1週間ほど前に80才代後半の近所の老夫婦宅に便利屋が入って室内のゴミ整理をしていった。整理し足りなかったのか昨日もまた。
ここの婆さんは猫嫌いであり、同じ猫嫌い同士ということもあって、ボクは婆さんの姿を見かけると声を掛け、時候の挨拶を交わすくらいの間柄ではある。
そんな婆さんに、最近爺さんの姿を見かけないので、元気?、と聞けば、「うん」元気でいるよと返事がかえって来たものだ。
しかし、爺さんの姿を見かけないということに、不審を感じた人が他にもいたようで、それが民生委員の耳に入ったらしい。
民生委員が巡回訪問の形で訪れた。
爺さんの姿を確認したいから顔を見せてくれと言うと、
爺さんは2階からよたよたとしながら降りてきたという。
従って、老夫婦ふたりの所在を確認できたので、それはそれで良かったのだが・・・・、
ここで室内がゴミの山で埋まっていることが発覚した。
民生委員は町役場と連携して対処に出た。
連絡を受けた親戚筋は、民生委員と連絡と取りながら、老夫婦を近くの病院へ検査入院という形で強制的に入院させ、その留守の間に便利屋を入れた。
便利屋が「こんなに多くゴミの溜まった部屋を見たことがない」と言ったが、
ゴミのなかに埋もれて生活している様子をテレビで時々放映するが、全くあれと同じだと。
便利屋への支払いが数十万円。
以上を隣家の自治会長の口から聞き出した。
プライバシーは何のその、隣人の誼もあってペラペラ喋ってくれた。
結局、この老夫婦は嘘つきだということになった。
家の外回りを見る限りゴミ屋敷には見えなかったし、婆さんの言動にもそれらしいところは
微塵もなかった訳だから、外面を良く見せることに徹していたということになる。
こうなっては信頼性の一挙崩壊である。
ふたりはまだ退院していない。
退院してきて顔を合わせるようになったら、一体どういう顔をすればいいのだろう?
相手は案外ケロッとしているかもしれない。そのほうが対し易い。
2 件のコメント :
公道までゴミがハミ出て、迷惑をかけていないからまだ軽症ですね。何かとご近所どうし気を配りながら、生活している様子がうかがえます。ボクンちの近所は、ぼくを含めて独居老人が4軒、まだみんな元気そうだから当面心配なさそうだが、近所どうしのつきあいは希薄なようだ。
文面の老人夫婦は、まだ口は達者で元気そうだが、モノを片付ける気力が失せてゴミ部屋になったのだろうか?歳をとると乱雑な部屋も見慣れて気にならなり、だんだんひどくなる。
ボクの兄夫婦は、ボクの実家である高蔵寺に2人住まい。昨年、所用があり実家を訪れた。居間~台所の動線スペースだけはモノが置いていないが、それ以外は読みかけの雑誌、新聞、貰らいもの?自分が買ったもの?みやげもの?らしき品物で足の踏み場もない。
TVレポータが、コメントをもらうため訪れた学者や評論家の部屋が、人によっては、踏み場もないぐら山積みの資料が乱雑に置かれた映像を見る。そんな状態だった。兄夫婦はもともと
整理整頓は無頓着だが、歳と共にその状態がひどくなったようだ。ボクも充分気をつけよう。
>忠ちゃん こういうケースは決して他人ごとじゃないですね。我々もそうなる可能性がある訳ですから考えておかないといけない。子供のいないこの老夫婦の場合、親戚筋がよく対応したと思いますよ。自分の子供たちには時々は様子を見に帰って来い!と言って置かなければなりませんね。
この婆さんは前々から隣り合う2軒から嫌がらせを受けており、婆さんは謂れのない嫌がらせだと言っておりました。今回の発覚で、どうやらそれも狂言か?と疑う話も出てきましたね。周囲の見る目も違ってきたようです。余所様に迷惑を掛けていないとはいえ、とんだ影響も出てくるわけです。
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