せっかく思い出したのだから書いてしまえ!とばかりに答案用紙に書き込んだ。これで16題中16題正解になった。
その後のヒント付き思い出しテストではもう間違いようがない。
イラストはネット上で検索すればいっぱい出てくるし、県警が公開しているところもある。秘密でも何でもない。
しかし、予習して受験するのは何となく後ろめたい気がしないでもない。
それは予習方法を知らないひとが存在するからだ。
せめて、国は予習ができる方法のあることを公表し徹底させ、公平を期すべきだろう。