3日前に住民健診を受けた。
その時の医者の対応を思い出して、今、書いている。
再発肺ガンを切除したとはいえ、ガン患者であることに違いなく、
放射線治療中であり、経過観察の間には定期的に採血してチェックを受ける身とあっても、
住民健診を受ける必要があるのか?・・と、疑問に思いながらも、
どうせ無料だから受けてみるかと思った。
先ずは採血。
採血ではPSA検査を入れてもらうのが恒例になっている。
これを加えると、無料の健診に加え、有料の診察がプラスされる。
次は心電図を録った。
ここで、2週間前の庭木の剪定でかぶれて出来た体中の湿疹が、今も続いているのを看護師に見つかった。
「先生に見てもらいましょうか?」と看護師がいうから、これを拒む訳にも行かず、「お願いします」となった。
これでもう一つ、診察項目の追加である。
最後が先生の診察。
診察を始める前に、先生はカルテをパラパラとめくって、1年前に胃カメラとピロリ菌駆除をしたことを見つけた。
「半年後にもう一度やるべきだったのに、間が開き過ぎた。直ぐ、やりましょう」。
全く予想外な展開にボクはびっくり。これで都合、診察項目が3つになった。
その後、診察に入って先生は、ボクの胸に描かれた放射線治療のための紺色のマークと、胸骨正中切開の跡を見た。
「どうしました」と訊く。
ボクは、3年前のガンが再発し、3ヶ月前に胸腺を切除したことと、胸腺の跡に放射線を当てる治療をしていることを説明した。
だが先生、頷いただけで何のコメントもしない。
胸と背中に聴診器を当て、次いでベッドに仰臥させてお腹を抑えて、異常なし、でお終い。
総合結果は血液検査が出たあとになる。
PSA検査はこちらの希望だからよしとして、湿疹の薬の処方箋と胃カメラ検査を追加させられた格好になった。
応対中の先生はニコニコ愛想がいい。顔で笑って腹の中で算盤をはじいたか?
何だか、ボクは「飛んで火に入る夏の虫」だったようだ。
1 件のコメント :
マメに健康チェックしてますなあ。よく話題になるピロリ菌駆除までしているとは、やはり3年前のチェックで早期発見できたことが重要ということを実践しているようですね。ボクもこれからは、胃カメラと胸部のレントゲン、CTは定期的に検査しようと思っているが、なかなか行動できない。前回の検査からもうすぐ3年になる。半年前から降圧剤の服用をやめてしまって、かかりつけの医院との接触がなくなっていることも原因している。やはり2ヶ月に1回ぐらいは先生と雑談がてら相談できる機会を持っていたいたほうがよいかもしれない。
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