2013年6月21日金曜日
夏至に因んで 天地明察のこと
今読んでいる本は冲方丁(ウブカタトウ)の「天地明察」。
2010年の本屋大賞受賞作品だと知らなければ作者が日本人だとは思わないし、
名前の読み方さえ知らなかった。
受賞作だから面白かろうと思って図書館から借りてきた。
半分ほど読んだ所で、たまたま、偶然にも、昨日、NHKのBS放送の「歴史館」で、関孝和を取り上げているのに出くわした。
「天才数学者江戸のスーパー日本人関孝和・世界水準の謎」という見出し。
関孝和と言えば和算の大家として日本史の中でちらっと学んだ程度の知識しかなかったから、
ボクは大変おもしろく視聴したが、正直、ボクには「目からうろこ」ものであった。
テレビを見たお蔭で、小説の舞台背景をよく理解できた。
例えば、算木、算額などというものがどんなものだったのか?それらの疑問も映像のお蔭で一気に解消した。
また、解説者が「日本が開国した時に外国に侵食されずに済んだのは、既に正確な日本地図が日本人の手で作られていたためであり、それが出来たのは関孝和という天才が出現したおかげである」と言うのもうなずけた。
小説の主人公は渋川春海で日本独自の暦法を完成させた人物。
関孝和との絡みも描かれており、NHKのお蔭で小説の面白みが倍加した。
これで一気に読み切れる。
登録:
コメントの投稿
(
Atom
)
2 件のコメント :
ずいぶんな読書家だな~。白内障の手術して目に負担がなくなったのは良かったですね。ボクはこうした本はまったく読まない。暇つぶしに読むのは斉藤孝著「声に出し読みたい日本語」をパラパラとページをめくり口ずさむ程度。
いろいろな書物を読む人と何も読まない人では長年の積み重ねでモノの考え方、人生哲学がずいぶんちがってくるくるでしょうね。
とくにリタイヤーしてからの暮らし方で「人となり」「個性」が顕著になってくる。喫茶室のメンバーを見てもそのような気がします。
皆さん夫々個性をお持ちだから、自分が好きなようにされるのが一番だと思います。
ボクの場合、本を読むのは暇つぶしになるというのが最大の理由ですネ。だから読書はエンターテイメントものが殆どで、所謂、教養ものは読みません。
本を読んでいると、今回のように、たまには偶然が重なることがあるわけでして、そういうものは印象に強く残ります。そうするとボケ防止になる・・・、な~んて、勝手に思ったり。(笑)
コメントを投稿