秋らしくなって散歩を徐々に再開した。
そうして目にするようになったのが庭木の剪定風景。あちらこちらで始まった。
我が家でも金木犀が咲き出したから、花が終われば剪定である。
その後にはカイズカイブキやアメリカハナミズキ、更にその先にユズの剪定が控えている。
その剪定だが、老い先を考えて、立木を思いっ切りって、こじんまりと仕立てたい。
そうなると、大枝も打ち払うことになるので、脚立の上で、ノコギリでギーコ、ギーコとやらなければならないが、ボクにはもうノコギリを使う体力はない。
そう考えてチェンソーを買った。
ネットで候補を選び、ホームセンターへ出かけてショールーミング。
実物を手にしてみたらチェーンソーというのは随分重いものだと分かった。
数社の商品はどれも似通ったもので、ボクの候補は皆おもちゃみたいにチャチな造り。
そんな中から重量2.1kgで、刃渡り250cmの電動式を買うことにした。
これなら2㍑のペットボトル1本分の重さだから、ボクでもなんとか取り回し出来る。
メーカーはマキタを選んだ。他社より1000円程高いが、そこは信頼性に期待した。
購入先はamazon。送料、手数料込みのトータルコストで選ぶと、必然的にそうなる。
早速テストだ。
以前、切り倒したネズミモチの切れ端が残っていたので、これを切ってみた。
直径15cmを、チェーンソーの自重だけで、1分も掛からずに切れた。切れ味良し。
但し、切り屑が、思っていた以上に多く出た。チェーンソウというのはそういうものなんだ。
あとは剪定の時期を待つだけ。
準備よし!
2 件のコメント :
庭木のメンテナンスは、まだまだ自力での管理ですね。無理な姿勢で筋を痛めたり、脚立からころげ落ちないようくれぐれもご注意を! 明治村でガイドボランティアをしていた5歳下の仲間がいた。彼は庭師としてセミプロ級の腕前を持ち、あちこち出向いてアルバイトしていたが脚立から落ち、大腿骨を骨折しえらい目にあった。「オレももう歳だ、若いつもりで作業していると落とし穴が待っている」と述懐していた。
ときどきTVショッピンングでチエンソーを見かけますね。実演では簡単に庭木がみるみる伐採できる。軽量でオプションとしていろいろな冶具がついている。貴兄のは、もう少し本格的なチエンソーのようですね。
拙宅の庭は、ほったらかしにして3年、荒れ放題で見る影もない。そんな庭を眺めながら徒然草にこんな内容の文章を思いだし、自分の気持ちをなぐさめている。
草木本来の性に反して不自然に作り上げるのは、見た目もつらく、大変不愉快に感じるもの である・・・・。
木々が何となく古めかしくなって、殊更に手を加えたように見えない自然のままである庭の 草に趣がある・・・・。
調べたら「第十段 家居のつきずきしく」の文面だ。
原文の1部はこのように書いてある。
前栽の草木まで心のままならず作りなせるは、見る目もくるしく、いとわびし・・・・。
家居: すまい
つきずきし:全体の調和がよくとれているさま
前裁(せんざい):庭の植え込み
いとわびし :大変不愉快に感じる
今頃になって徒然草、枕草子の良さが少し分かってきたような気がする。
あ!また教養が出てしまった。ひけらかしてゴメン(笑)
>忠ちゃん おお!何と素晴らしい教養だこと。(笑)
貴兄は今でも徒然草を読むのですね。
ボクなんか高校の教科書で読んで以来一度も読んでいません。遅ればせながらボクも読んでみようかな?
兼好法師よろしく、自宅の庭を眺められるのもあと少しですね。しっかり目に焼き付けておいてください。
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