2018年9月25日火曜日

黒白つかず 採り直し


本日、縦隔リンパ節のガンの疑いで、9/12にやった超音波気管支鏡ガイド下針生検の結果が判明した。
PET検査で陽性を示したリンパ節4つうち、一番採りやすいリンパ節だけから細胞を採った訳だが、その病理検査でがん細胞は見つからなかった、と担当したT先生(呼吸器科内科)が言った。
それを聞いて、やれやれ、疑いが晴れたと喜んだが、それもつかの間、直ぐ先生が言葉を継いだ。
「カンファレンスで、M先生(呼吸器科外科)から、一番疑わしいリンパ節から細胞を採ってくれと言われたので、もう一度挑戦させて下さい」と。

何のことはない、M先生は疑わしいリンパ節は1つだけで、そのリンパ節の針生検をやって呉れと頼んだはずなのに、担当したT先生は、肝心のリンパ節は難しい場所にあるので、それを採らずに、別の位置にある陽性のリンパ節を採って、それで代替えした、ということらしい。ボクはそう推察した。

M先生が納得できなかったのはご尤もである。
M先生の考えでは、主たるリンパ節がガン化した場合、別のリンパ節がガン化しないでPET陽性反応を示すことも考えられる、ということらしい。にもかかわらず、T先生は、同時に陽性反応を示したリンパ節はオール黒かオール白かのどちらかだろうと考えたのだろう。
カンファレンスにはT先生の上司であるN部長も同席していて、M先生の意見に同意だったと思われる。

T先生は、今度新しく入った気管支鏡は材質が柔らかくなって曲げやすいのでそれを使い、難しい場所ではあるが何とかやってみたい、と言った。
若いT先生もベテランの先生方からのプレッシャーもあって、内心、必死なのではないだろうか?
T先生の言葉の裏をそう読み取って、再検査に同意した。
入院検査は10/4、判定は10/18に出る予定。
相撲なら「取り直し」だが、ここでは細胞の「採り直し」という訳である。

2 件のコメント :

忠ちゃん さんのコメント...

貴兄の文面から今後の検査方針は、尊敬するM先生の判断が大きいのかなと想像します。
しかし針生検は、4つのリンパ節のうち一番はっきりしていたものから実施した。このことは
検査後のM先生の回診のとき、当然呼吸器内科担当医、T先生(N部長も含めて)から報告を受けていたと思う。
その時点では、M先生もそれで判断できると思った?しかし大元のリンパ節を念のため調べることにした。こうした判断は稀なケース。ごく初期のがん発生有無の検査だと思う。 勝手に推測してゴメンね。
ところでその後CEA検査はしていないですか。数値が下がっていればより安心できると思うのですが・・・。

ター さんのコメント...

>忠ちゃん M先生が、検査翌日の朝の回診前の時点で、どのリンパ節から細胞を採れたかをチェックするのは時間的に無理だったと思いますし、相手に任せたことですから、そこまでチェックするつもりもなかったでしょう。患者はボク一人じゃないからねぇ。M先生は忙しい。
T先生は細胞を採りやすいリンパ節から攻めた結果、タイムアップで肝心のリンパ節まで届かなかったということでしょう。もし、逆に、採るのが難し場所にある問題のリンパ節から攻めたら、細胞を採れずにタイムアップになっていたかも知れない。だから、採りやすいところから攻めた。そう言われれば、それもなるほどと思うわけです。
次回は問題のリンパ節だけ狙っての再挑戦だそうです。柔らか材質の改良型気管支鏡を使ってね。
貴兄のご指摘の通り、CEAについてはボクも気になるところです。検査入院のときの採血で、検査項目に入っているかどうか?ボクは確認はしていません。