2019年7月16日火曜日

双眼鏡を更新した

先日の御園座観劇の折、双眼鏡を落としたら、左右の像がズレるようになった。
調整しようと試みたが直せなかった。
現役引退したあと、ネット株売買を始めたときに証券会社が呉れたものだから、かれこれ20年以上使ったことになる。
それ以来、散歩などの必携品となっていた。
もう何年も前のことだが、ウォーキング途中でコンクリート道路の上に落として、左の接眼レンズ部分がぽろりと折れたことがあった。それを接着剤でくっつけて、今まで使ってきた。
そんな愛着のある代物がとうとうご臨終になった。

新しく買った双眼鏡はPentax 8×21UCFR。Amazonで3,980円。
機種選びでどれにしようか迷ったときの定番機種、買って損はないとの評価が決めてになった。
・ 対物レンズ口径×倍率は21mm×8倍(バードウォッチングには少し力不足だが、
  使えないことはない)
・ 重量210gと軽量
・ レンズはマルチコーティング(透過率が良いので明るく見える)
・ プリズムはポロプリズム(ダハプリズムだとかさばる)ガラスはBaK4
 (BK7より屈折率が良い)
Pentaxにはほぼ同仕様で新機種もあるが5千円以上する。
そのせいかどうか?価格コムの売上ランキングは旧種が1位。
2003年発売でありながら今なお1位というのは定番中の定番の証と言える。

実機は期待したとおりで、文句のつけようがない。
視野は驚くほど明るく、鮮明な像を結ぶ。
非球面レンズを使用しているせいか、視野周辺部でも像に歪みがない。
旧機より50g重くなったが、さほどの負担にはならない。
嵩もやや大きいが手のひらに収まる。
安物ながら、その性能は驚くべし!

旧機(Vixen製、21mm×8)を分解してみた。
左右の像のズレたのは、プリズムの傾きが狂ったためらしい。
それを直すには、小さなビスでプリズムの傾きを調整すればいいようだが、
とき既に遅し。それにしても、おもちゃの延長の作りであった。

何ものも適度に壊れ、更新することで、新しいものを試す機会が生ずる。
だから、壊れることは決して悪いことではない、と思った。

2 件のコメント :

忠ちゃん さんのコメント...

ボクは40歳ころ双眼鏡を入手した。たしかブルースタンプ?がかなり貯まり交換したもの。
倍率が最大のものが良いと単純に考え、重くてバカでかいものだった。使う目的が何かをよく考えるべきだった。それを持って中日クラウンゴルフの観戦に行った。
確かにはるか彼方のティーショットはよく見えるが、倍率が高いから手元がぶれて目的物に焦点を合わせるのはたいへん。それにとても重い。2回ほど持参しただけ。
それと退屈しのぎに2階から遠くに見える住宅を覗いたりした。昔見たコメディー映画で、遠くに見える住宅のベランダを観察していたら、相手も双眼鏡を使ってこちらを観察していたというのを思い出した。
一番上の孫が中学生になった頃、プレゼントしたらとても喜び、星や月をよく見ていたそうだ。そんなこともキッカケになったのか、高校に進学してから天文クラブに入り、長野まで部員と合宿旅行までするほど天文関係に興味を持ち続けている。
孫は来春高校卒業する。最近孫に大学はどうするんだと尋ねたら、宇宙、天文に興味あるから、東北大か名大の理学部に行きたいと言っていた。
これから半年間の模擬試験結果などで志望先を決めることになるが、じいちゃんのいる名古屋
大学を目指せと言っておいた。ボクが何か変調をきたしたとき、使い走りぐらいはしてくれるだろうとひそかに期待している。

ター さんのコメント...

>忠ちゃん お孫さんの天文好きは間違いなくじいちゃんの影響ですよ。貴兄の生きがいですネ。(笑)
ボクもでかい海軍用双眼鏡を昭和45年ころ買いましたが、重くてほとんど使い物になりませんでした。
用途に合ったものを選ばないといけませんよね。ネット検索のお陰でいいものが見つかりました。