昨日、長姉を訪ねた。
姉の元気な顔を見たくなったのと、近く結婚する孫娘に、少しばかりのお祝いを届けに行ったのである。
二人いる孫娘のうち、妹の方はとっくに結婚して二人の子持ちだが、その孫娘の結婚のときは事前に話がなかったのでお祝いを出していなかった。
しかし、今回は、予告があった。
それに、2月に行われた義兄の7回忌法事の折にボクがご仏前を用意して行ったのに、長姉が受け取らなかったので、ご馳走をタダ食いして来たという結果になって、負い目を感じていたところもあった。
そういう訳で、この機会にお返しをしておこうと思い立ったのである。
訪問の目的は長姉の顔が見たいということしか事前に伝えていなかったが、長姉の他に孫娘本人とその母親の3人が在宅していたので、好都合だった。
恥ずかしいようなお祝い金額だが、気持ちが伝わればそれでよかろう。それでお許し願いたい。
長姉は誠に元気だ。
91歳でありながら、8人家族の家事一切を引き受けている。
息子夫婦、上の孫、下の孫の1家4人(孫と旦那とひ孫2人)と長姉本人の計8人。
しかも、息子夫婦は揃って現役の小学校の先生。
40kgの小さな体に、掃除洗濯、炊事まで一切合切頼られているというから、驚く。
最近下血で5日ばかり検査入院した以外、今まで入院歴なし。
今回は、硬い便で直腸に傷が付いただけで済んだ由。大腸にガンもなし。
呆けもなし。ただ耳が少し遠いが補聴器を付けて入れば、日常会話に問題なし。
帰りは駅まで歩いて10分の距離を送って呉れたが、腰も伸びていて足取りはボクを上回った。
舅姑、小姑3人いるところに27歳で嫁入りしたから苦労したに違いないが、今まで愚痴らしい愚痴を聞いた記憶がない。しかも、母親代わりだった長姉が恋しくて、ボクと次姉がよく長姉のところに通った。
そんな姉が「今が1番幸せだと」云う。
同席した嫁と上の孫娘には、長姉の嫁入り当時の話をたっぷり聞かせてやれた。
おそらく今まで聞いたこともない話ばかりじゃなかったか、と思う。
少しは長姉を見直したかも知れない。
6人兄姉弟で残ったのが3人。長姉は最後まで生き残るか?
ボクは長姉にあやかりたい。

