2013年2月22日金曜日

2年4ヶ月目を無事通過

診察室に呼び込まれ、挨拶もそこそこに、腰掛けるや否や、先生が操るディスプレー画面を注視した。

1時間前にヘリカルCTで撮影した胸部の画像を、2回どおりスクロールして、
先生は「肺の方は異常ありませんね」、と言った。
ついで、今日の胸腺部分の画像に並べて4ヶ月前の同じ部位の画像を出し、ほぼ同じ倍率に合わせた。
先生は両画像の胸腺を指差しながら、「大きさに変化はないようですね」、
「引き続き経過観察だけでいいでしょう。」、
「次回は4ヶ月後にCT検査をします」、
とボクに告げた。
ボクの緊張が一気に開放された瞬間であった。

胸腺腫の疑いがかかったのが、4ヶ月前のこと。
それががん化していないかどうか?心配しながらの今日の受診であったから、
無罪放免は嬉しい限りだ。
緊張がほぐれたところで、先生が「手術から2年4ヶ月経ちましたから、傷口を見せて下さい」と言った。
シャツをまくり上げて現した腋の下の長さ8㌢の傷跡を見ながら、
「キレイですね」と先生は言った。
ボクは、先生の自画自賛かなと思わない訳ではなかったけれども、
こんな老体でも、キレイだと言われればまんざらでもない。
先生は写真を撮らせて下さいと言って、デジカメで傷跡をパチリンコ。
証拠写真としてカルテに残すのだろう。

今日のボクの顔を表現すれば、写真の鳥の如し・・・かな?

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