2015年5月18日月曜日

付き合い方が難しい隣人

住宅街の一角を占める場所に12軒が町内会で一つの班を成している。
その中で我が家は東側と南側が道路に接する角地にあって、尋ね人などの部外者が比較的近づき易い場所になっている。

昨日のこと、一組の老夫婦が屋外にいた家内に、先日亡くなったSさんのお宅はどこですか?と訊ねてきた。
Sさん宅は我が家の裏の方に位置して、且つ、道が狭くて駐車できない。
幸い日曜日だから近くの倉庫の前が空いていて駐車出来る。
家内は、老夫婦に車をその倉庫前に停めるように案内し、Sさん宅を教えた。

しばらくして老夫婦が戻ってきた。
どうでした?と家内が問うと、留守でしたと返事が返ってきた。
家内はSさんの奥さんも老齢で施設に入ったと聞いているから、そうだろうなぁ・・と思いながら、
折角いらっしゃったのに残念でしたね、どちらから?どんな関係で?と訊ねた。
すると老人は、八百津から来ました、Sさんとは昔八百津で隣同士だったんです、
先日、法事でお寺に行ったら住職からSさんが亡くなったと聞いたものですから、お悔やみに来たのです、と事情を話した。
八百津は木曾川の川向う。車で1時間位かかる。

そこで家内が、そういう理由でしたら隣が親戚筋に当たるのでその方を紹介しましょう、と言って、老夫婦をOさん宅へ案内した。Oさんの奥さんがSさんの親戚筋だということを家内は知っている。
Oさん宅は奥さんが不在で旦那が玄関に出てきた。
事情を聞いたOさんの反応は、
 「オレは知らん、ウチとは関係ない」とケンモホロロ。
だったとは、家内の話。

すごすごと老夫婦は帰って行った。
だが、しばらくすると老夫婦がまた現れて、通りかかった近くのコンビニで買ってきたと言いながら、裂きイカやチーズ鱈などの酒のつまみが5袋入ったレジ袋を差し出した。
家内の親切が嬉しかったとお礼を言いながら。
おくやみ出来なかった無念さが家内へのお礼で少しは癒やされたのかもしれない。

そして今日のこと。
Oさんの奥さんと顔を合わせた家内が、挨拶がてら昨日の尋ね人のことに触れた。
Oさんの奥さん曰く、
名前ぐらい訊いておかなきゃイカンわねぇ・・、
だと。

家内はプンプン怒りながら返ってきた。
名前くらい訊いておくべきはOさんの旦那のほうだろう!
にも拘らず弔問客と知りながら追い返したOさんの旦那といい、
取り次ぎ方が悪いと家内を非難したOさんの奥さんといい、
夫婦揃ってどういう感覚をしているんだ?とボク。

ことほどさように、この隣人とは付き合い方が難しい。
 

2 件のコメント :

忠ちゃん さんのコメント...

わざわざお礼の品を届ける老夫婦は、よほど奥方に感謝されたのでしょう。対応するほう、されるほう、地方では、まだまだ義理人情の深さは健在ですね。拙宅付近では、こうした状況は考えられない。
Oさん夫婦は、とても信じられない応対ぶりと思うが、それなりの理由があり、こうなったように思う。 ボクが推理すると、
Oさん(夫)の状況;
① S家とは、親戚関係、Sさんの死亡で葬儀、遺産相続などで確執が発生した?肉親関係は妻のほうだが、本人も感情的にいやなことがあった? 
②Oさん夫婦は日頃「オレはオレ。お前はお前」のような間柄。Sさんとのつきあいは妻が主体で旦那はS家との交友は希薄?
Oさん(妻)の状況:
①普通ならSさんのために、名前が分からなかったら、旦那に訪れた老夫婦の容姿などを訊ねる。それをSさんの奥さんに伝えれば誰であったかは察しがつく。
名前を聞かなかったからそれでオシマイとは
気配りがなさすぎる。それともSさんの奥さんは老齢で認知症の類で、もともと本人に訪問客が来たことを伝える気はなかった?
貴兄の文面から以上のように推理した。
考えすぎかなあ・・・・。

ター さんのコメント...

>忠ちゃん 仲々のご推察ですねぇ。
奥さんからうちの家内に話を切り出したのだから、旦那から一応話を聞いているのは間違いないですねぇ。奥さんは認知症ではありません。
旦那が日頃からSさんにいい感情を持っていなかったことは十分考えられます。でも、だからといって、遠路の弔問客に対して八つ当たりみたいな対応をすることは、普通の人ではあり得ないでしょう。赤の他人のボクの家内でさえ親切に対応しているのですから、家内にありがとうの一言でも言うのが常識と言うものだと思います。
今回の事例に限らず、奥さんは自己中的な他人非難発言が多いですし、旦那は普段はおとなしいのですが怒りだすと強烈な怒声を発します。隣人としてはありがたくないです。困りました。