在宅酸素療法になるといろいろなサービスを受けられると聞いていた。
そのために申請が必要だとも。
ボクはそのことをお願いし、主治医も了解してくれていた。
そしてボクは自分の理解の浅さを知ることになった。
まずは申請するということついて。
これは身体障害者手帳(身障者手帳)を交付して貰うための申請のこと。
申請書は患者自らが役場に出かけて提出しなければならない。
申請書には県が指定する医師の診断書と意見書を添付しなければならない。
であるから、患者はその旨医師にお願いしなければならない訳だ。
主治医が勝手に申請をやってくれると思っていたのと大違いだった。
お恥ずかしい次第なり。
診断書には動脈血の酸素量の記載が 必要らしく、このため、病室外を歩行し、
SpO2が85%を切ったところですぐ、主治医が鼠径部から採血した。
その時、主治医はボクの病名を肺気腫だと告げた。
肺がんは 認定の対象外 だそうだ。
だから診断書または意見書には肺気腫と書かれるだろう。
入院直後、家内がひとりで主治医に呼ばれてナースセンターへ出向き、
延命処置を希望するかしないかを問われて、しないと応えておいたと、
家内から報告されていた。
その時、CT画像を指さしながら、ここが肺気腫だと言われたそうだ。
ボクはそれまで一度も 肺気腫と言われたことがないので、
不審に思っていたのだが、これで平仄が合った。
ボクは肺気腫なんだ。
退院当日、院内の包括支援センターから女性職員が病室までやってきて、
身障者手帳の申請手続きを教えてくれた。
嬉しいことに、申請に必要な書類が揃ったら連絡をくれることになった。
それまでの手続きはすべて包括支援センターの方でやってくれるという。
ボクは連絡を待つだけでいい。
主治医と包括支援センターとは連携が出来ているから、
患者には大変ありがたいことである。
包括支援センターが我が町にもあることは知っていたが、
何をするところかは理解していなかった。
今回改めて勉強になった。
今後もお世話になるだろう。
身障者手帳は3級になるだろうと主治医は言った。
どんな恩恵があるのか?まだ調べていない。
2022年5月24日火曜日
2022年5月22日日曜日
後追い日記 その1 パルスオキシメーターで監視
検査入院前は在宅酸素療法についてほとんど知識がなかったが、
今回の入院のお陰で、やっとなんとか理解できるところまで到達した。
まず対象になる患者のこと。
これは血中飽和酸素濃度(SpO2)が90%を切るような患者。
このことについては以前に医師に確認したから、
自分も承知していた。
次いで、医師が在宅酸素療法を患者に処方する訳だが、
どの程度の酸素を処方すればいいのか?を
患者の容体を観察した上で医師が決められることになる。
容体の観察方法はSpO2を指標にして四六時中、
今回の入院のお陰で、やっとなんとか理解できるところまで到達した。
まず対象になる患者のこと。
これは血中飽和酸素濃度(SpO2)が90%を切るような患者。
このことについては以前に医師に確認したから、
自分も承知していた。
次いで、医師が在宅酸素療法を患者に処方する訳だが、
どの程度の酸素を処方すればいいのか?を
患者の容体を観察した上で医師が決められることになる。
容体の観察方法はSpO2を指標にして四六時中、
しかも、何日間という長い時間をかけて
観察する方法で行われた。
今回の入院検査はまさにこのための入院であった。
入院と同時に指先にパルスオキシメーターを噛められた。
データは無線でナースセンターのパソコンで観られ、
異常値が出ると、今何をやったんですか?と言って、
すぐにナースが病室にやって来た。
どうやら、警戒レベルの下限が85%に設定されていたようだ。
鼻先にカニューラ管が挿入された。
酸素供給量は入院当日が1㍑/分にセットされたが、
翌朝から0.5㍑/分に下げられた。
更にその翌日には、ベッドや椅子で安静にしているときは、
カニューラ管を外すことも許された。
トイレや歯磨き洗顔のときはSpO2が85%を切るから、
そのときはカニューラ管を付けた。
最終的には在宅酸素供給量は0.5㍑/分に決まった。
この値は可変であり、酸素供給器のセットで変更できる。
しかし、医師が処方した量だから勝手に変えることはご法度!
言うなれば、薬の処方と同じで、処方量を守らなければならないという訳である。
ということは、酸素は薬と同じ位置付であり、保険が適用されるということ。
ボクの保険の自己負担率は10%だから、今後使用する酸素に対してコストの10%を負担するだけで済む。
フィリップス社の担当者は、月間8200円くらいでしょう、と言った。
ボクの方とフィリップス社との間で金銭のやり取りは一切発生せず、
ボクが病院に支払うことになる。
観察する方法で行われた。
今回の入院検査はまさにこのための入院であった。
入院と同時に指先にパルスオキシメーターを噛められた。
データは無線でナースセンターのパソコンで観られ、
異常値が出ると、今何をやったんですか?と言って、
すぐにナースが病室にやって来た。
どうやら、警戒レベルの下限が85%に設定されていたようだ。
鼻先にカニューラ管が挿入された。
酸素供給量は入院当日が1㍑/分にセットされたが、
翌朝から0.5㍑/分に下げられた。
更にその翌日には、ベッドや椅子で安静にしているときは、
カニューラ管を外すことも許された。
トイレや歯磨き洗顔のときはSpO2が85%を切るから、
そのときはカニューラ管を付けた。
最終的には在宅酸素供給量は0.5㍑/分に決まった。
この値は可変であり、酸素供給器のセットで変更できる。
しかし、医師が処方した量だから勝手に変えることはご法度!
