2016年6月14日火曜日

ウグイスの鳴き声

梅雨入りしてから、雨が降らずに気温が高くなければ散歩に出ることにしている。
家内も一緒だ。彼女の方はステロイド性糖尿病と言っていかどうかわからないが、兎に角、ステロイドを飲んでいる間は血糖値が上がるので、適度な運動をするようにと主治医から言われている。
散歩が1番手頃なのだろう。


木曽川沿いの緑地公園の遊歩道を歩き出すと、先ずはウグイスの鳴き声が出迎えてくれる。
片道2000㍍を歩く間に耳にする鳴き声から推し量ると、数羽以上が夫々の縄張りをもって営巣しているようだ。
面白いのは個体によってさえずりが違うことだ。
基本的にはホーホケキョなのだが、中には語尾にもう一声続けて、キョーと語尾を上げながら鳴くのもいる。別の日に来ても、同じ鳴き方を耳にするので、どうやらここにいる個体の特性と思われる。
この声が聞こえると、「今日も出迎えて呉れたね」と、家内ともども笑みがこぼれる。
また、別の箇所で鳴いている個体も夫々鳴き方が少しづつ違うようで、
ウグイスにもさえずりに夫々個性がある。

彼らは時々、ケキョケキョケキョ・・・・と谷渡り鳴きをする。
これはオスがカラスなどの外敵の警戒に鳴くのだと言われているが、
今は子育て真っ最中の季節だから、そうかもしれないと思う反面、
周囲の状況から考えると、必ずしもそうとは思えないような気もする。
はて、どんなものだろうか?

ウグイスの声と心地よい緑陰。
贅沢な散歩である。

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