2012年7月14日土曜日

タバコ嫌いの小説読み

今、船戸与一の小説、満州国演義6を読んでいる。
学校で近代史(明治から終戦まで)を学ぶ機会がなかったから、それを補うのに良かろうと思って、この連作物を読みだしたのだが、70ページ読み進んだところで15回もタバコを吸う場面が出てきたのにはうんざりだ。これでは折角の小説の中身まで興味が削がれてしまう。
直木賞を取ったこともあるこの小説家、どうやらヘビースモーカーらしい。
一方、ボクは断固タバコ嫌い。

肺がん手術からあと3ヶ月で2年になるが、その手術の時の話。
手術直後に執刀医が、切除した右上葉を家族に見せてくれた。
当人のボクはICUに入っていたから見ていないが、家族の表現を借りれば、
その肺の表面にウズラの卵状に黒い斑点が散らばっていたそうだ。
きっぱりタバコを止めて28年経っても、
20年以上吸い続けた喫煙の痕跡は消えずに残っていた。

断煙してからタバコの煙に耐えられなくなるまでに、それほど年数は必要なかったように思う。
以来、どこでも禁煙席に座るようになった。
タバコ嫌いがどの程度かといえば、例えば、ゴルフ練習場でタバコの匂いが漂って来るようなことがあればもう耐えられない、といえば分かってもらえるかな?

今朝も我が家の前の道路で、スーツを着た若いサラリーマンが立ち止まって、ケイタイをかけながらタバコを吸っていた。吸殻をどうするのかな?と見ていたら、路上にポイと捨てて靴で踏みつぶした。
ボクは、タバコは煙だけじゃなく、吸うひとのマナーも気に食わないんだ。
タバコなんか世の中から消えて無くなれ!

0 件のコメント :