2013年7月18日木曜日

すべての責任をメーカーに押し付けるY電機


エアコンの故障のことを先に書いた。
今日、約束通り、メーカーのM電機の社員が直接修理に来てくれた。
原因はガス抜け。その原因のそのまた原因は3年前の据付工事の不良にあった。
冷媒の銅管のジョイント部の施工が悪く、広げた銅管のフランジ部分が一部欠損して、
そこから徐々にガスが抜けたのだ。
今回、ジョイント部の銅管を少し切り落として新たにフランジを加工し、ジョイントし直して、無事終了した。

雲隠れしていた保証書をやっと見つけ出したが、これは全く必要なかった。
Y電機にデータが残っていることでこと足りたという次第。
そういう点ではY電機のサービスは良好である。
修理依頼してから完了まで4日間待たされたが、時期柄、この程度はやむを得ないだろう。
M電機はよく対応してくれたと思う。
この間、 Y電機はクレームをM電機に振っただけで、あとはM電機からの修理完了の報告待ち。

Y電機ではクレームがあると受付だけして、あとはすべてをメーカーに対応させるようだ。
製品本体の不良なのか?据付工事に起因する不良なのか?予め判らないものの修理を、メーカーに対応させるのは納得できることではある。
お客を待たせないために、それがベストだろう。
だが、しかし、今回のようにY電機が指名した工事請負人に責任がある故障の場合でも、
故障原因が据付工事不良にあったとは報告せず、メーカーであるM電機側の責任範囲の原因にすり替えてY電機側に報告する、と言う。
これには驚いた。
Y電機は自己責任を絶対認めない会社だから、Y電機と揉めないために他人の責任もM電機が背負い込んで、丸く納めるのだと言う。
今日の修理担当者は20年来の修理専門職だそうだ。
長年の経験から編み出した知恵なのかもしれない。

バイイングパワーという言葉を久しぶりに思い出した。
最近聞かなくなった言葉だが、実態が無くなったわけでなく、それが当たり前の時代になったということなのだろうか?



2 件のコメント :

忠ちゃん さんのコメント...

メーカー、営業店、工事請負人などの関係は、業種によってその力関係は、さまざまですね。拙宅は18年前に積水ハウスに依頼して建て直した。建築関係にツテがなかったので、大メーカなら安心できるかなと思ったからです。建築メーカーは下請け、孫請けに丸投げする。末端の工事請負人は3,4人の会社、外壁のタイルはジグザグ、雨どいは途中のつなぎの接続がイビツで漏れる。積水にクレームをつけたら工事請負人の社長が見に来て、自分の部下がやったのに「これではいかんな~」と感想を述べる始末。飛び込みの発注で積水の持つ多くの下請けの中で一番ランクの低い業者に依頼したようだ。全部やりなおさせるのにかなり苦労した。

b.nasbee さんのコメント...

>忠ちゃん 積水ハウスもですか。
拙宅は地元の大工でしたが、これもまた手抜きすはするはで大変でしたから、大手なら信頼出来ると思ってました。
でも、保証ということになれば最後は元請けでしょうから、そこは安心じゃないですか。そう考えたいですね。