これを越年させるため、霜よけに地面に撒くもみ殻がほしいという。
たかが5株ほどの苗だからバケツ1杯もあればこと足りるのだが、
近くの農地に山ほど積み上げたもみ殻があるにはあるけれども、
これとて他人様の所有物だから、ちょっと失敬というわけにはいかない。
仕方がないから農協で買ってくるかと思っていた矢先に、
隣町のカントリーエレベーターに行けば無料で呉れるというニュースが、
農協のコミュニティ誌に載った。
昨日、それを貰いに行って来た。
このコミュニティ誌、たかが20頁程度ものであり、農協会員に配られている。
我が家は准会員だ。正会員8500人、准会員13000人で出資金は7億2千万円。うち准会員は1万円の出資額。脱会の時に出資金は返ってくる仕組み。
准会員になると、スズメの涙ほどの金利がほんの少しだけ上乗せになるとか、ささやかなお中元やお歳暮、総会の記念品、さらに誕生日のプレゼントなどが届く。
せいぜいティッシュペーパー程度しか呉れない銀行や郵便局に比べれば、農協の会員サービスはなかなかよろしい。
元はといえば、我が家に一番近い金融機関が農協だという理由で、各種引き落としや、年金振り込みなどに指定したのが始まりだが、今のところ特に不便さを感じていない。
強いて言うなら、ネット通販を利用するには不便かもしれない。ネット通販で振込手数料無料を狙うなら都市銀行口座は欠かせないからだ。
我が家のメインバンクは農協だといえば、何だか田舎臭い響きがあるが、
田舎住まいの実態に相応しいといえるだろう。