2021年12月7日火曜日

サプリメト (その1 ラクトフェリン)

世の中にはいろいろなサプリメントがあるが、ボクはそういう類のものの多くを疑問を持って眺めてきた。
本当に効くのかどうか分からないし、それにも拘わらず、
値段が高いというのがその理由。
そんな中で唯一の例外がラクトフェリン。

8年前に胸腺に転移した肺がんの手術の後に、
これ以上の肺がんの再発転移を抑えてほしいという願いを込めて飲み始めた。
ところが皮肉にも、その1年後にまた肺がんに罹った。転移でなく原発性だった。
それにも拘わらずラクトフェリンを飲み続けた。
一年くらい飲んだだけでは免疫の強化にはならなかったのだろうと、
自分勝手な言い訳を付けて・・。
そして完治宣言の5年が近づいて来た頃、主治医の先生から、
「免疫が強いですね」と言われた。
お世辞で言われたのかどうかはわからないが、
言葉の裏を推察すれば、多分に再再発の心配をされていたのだろう。
その時、ボクはラクトフェリンを飲んでいることを言わなかった。
ラクトフェリンにそんな効能があるというエビデンスはないから、
大先生にそんなことを言ったら笑われるだけだろうと思ったからだ。

ラクトフェリンは牛乳中にあり、微量の鉄と結合した糖タンパク質。
免疫に関わる生理活性を持っていることを知る者として、
今更止めるという選択肢はない。
これからも飲み続けるつもり。
でも、毎月6000円の出費は痛い。

2 件のコメント :

匿名 さんのコメント...

以前貴兄のブログでラクトフェリンの効能について紹介があった。
家内が手術後自宅に戻った時、近所の牛乳宅配店がサンプル持参で来訪した。その中にラクトフェリンの小瓶もあった。
それで牛乳がわりに毎日飲ませた。9年前のことです。ほんの少量のラクトフェリンで効能があるとは思えない。気休めですね。
ボクは、3月から人生初めて毎日コレステロール減少薬アトルバスタチンの服用を開始した。
びっくりするほど数値が標準値になった。
主治医から血液はさらさらにしておくため死ぬまで飲めと言われている。
1昨日の新聞広告、週刊ポストの見出しに(断薬の名医9人が明かした死ぬまで飲まない薬としてスタチン系)がそれでも飲み続けますか?との記載があった。 読んでみようと思う。

ター さんのコメント...

>忠ちゃん ラクトフェリンには医療的なエビデンスがないから評価は難しいですね。ボクのような者は藁を掴む思いで飲みだしたものです。その点、医薬品はビデンスがはっきりしているから評価しやすい。評価が分かれるのは、効能もさることながら副作用を重視する場合もあるからなのだろうと思います。ボクは新しく処方される薬については、ネット検索で一応チェックするようにしています。医者の説明以上に詳しい情報が得られますよ。