昨夜は恒例の高校クラスメート忘年会。
全日空ホテルのビュッフェスタイルディナーになってからもう10年以上になろうか。
今年も幹事のTS君が新しく二人を誘って来た。ひとりは卒業以来の60年ぶりのHT君、もうひとりはゴルフで一緒だった時以来、10年ぶりの再会になるOT。二人は当時ボク等D組の隣のC組だった。
出席者は14名、D組9名、C組5名の計14名。14名にもなるとどうしても囲むテーブルがクラス別に分かれる形になる。当初はD組の仲良し同士で始めた忘年会だったものが、いよいよC、D組合同の忘年会に変質して来たようだ。それもまたよしであろう。
いつものメンバーで欠席は2名。
HS君はお寺副総代という役目柄、お寺の旅行会を優先させた。
BK 君は忘年会を完全に忘れた。時間になっても来ないので幹事が電話を入れたら、すっかり忘れていたよし。
その報告を聞いたら、他のみんなも、我も我もとボケがひどいと嘆き節。
そもそも幹事自らが集合時間に少し遅れてきたが、本人は十分時間に余裕を持って来たという。何の事はない、30分早く招集を掛けてしまったのだ。
吉田博の木版画展のチラシを持ってTN君が作品の素晴らしをしきりにボクに説明しだした。
彼が郡山美術館での吉田博展 を見損なった時に、ボクにメールを呉れたことをすっかり忘れている。ボクがそれを言ったら、やっと彼は気づいた。
ボクの隣りに座ったSB君は現役最後がN市の老人福祉関係部署だった事もあって、ボケや認知症に詳しい。彼から、忘れることは齢をとると仕方がないこと、でも、指摘されたら忘れたことを思い出せれば、それは認知症じゃないよ、といったから、それでみんな安心したようだ。
勿論ボクもだ。みんなでボケれば怖くない!
ボクはMCIの本を読んだところだから、SB君と話がよく合った。
なかでも、他人の話を聴かないで、俺は俺はと威張っている人はボケやすい、という話がよく分かった。そういう人は他人の話を理解しようとしないから、脳を働かせないように自ら仕向けているに等しいのだ、と言う。さもありなん。
集まった仲間にはそういう人物は居ない。
まだ生きていたらまた来年も会いましょう。
お開きの合言葉になった。
2 件のコメント :
年末のクラス会続いていますね。若かりし頃の思い出など語り合うのは楽しいですね。
ボクは、高校クラスメートの忘年会はない。社会人になった頃は仲が良かった連中とたまに3.4人集まっていたが、今は全く疎遠になった。年賀状だけやりとりもほんの数人になってしまった。
以前、ボクが「50年ぶりに小学6年で一緒だった友人に会う」ということを貴兄のブログにカキコした。念願かなって8月に再会でき、時間の経つのを忘れて楽しく昔のことを語り合った。学芸会でクラスの代表として彼を含む6人が寸劇をした。終了後先生が記念に撮った小さなスナップ写真をコピーして持って行き見せたら、学芸会で一緒にやったことを全く覚えていないという。あれだけのイベントを全く記憶にないことにビックリした。
ところが、彼がいう当時の出来事のなかで、ボクが全く記憶がないことがいくつかあった。
ボクはもともと記憶力がよく?小さいときの出来事は脳にインプットされていると自負していたのでショックだった。
考えてみれば貴兄が言うように指摘されれば忘れたことを思い出すのは認知症ではなくそのことにクヨクヨすることはない。全く記憶がなければ、部分的に思い出すこともないからボケたと思うこともない。これが認知症の始まり?・・・・・そんなことを感じた。
それから「他人の話を聴かない、威張りくさる」のは、脳の前頭葉の萎縮が始まっているからと思われる。前頭葉はオーケストの指揮者のように全体のバランスを考え振舞う。萎縮すると
バランスを失い、上記の行動が目立つようになる。このことは既にカキコした。
5年前、ぼくは念のため脳のCTを検査した。診断結果は、「脳の前頭葉が少し萎縮しているが、歳相応」であった。まだ認知症の恐れはない? 認知症が先に来るか、他の病気が先にくるかそれは分からないですね。
>忠ちゃん 人それぞれ考え方も違うし興味も多種多様ですから、同じ体験をしても記憶の残り方が違うのでしょうね。50年ぶりに再会した友人同士、同じ体験をしながら記憶に有無があるのは自然なことではないでしょうか。貴兄も脳のことについてはよくご存知で、自分の脳もきちんと検査されているようだから、今後も心配ないでしょう。ただ、もの忘れは間違いなく増えてきますよね。他人様に迷惑にならなければ問題なし。齢ですから・・といって済まされる年齢にはなりましたね。
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