言うなれば、薬の処方と同じで、処方量を守らなければならないという訳である。
ということは、酸素は薬と同じ位置付であり、保険が適用されるということ。
ボクの保険の自己負担率は10%だから、今後使用する酸素に対してコストの10%を負担するだけで済む。
フィリップス社の担当者は、月間8200円くらいでしょう、と言った。
ボクの方とフィリップス社との間で金銭のやり取りは一切発生せず、
ボクが病院に支払うことになる。
2022年5月20日金曜日
在宅酸素療法が始まった
予定より2日遅れて昨日 11時に 退院した。
遅れた理由については別の日の日記で書くつもり。
退院にした5月18日、 病室を出る 時から 酸素 供給 管を鼻につけて酸素供給器の酸素を吸った。
病室から自宅まで酸素供給器の営業担当者が自宅まで同伴した。
担当者は、延長ホースの長さを計算のうえ、酸素発生器の置き場所を決め、
取り扱い方法などを一通り説明してくれた。
難しいことは何もなし。
スイッチのオンオフとフィルターの掃除、
それにバッテリーの入れ替えだけで済む。
酸素供給用に大小2つの酸素発生器、それに、停電など万一の場合に備えて小型の酸素ボンベ、
以上3つが酸素の供給源になる。
小型器は携帯または携行用であり、それぞれに使うバッグやキャリアーも用意されている。
ボンベはバッグに入れられ別のキャリアーに乗せられて、セット済み。
充電コードや使わないときのバッグの収納用のバッグもあり、小物が散逸することはない。
なお、業者はフィリップス社である。
患者にとって至れり尽くせりのいい会社である。
担当者が帰っていったあと最初にやったことは昼食。
いつもの粗末な我が家の昼食を美味しく貪った。
入院9日間、朝昼晩主食はどんぶりでお粥、おかずは不味くて少量という
粗食の連続だったから、我が家の昼食の美味しいこと美味しいこと!
お腹を減らすのが食事を美味しく食べるコツということを実践した。
次は風呂。
風呂でもシャワーでも、息を切らしながら体を洗うのは大変だから、
入院中、シャワーを使わないつもりでいたが、2日間入院が伸びたのは計算外。
流石に無性に風呂が恋しくなった。
昼食の後、しばらく休んでから風呂に浸かった。
昨日は、2台の酸素発生器の使いまわしを考えながら、実践した。
大型発生器は酸素が連続で供給されるが、小型は吸気するときだけ酸素が出るパルス式。
寝ている間に吸入管がずれたり、無呼吸睡眠時には酸素が吸えないので、、睡眠時は小型器を避けて大型をつかうことにした。
酸素の量は主治医の指定どうりにしないといけない。
ボクの場合はほぼ最低であり、0.5㍑/分と決められている。
在宅酸素療法については別日の日記に書くつもり。
遅れた理由については別の日の日記で書くつもり。
退院にした5月18日、 病室を出る 時から 酸素 供給 管を鼻につけて酸素供給器の酸素を吸った。
病室から自宅まで酸素供給器の営業担当者が自宅まで同伴した。
担当者は、延長ホースの長さを計算のうえ、酸素発生器の置き場所を決め、
取り扱い方法などを一通り説明してくれた。
難しいことは何もなし。
スイッチのオンオフとフィルターの掃除、
それにバッテリーの入れ替えだけで済む。
酸素供給用に大小2つの酸素発生器、それに、停電など万一の場合に備えて小型の酸素ボンベ、
以上3つが酸素の供給源になる。
小型器は携帯または携行用であり、それぞれに使うバッグやキャリアーも用意されている。
ボンベはバッグに入れられ別のキャリアーに乗せられて、セット済み。
充電コードや使わないときのバッグの収納用のバッグもあり、小物が散逸することはない。
なお、業者はフィリップス社である。
患者にとって至れり尽くせりのいい会社である。
担当者が帰っていったあと最初にやったことは昼食。
いつもの粗末な我が家の昼食を美味しく貪った。
入院9日間、朝昼晩主食はどんぶりでお粥、おかずは不味くて少量という
粗食の連続だったから、我が家の昼食の美味しいこと美味しいこと!
