本日、縦隔リンパ節のガンの疑いで、9/12にやった超音波気管支鏡ガイド下針生検の結果が判明した。
PET検査で陽性を示したリンパ節4つうち、一番採りやすいリンパ節だけから細胞を採った訳だが、その病理検査でがん細胞は見つからなかった、と担当したT先生(呼吸器科内科)が言った。
それを聞いて、やれやれ、疑いが晴れたと喜んだが、それもつかの間、直ぐ先生が言葉を継いだ。
「カンファレンスで、M先生(呼吸器科外科)から、一番疑わしいリンパ節から細胞を採ってくれと言われたので、もう一度挑戦させて下さい」と。
何のことはない、M先生は疑わしいリンパ節は1つだけで、そのリンパ節の針生検をやって呉れと頼んだはずなのに、担当したT先生は、肝心のリンパ節は難しい場所にあるので、それを採らずに、別の位置にある陽性のリンパ節を採って、それで代替えした、ということらしい。ボクはそう推察した。
M先生が納得できなかったのはご尤もである。
M先生の考えでは、主たるリンパ節がガン化した場合、別のリンパ節がガン化しないでPET陽性反応を示すことも考えられる、ということらしい。にもかかわらず、T先生は、同時に陽性反応を示したリンパ節はオール黒かオール白かのどちらかだろうと考えたのだろう。
カンファレンスにはT先生の上司であるN部長も同席していて、M先生の意見に同意だったと思われる。
T先生は、今度新しく入った気管支鏡は材質が柔らかくなって曲げやすいのでそれを使い、難しい場所ではあるが何とかやってみたい、と言った。
若いT先生もベテランの先生方からのプレッシャーもあって、内心、必死なのではないだろうか?
T先生の言葉の裏をそう読み取って、再検査に同意した。
入院検査は10/4、判定は10/18に出る予定。
相撲なら「取り直し」だが、ここでは細胞の「採り直し」という訳である。