毎年ツバメのシーズンなると、ツバメが我が家の玄関天井に取り付けてある蛍光灯に巣がけしようとする。
天板と蛍光灯の器具の間に段差があり巣がけに好都合な構造になっているし、
アオダイショウなどの外敵に襲われる心配がないし、玄関を人間が出入りするから安全だし、ツバメにとっては誠に好都合な場所であるからだ。
しかし、こちら住人にとっては玄関ドアを出て直ぐの真上であり、玄関先が糞で汚されるのはカナワン!
糞受け板でも取り付けようかと思わないでもないが、糞対策はそれでいいとしても蛍光灯を点灯出来ないのも困る。蛍光灯を点灯すればツバメの子育ての妨げになると思うからだ。
そういう訳でツバメには申し訳ないが、蛍光灯に巣がけ出来ないように、毎年ダンボールを巻くことにしている。
そんな作業をしていたら、ボクの背中近くまで飛んできて、ホバリングしながらピーチクパーチク囀った。(ツバメの鳴き方表現は??)
「折角いい場所見つけたのに巣を作らせてくれないのかよー!」と抗議の声に聞こえた。
ボクの生家では玄関からはいった直ぐの土間の天井の梁に毎年ツバメがやって来ていた。
毎年複数の巣が掛けられた。古い巣を使う時も、新しい巣を作る時もあった。
巣を掛けられると当然のことながら家を空けるときも玄関を閉められない。
ツバメが出入り出来るだけの隙間を空けておいた。
当時はどこの家も貧乏だったから、泥棒に入られる心配がなかったのである。
ツバメにも人間にもいい時代だった。
そして今、ツバメは歓迎したい。
でもね、玄関先だけは勘弁してよ。
ごめんなさい!m(_ _)m