お腹を減らすのが食事を美味しく食べるコツということを実践した。
次は風呂。
風呂でもシャワーでも、息を切らしながら体を洗うのは大変だから、
入院中、シャワーを使わないつもりでいたが、2日間入院が伸びたのは計算外。
流石に無性に風呂が恋しくなった。
昼食の後、しばらく休んでから風呂に浸かった。
昨日は、2台の酸素発生器の使いまわしを考えながら、実践した。
大型発生器は酸素が連続で供給されるが、小型は吸気するときだけ酸素が出るパルス式。
寝ている間に吸入管がずれたり、無呼吸睡眠時には酸素が吸えないので、、睡眠時は小型器を避けて大型をつかうことにした。
酸素の量は主治医の指定どうりにしないといけない。
ボクの場合はほぼ最低であり、0.5㍑/分と決められている。
在宅酸素療法については別日の日記に書くつもり。
2022年5月6日金曜日
在宅酸素検査入院予定
4月21日の 江南厚生病院 の受診で 5月10日に 検査入院 することに 決まった 。
検査は 在宅酸素 法を 始めるための 諸検査だと 言われている 。
入院期間は 1日だけで済むのか?一週間かかるのか ?やってみないとわからない 。
これより前の 4月17日 、起床後に ひどい息切れに 襲われた 。
2階の寝室から 1階の食堂に 下りたら 、椅子に 倒れこむ くらいの ひどい息切れだった。自分でできることといえば 椅子に座ったまま着替えをするくらい 。それ以外は何もできなかった。
それ以前は朝のルーチンとして 、ヨーグルトの植え継ぎや朝食の準備 などを 行なって いたのだが、 それもできなくなり、 すべてを家内に頼るようになった。
ひどい 息切れは 朝だけではなく 日中もずっと続くようになった。
このことを 訴えたところ 、 在宅酸素法に 進むことを主治医も納得したのである 。
(主治医が替わっていた。大学から派遣された非常勤医師だそうだ)
ひどい息切れ状態になると 立っていることはもちろん、椅子に座っていても長時間は持たない 。
パソコンに向かって ブログを書く こともできない。
病院に行けば行ったで、移動 することも容易ではない 。
4月27日に 事前検査として CT を撮りに行ったのだが 、
この時は車いすに乗っかって 家内に押してもらう 有様だった。
こうした突然のひどい息切れがどうして起きたのだろうかと考えてみた 。
思い当たるのは脱水症状 。
体重の変化を見ていると、 この頃から 急に体重が減っている。
こんな短い期間で急激に筋肉が減ったとは思えないから 、
水分が 抜けたんだろうと思うわけだ。
気温が 高くなったから 水分が抜けたんだということなら分かるけれども、
体重減少 は気温が上がる前から始まって いる 。
かかりつけ医の若先生 は、 お歳ですから仕方がないですね、と言って取り合ってくれない。そう言われてしまえば、これが老衰というものだろうかと考えてしまう。
自分としては 酸素ボンベを 担いだりキャリアーに載せて引いたりしてでも 自由に外出できること 願っているのだ が 、はたしてそれが可能なのだろうか?
やってみなければわからない 。
検査は 在宅酸素 法を 始めるための 諸検査だと 言われている 。
入院期間は 1日だけで済むのか?一週間かかるのか ?やってみないとわからない 。
これより前の 4月17日 、起床後に ひどい息切れに 襲われた 。
2階の寝室から 1階の食堂に 下りたら 、椅子に 倒れこむ くらいの ひどい息切れだった。自分でできることといえば 椅子に座ったまま着替えをするくらい 。それ以外は何もできなかった。
それ以前は朝のルーチンとして 、ヨーグルトの植え継ぎや朝食の準備 などを 行なって いたのだが、 それもできなくなり、 すべてを家内に頼るようになった。
ひどい 息切れは 朝だけではなく 日中もずっと続くようになった。
このことを 訴えたところ 、 在宅酸素法に 進むことを主治医も納得したのである 。
(主治医が替わっていた。大学から派遣された非常勤医師だそうだ)
ひどい息切れ状態になると 立っていることはもちろん、椅子に座っていても長時間は持たない 。
パソコンに向かって ブログを書く こともできない。
病院に行けば行ったで、移動 することも容易ではない 。
4月27日に 事前検査として CT を撮りに行ったのだが 、
この時は車いすに乗っかって 家内に押してもらう 有様だった。
こうした突然のひどい息切れがどうして起きたのだろうかと考えてみた 。
思い当たるのは脱水症状 。
体重の変化を見ていると、 この頃から 急に体重が減っている。
こんな短い期間で急激に筋肉が減ったとは思えないから 、
水分が 抜けたんだろうと思うわけだ。
気温が 高くなったから 水分が抜けたんだということなら分かるけれども、
体重減少 は気温が上がる前から始まって いる 。
かかりつけ医の若先生 は、 お歳ですから仕方がないですね、と言って取り合ってくれない。そう言われてしまえば、これが老衰というものだろうかと考えてしまう。
自分としては 酸素ボンベを 担いだりキャリアーに載せて引いたりしてでも 自由に外出できること 願っているのだ が 、はたしてそれが可能なのだろうか?
やってみなければわからない 。
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