ゴーヤの植え付けの時期になった。
2年前から苗は自前で育ててきた。
前年に採取した種子の先端を爪切りで少し切ってやり、
ティッシュペーパー敷いた皿の上に載せて、更にティッシュを被せ、
種子が乾燥しないように適度に水を補給し、
光線を遮るようにカバーして置く。
そうして10日くらい置けば発芽する。
発芽したら苗床に植えて苗をつくり、ある程度育ったところで本植えする。
以上が手順だ。
今年は早めに植え付けようと、2週間前に発芽の準備に取り掛かった。
だがしかし、どうした訳か、昨日まで、ちっとも発芽の兆候が現れなかった。
去年、タイミングを失して良い種子を確保出来なかったせいなのか?
今年は自前の苗は諦めるしかないか?
そう思って、今日はしびれを切らせ、ホームセンターで苗を4本買ってきた。
植え付けが終わって、泣く泣く発芽しなかった種子を捨てようと、未練がましく眺めたら・・・、
何と!昨日までなかった発芽の兆候があるではないか!
良かったぁ・・、まだ2本植える場所を確保してあるから、これで間に合う!
どうやら早く植え付けようと焦ったボクが悪かった。
人間様がどれだけ焦ろうとも、植物固有の時計を早めることは無理だったのだ。
それにしても、プロの育てた苗がとっくに市場に出ているというのに、なぜ我が家の種子の時計が遅れているのだろうか?去年の植え付けが遅かったことを種子が記憶していたのだろうか?
不思議なことである。
2 件のコメント :
毎年恒例になっている作業ですね。種子から育て上げるオール循環型の育種には感心します。
ボクもリタイヤーして暇つぶしにそうした園芸に打ち込む環境は整っていたが、全く関心がなく今日まで来てしまった。考えて見ると、相手に自分が知っていることを得意げに説明するガイドボランティアに専念することだけがボクの生きがいだったように思う。
ビール製造には、原料となるビール大麦から麦芽を造る製麦工程、醸造工程、パッケージ工程がある。ボクは全工程の部門で仕事をしたが、製麦部門には兼務も含めて足掛け8年ほど関係した。
そこではシャーレによる発芽テスト、水分増加量、発芽割合など調べ、徐々にスケールアップして製造条件を決め本番製造にそなえる。ビール麦品種、特に定期的に出回る新品種ではこうした調査が欠かせない。
実際の製造では、貴兄ブログ記載の写真程度に芽を出させる浸麦工程を経て、発芽工程に移る。その間大麦の品質に応じて水切り、水張り、通気、発芽温度管理を変える。こうした専門性がビール品質に寄与する。
ボクは仕事上で関わっただけで、私的生活では植物を育てるということに全く無縁で来てしまった。
>忠ちゃん 原料の大麦は品種、産地などの違いがあるから、麦芽製造前に最適条件を探るテストが欠かせないだろうことはよく理解できます。でも、8年間その仕事に携わったから、私的生活で植物を育てなかったというのは、ちょっと飛躍し過ぎのように思いますが(笑)。
多分に趣味とか興味の持ち方の個人差と考えられます。ボクが美術に疎いのと同じようにね。
この歳になって自分の生きがいが何であったのか?と、もし問われたら何と答えましょうか?答えは難しいですね。貴兄のように、これだったと言えるひとは、ボクから見ると立派なひとだと思えますよ。(笑)
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