2016年4月1日金曜日

65年目の桜

わが町と隣の犬山市境界近くの木曽川堤防道路の両側に植わっている桜が咲き出した。
満開になると桜のトンネルをつくり、車のドライバーの目を楽しませてくれる。
その桜、65年前に戦争で切り倒された松の並木あとに地元の青年団が植えたものだと、今朝の新聞折り込み地元版誌で、地元の88歳の老人が語っている。
松を切ったのは航空燃料の松脂をとるためだったのだろうか?
当時はリヤカーくらいしか通れない狭い道路だったが、時代の先を見越して幅広く植えたのは先見の明があったとも。
ソメイヨシノの寿命は80年と聞くから、20年後は貧弱な桜並木に変わっているのだろうか?
ソメイヨシノの衰退を迎えるのはここばかりではない。
既に、五条川の桜も枯れて切り倒され、その後に植えられた小さな苗木がちらほら目立つようになって来た。
ソメイヨシノは日本各地で同時期に植えられたから、各地のさくら名所からソメイヨシノが一斉に消える日が来ると、随分以前に聞いたことがある。
そんなこともあってか、五条川沿いではエドヒガンとソメイヨシノを交互に植え込んでいる箇所もある。やがて桜並木も薄いピンク一色から濃淡のピンクの連続模様に変わるかも知れない。

そんなことを考えながら昨日は五条川沿いを歩いた。
昨日は7分咲き。今日は雨で、明日は薄曇りで遅くには雨、明後日の日曜日も雨かもしれない。
やはり満開の桜の下を歩いてみたい。

3 件のコメント :

忠ちゃん さんのコメント...

拙宅付近のソメイヨシノは、今日満開になりました。五条川ほどのスケールはないが、近くの天白川堤防に長い桜並木がある。この時期当地は、商店街主催の桜まつりでにぎやかになる。
3月より家内の治療が少し変わり、訪問看護師が毎日、午前中施設に来るようになった。その時は部屋にいる必要がある。そこで楽しみにしていた桜を愛でる「駅ちかウオーキング」に参加できなくなり残念。
ちなみに明日は、「さくらの名所を訪ねて!平和公園桜の園と香流川桜巡りコース」 星が丘駅集合8・9km.のコースだ。
毎日乗るバス停付近の街路樹シデコブシは、散りはて青葉が目立つようになってきた。歩道には花びらが広く散らばっている。桜より花びらが大きいから雨が降ると滑りやすい。
この歩道を歩きながら、昔詠んだボクの俳句(先生が一部添削)

雨の濡るる道や 落花の惜しみなく

桜を詠んだ句だが思い出す。
この句は、6年前貴兄が喫茶室仲間に「東京墨田川、五条川」をテーマにメールした返信としてすでに紹介した。

ター さんのコメント...

>忠ちゃん 奥方の付き添いで拘束される時間が増えたのはやむを得ないとは言えて大変ですね。お察しいたします。
何処で見ても桜は桜なのですが、咲いている場所が違えば風情も違ってくるわけでして、そうそうある訳でもない機会ですから、欲張って、あそこもここも、散る前に見ておこうと欲が出ます。今日は犬山へ行ってきました。
貴兄の俳句、すっかり失念しております。先生についていらっしゃるのですねぇ。いいご趣味だと思います。羨ましい!

ター さんのコメント...

>忠ちゃん 古いメールを探したら見つかりました。貴兄の俳句の件、先生についたのは短かったようですね。でも、やろうと思っただけでもご立派ですよ。ボクはからっきしダメです。素質なし。(涙)