2019年11月26日火曜日

Sさんと京料理を食す

一昨日のことを思い出して書いている。
一昨日の昼食は名駅のMホテル18Fの料理店で、Sさんとふたりで京料理を食べた。
その店ではSさんは馴染み客。Sさんが予約しておいてくれた。
Sさんは食品衛生協会関係の元事務局長であり、
ボクの現役時代からお付き合いが続いている。
今回はお互いのお見舞いを兼ねての清談。
といえば格好いいが、何のことはない、お互いに体調不良を確認し合って、
おしゃべりをしたということ。
お互いが、想像していたよりは元気だと分かって安心した。

Sさんはボクより4つ歳上。
数年前に奥さんに先立たれ、今は一人住まい。
両膝関節の手術をし、杖なしでは歩けないそうだ。
その上、頚椎症でシャツの一番上のボタン掛けが出来ないという。
だから、週1回、ヘルパーの介護支援を受けているそうだ。
そんな状況にも拘らず、デパ地下で食料を調達し、
3度の食事は自分で作るのが日課だというし、
長野や京都にも出かけたり、
自分より年上の食品業界のOBたちの見舞いに足繁く出かけるというから、
その行動力に感心する。
奥方に先立たれた当初は自殺願望もあったというが、
今は、とてもそうとは思えない。
ただ、短歌集には、奥方への追慕とひとり住まいの侘しさを切々と詠まれており、
行動は侘しさの裏返しかも知れないと思われる節も伺い知れる。
Sさんには教えられることが多い。


京料理食べたことは今までにあっただろうか?
これが京料理だと言われて食べた記憶がない。
ボクが食欲不振だと言ったので、
Sさんは一番軽い献立を頼んでおいてくれた。
お陰で、完食出来た。
Sさんに感謝。




2019年11月17日日曜日

ツチイナゴ

1週間ほど前に左ひざを痛めた。
食堂兼居間のソファの敷物を冬用に替えたついでに、
カーペットの下も掃除しようと、
重たいテーブルやテレビを載せている机を家内と二人で持ち上げたときに、
左膝に痛みが走った。
それから1週間経ったが痛みが消えない。
我ながら、「あ~歳をとったなぁ」と思う。

歩くにも痛みがあるから、出かけるときは自転車。
昨日は大腸がんの検便提出に保健センターへ、今日は図書館へ。
自転車のペダルを漕いでも痛みがないのが不思議だ。
そのうちに治るだろう。

散歩もままならないから庭で日向ぼっこをしていたら、
鉢植えのブルーベリーにバッタがいるのを見つけた。
ときに、庭で見かけるバッタであり、今まで気に留めることもなかったが、
せっかく目に止まったのだから、せめて名前ぐらいは知っておこうと、
ググった。
ツチイナゴだそうだ。

日本のイナゴはすべて卵で越冬するけどその例外がツチイナゴ。
他のイナゴとは半年ずれていて、成虫で越冬するそうだ。
植物の葉っぱが餌なら、冬でも餌に困ることはないのだろう。

今日の暇つぶしはこの写真1枚。

2019年11月11日月曜日

「ごたゃあげさん」

先週の土曜日に、東海テレビの「祭人魂」という15分のシリーズ番組で、
我がふるさとの船津神社の秋の例大祭が紹介された。
テレビを観ていた家内がたまたま見つけてくれた。


祭につきものといえば猩々である。
子供の頃、ボクらは猩々メッタと呼んでいた。
テレビはそれを主体に取材していた。
様子はこちら 録画の一部をコピーしたもの。


ボクの子供時代は、神社の境内で、猩々メッタに、
「猩々メッタ、クソメッタ!」と悪態をつき、
猩々メッタを怒らせ、追いかけさせては逃げ回った。
勿論、猩々メッタは重いからそれをかぶる青年団員といえども、
子どもには追いつけない。
追うのが止まると子どもはアカンベーをして、ゲラゲラ笑った。
現代は、もうそういう悪童は居ないのかも知れない。
いずれにしても、猩々メッタは厄払いの大道具という訳である。
そういう意味では秋田のナマハゲと共通する。


もう一つ、印象深かったのが「ごたゃあげさん」という言葉。
テレビのなかで古老たちがしきりに「ごたゃあげさん」「ごたゃあげさん」と言っていた。
元はと言えば「ご大儀であった!」から変じたものだろう。
「ご苦労さま/ありがとう」という労りと感謝を込めた言葉。
れっきとした名古屋弁だから、よその人にはわかるまい。


ボクが子供の頃、まつり行列に参加出来る子供は小学生まで。
子供たちは獅子頭を先頭に隊列を組んで、家々をまわり、ご祝儀を集めるのだが、
祝儀をいただくたびに、「ごたゃあげさん」「ごたゃあげさん」と祝儀をくれる人と貰う人双方が挨拶を交わしたのだった。確か、子どもたちはおとなたちから、そのように言いなさいと教えられたのではなかったか?
今も、祭りになるとおとなたちはこの言葉を当然のごとく頻繁に使っているが、
さて、今の子どもたちはどうであろう?
「ごたゃあげさん」なんて、日常ではほとんど言わなくなったように思うが、
地元では如何かな?


ボクが小学6年生のとき、お祭りの1週間前に母親が亡くなった。
突然、祭りに参加出来なくなったうえに、忌中の身では神社にも行けなかった。
その時の何と寂しかったことか。今から70年前のことである。

2019年11月7日木曜日

「イヤミス」って?

知らない言葉はいっぱいあるけど、そんな中で今日はじめて知ったのが、「イヤミス」。
ミステリー小説のうちで、読んだあとに嫌な気分になる小説のことを言うのだそうだ。
イヤなミステリーという訳である。
今日読み終えた小説がまさにそんな気分だったので、
他の読者がどんな評価をしているのだろうか?と思い、
ネットで調べてみて分かった。
ミステリー小説にはちゃんとそういうジャンルがあるのだ。
これは勿論、流行語ではない。すでに定着している言葉のようだ。

昨日、2019ユーキャン新語・流行語大賞候補が30語、ノミネートされた。
全く知らなかった言葉、聞いた覚えはあるけれども誰が言ったのか?どんな意味だったのか?忘れていた言葉が10語くらいあった。
高齢化とともに世事に疎くなったのかもしれない。
そんな中からボクが大賞に選ぶとすれば、
「スマイリングシンデレラ/しぶこ」に決まりだ!
流行語というのとはちょっと違うような気もするが、
単純明快、彼女のスマイルはイイネ!だよ。

2019年11月3日日曜日

庭木を我が身の丈に合わせる


昨日と一昨日の2日間掛けて剪定した金木犀は写真の通り。
今後、体力が衰えても自分で手入れできるように、出来るだけ庭木をこじんまりとして置きたい。そう考えて、ここまで強剪定した。
この金木犀、ここまで切り詰めても、我が家の北東側の目隠しには十分だろう。


植えてから30数年を経て、大きくなったのはいいが、
台所の窓と塀との間の狭い場所に植えたものだから、
そのうちに、根っこが家の土台か塀を持ち上げるのではないかと心配しながら、
今日に至った。
もっと小さい木を植えて置くべきだったと思うが、
植えた当時はそこまで考えなかった。我、浅はかなり!


剪定は未だまだ続くが、全部、我が身の丈に合わせるつもり。
我が小型チェンソーの本格的出番である。