我ながらよくやったと思うのが、排尿のたびに尿量と排尿時間をチェック。
これを、この2ヶ月間で30日間やった。
その結果を横軸に尿量、縦軸に平均尿流速にして散布図にしたのがこれ↓。
黒点はユリーフの服用を中止た5日目以降のデータ、赤点はそれ以前のユリーフ1錠服用期間のデータ。服用を中止してからのデータがまだ少ないので測定は継続するが、ここまでで大体の傾向ははっきりしたと思う。
ユリーフを服用しない時は、膀胱に溜まった尿が多いほど放尿の勢いがいいのだが、それも限界があって、300ml以上になると膀胱が伸び切って収縮力が減ってくる。何だか、弾力性が落ちたゴム風船みたい。でも、150ml以上の排尿では平均尿流速が、治療のボーダーラインの5ml/sをなんとかをクリアしてる。これなら合格点範囲だろう。
更に、ユリーフを服用すると、放尿の勢いは増し、膀胱の弾力性ももう少し堪えられるように見えて、薬の効果は歴然。
この図から、次の値を読み取った。
トイレに行きたいと思う時のボクの尿量は200ml前後が多いこと分かったわけだが、
200mlのときのおおよその排尿時間は薬なしでは40秒、薬を飲むと31秒に短縮されると推定できた。
ついでに、我慢の限界近くの300mlになると、薬なしで49秒、薬を飲むと35秒と推定できる。
言い換えると、排尿に40~50秒かかっていたのが、薬を飲めば5~10秒短縮できると云うこと。この程度の差ならわざわざ薬を飲まなくても許せるだろう。
その他、薬を飲めば尿のキレも良くなるし、尿漏れも少なくなることも分かったが、これも問題にするほどではない。元々頻尿ではないし・・。
よって、次回の受診で先生に治療の終了を求めることにしよう。
余談だが、ユリーフに重大な副作用があるそうだ。それは「射精障害」。大砲を撃てども空砲だったということになるとのこと。傘寿のボクには無縁の話。問題はその他の副作用。
そのほかには下痢、口渇、めまい、鼻閉などが主なものだが、胸痛、腰痛、倦怠感、下肢脱力感等などもあるらしい。ボクの悩んだ体調不良に似たものが並んでいる。
もしかして、この薬のせいか?、と思わないでもない。
ユリーフはα1受容体への交感神経からの刺激をブロックするので、過度の前立腺収縮を抑えるというのが作用機序らしい。でも、α1受容体といってもα1A、α1D、α1Bの3種類あって、前立腺以外にも存在するα1Dやα1Bに対しても、ユリーフが弱いながらも作用するので、それが副作用に繋がるということのようだ。
考えすぎかもしれないが、疑わしきは排除するに限る!から、やっぱりユリーフは止めよう。
次回受診は11日後の6月19日。ここでケリをつけよう。
2 件のコメント :
ユリーフ錠の効能がはっきりとデーター的に再現できましたね。N(個体数)を多くしないと確証できないが、ユリーフの薬効はたいしたものです。
ご子息は、たしか発売元の三共に勤務されている由。この結果を知らせたら「この薬の効能から当然の結果だ」とコメントするかもしれないが悪い気はしないでしょう。
この散布図を担当医に見せますか? 先生はどう思うかナア・・・・。
・よくぞここまで調査したことに感嘆?
・先生の専門分野に、こういう生半可な知識をふりかざす患者は扱いにくいと思う?
・ハハハと笑いながら貴兄と談笑してすませる?
>忠ちゃん 前回の診察で薬を飲んでいる時の数字の羅列は見せましたよ。初めての若い男性医師でしたが「ここまでやる人はいません。参考になります。」と言っていました。ひとりの患者個人に処方した薬を続けるか続けないかの判断用としてはこれだけデータがあれば十分でしょう。大勢の患者用の臨床データではないですからねぇ。ボクとしては正確な診断の一助になればそれでいいのです。医師の方はどう思うでしょうかねぇ?(笑)
息子は自社の薬についてどこまで詳細に知っているのか分かりませんが、基本的なことは理解していると思います。
貴兄は薬を飲まない主義だそうですがボクの同じです。薬には副作用がつきものですから、長期服用は出来るだけ避けたいですね。
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