最近嗜好が替ったと思うものがある。
その一つが酒。
今年に入ってから夕食の食中酒が赤ワインから日本酒に替った。
量は70mL程。
結婚以来、日本酒を毎日飲むことはなかったのだから、
大きな変化である。
原因はわからない。
体調不良(食欲不振)や老化と関係があるのかも知れない。
今年の正月、2Lの紙パック酒を初めて買った。
選んだのはアルコール無添加の純米酒。
昔から見覚えのあるメーカーのもの。
安酒だからあまり期待していなかったが、
飲んでみたら、美味しかった。
安酒でもいけるじゃないか!
次に買ったのは初見のメーカーのもの。
ネットで評価が高かった商品名をスーパーで見つけ、
「米だけの酒」という謳い文句に釣られて迷わず買った。
値段は2Lのパックで1000円を切った。
味は、前回のものに比べて少し劣るが、
クセがなく、美味しいと思った。
ところが、昨日、ボクの勘違いが発覚した。
これは純米酒ではなかったのだ。
小さな文字で、「本品は純米酒の規格に該当していません」、
と書いてあることに気づいた。
同じメーカーから同じようなパッケージで出している純米酒が、
ネット上で評判が良かったものだから、
スーパーの棚に並んでいるのを、てっきり同じ商品だと思いこんで、
買ってしまったのだった。
純米酒と純米酒でない酒との差を調べてみると、
原料のこうじ米が15%以上か以下か、
それとも等外級の米を使っているかいないか、
の違いだけのようだ。
こうじ米の僅かな差で特定名称酒
(清酒の製法品質表示基準で定められた8種類)
の枠から外された訳だが、
わざわざそこを狙って商品化しているからには、
それなりの自信があるのだろう。
特定名称酒以外の酒(普通酒)の中には、
「清酒八海山の一種」や「獺祭 等外」など、
名の知れたものもあり、
普通酒だからといって侮れない。
さて次はどの酒にしようかな?