2015年10月8日木曜日

ピロリ菌抗体価 陰性になる迄まる3年

先週受けた住民健診の結果は全て問題なし、追加診療の前立腺ガンとピロリ菌検査も、ともに問題なし。特定健診そのものが生活習慣病を主眼においているから、ボクが体調不良で何かと訴えるところが多いにも拘らず、異常なしと出るのも仕方がないか。

ところで、ピロリ菌抗体価が陰性域の9と出て、大(おお)先生が「粘り勝ちですねぇ」と冗談ぽくボクを皮肉った。2回目の除菌をやれ!やれ!というのを、ボクがなんとかかんとか言って、敬遠して来たことを言っているらしい。
ボクの方は、してやったりと、内心ニヤリ。

ここまでの経過の概略は次の通り。
2012.11.6  胃カメラ検査 ウレアーゼテストで陽性 ピロリ菌抗体価検査なし
         抗生物質を飲み除菌
2014.6.17  胃カメラ検査 ウレアーゼテストで陰性 ピロリ菌抗体価は12で偽陽性
2014.12.15 ピロリ菌抗体価は11で偽陽性 2回目の除菌治療を勧められたが先延ばしする
2015.3.6   別途N病院で、後縦隔リンパ節生検の折、胃カメラ検査で異常なし
2015.10.2  ピロリ菌抗体価は9で陰性
ウレアーゼ検査は胃カメラ検査の時、細胞を採りウレアーゼ活性を診る方法、ピロリ菌抗体価検査は採血に依る方法である。抗体価検査法は除菌後も陽性が数年続くこともあり、除菌後の検査法としては適さないと言われている。

大先生は2014年12月に、まだ抗体価が偽陽性に留まっているところで2回目の除菌を勧めたのだった。
しかし、ボクとしては、ウレアーゼテストで既に陰性になっているのだし、抗体価も陰性まであと一歩だし、ましてや3ヶ月前に家内が2回目の除菌途中で出血性腸炎を起こして大騒ぎになったこともあるしで、とてもその気になれなかった。
そんな訳で、肺がん手術後の定期検査があとに控えていたから、それを伝えて除菌を先延ばししていたのである。

昨日の診察の最後に大先生、「ピロリ菌が陰性になっても胃カメラは年1回はやったほうがいいですよ。何なら今から予約を入れておきましょうか?」と。これは本当の冗談らしい。
「いえいえ、それは結構です」と受け応えて早々に退散した。

 

2 件のコメント :

忠ちゃん さんのコメント...

ネットで調べたら、ウレアーゼ法は内視鏡で粘液を採取する検査ですね。知らなかった。
貴兄がブログで記載したピロリ菌検査に触発されて、昨秋ボクは、はじめてピロリ菌検査した。
結果は、抗体濃度4.8、ピロリ菌-の判定だった。
そのとき胃カメラ検査もしたから、ついでにウレアーゼ検査もしたほうが良いと思うが、これは本人がリクエストしなければ先生は必要がないと考えたのだろうか。昨秋、かかりつけ医院で出来るフルスペックに近い検査をいろいろお願いした。先生の判断で腫瘍マーカーなどもチェックしてくれた。 まあ、ピロリ菌-だったから結果的にはウレアゼー検査は必要なかったかもしれないが・・・・。

ター さんのコメント...

>忠ちゃん ピロリ菌の検査は尿素を飲んで呼気のアンモニアを測る呼気法が普通のようです。これもウレアーゼ活性を測るわけです。胃カメラ検査でついでにやるのは迅速ウレアーゼ法というらしいですね。簡便なのが採血でやる抗体価測定です。これが10以下なら陰性ですから、貴兄は全く問題なしです。胃癌の人の90何%かがピロリ菌陽性といわれ、陰性なら胃癌の可能性は低いですから、胃カメラも毎年やる必要はないんじゃないですか。逆に、胃カメラの手入れが悪いとピロリ菌に汚染されていて、感染する危険性があるとの話をテレビで見ましたよ。