若い主治医のT先生が言う。
胸部から腹部までのCT検査で、新しい異常箇所はない。
縦隔の問題のリンパ節はまだ腫れが残っているが、
ガンならとっくに大きくなっているはず。
手術の影響がまだ残っているための炎症でしょうか?
血液検査でガンマーカーCEAが12.1と、3ヶ月前の8.0から上昇しているものの、
ガンならもっと以前から上昇し、その上昇もこんな程度では済まないはず。
よって、リンパ節の腫れはガンではないということです。
最後の手術から5年を経過し、今はガンがない状態だから、ガン治療に一区切りついたということです。
次回は6ヶ月後でいいでしょう。
今までと同様、CTとガンマーカーの検査を行います。
という訳で一応、5年再発なしというガン治療のゴールに何とか辿り着いた。
だが、リンパ節はまだ腫れているし、CEAもまた少し上昇しているのだから、気分的にはスッキリしない。
単純CTで胸部から腹部にかけて同時に診断するというのは、
信頼性がどの程度のものなのか?ボクが識らないだけに疑問が残る。
だからといって、そこまで突っ込んで訊くのは如何なものかと思い、質問を差し控えた。
異常なしと言われれば有り難く拝聴しておけばそれでいいのだろう。
昨今体調がすこぶる悪いから、自分が疑心暗鬼に陥っているところが多分にある。
振り返れば、
2010年10月6日 左肺上葉切除(原発肺腺癌)
2013年8月1日 胸腺及び左肺中葉の一部切除(転移再発肺腺癌)
2014年8月17日 左下葉S6区域切除(原発肺腺癌)
その後、2回も、縦隔リンパ節に転移再発を疑われて、
もうこれで我が人生も終わりなのかと思ったことか。
ともあれ、一区切りついたと言われたところで、T先生に質問した。
「ボクのように3回も手術をしてゴールできた事例は稀なことではないのでしょうか?」
先生、「いや、稀なことです」「再発の場合は、治療が難しいことが多いですから」
「あなたの場合は、M先生(外科の主治医)の適切な判断で早期手術ができたことが幸いでした」と。
やはりボクがまだ生かされているのはM先生のおかげであった。
T先生に「M先生にお礼を申し上げたいのですがお会いできませんか?」とお願いした。
T先生、「M先生にお伝えしておきましょう。6ヶ月後に返事ができるようにします。」
「ただ、M先生はますます手術が多くなって、外来診察するのも大変なご様子ですよ」と。
ボクがお世話になった時でさえご多忙であったが、それ以上だと聞けば、M先生の体が心配になってくる。倒れられたりしたら大変だ。
ご無事をお祈りしたい。
2 件のコメント :
診断結果は問題なし。先ずはおめでとうございます。CEA値が若干高めだが先生はOKとの判断だから安心できるでしょう。完全無罪釈放でなく経過観察は続くのですね。
でも強制的な定期的な検査は、健康体の人が検査もせずにすでに手遅れになるケースは防げるメリットはあります。
ボクはこの6,7月にかけてかかりつけ医院で自主的にミニ人間ドック検査をした。検査項目は当方から指定して一般血液検査、胃カメラ、胸部CT、大腸CT(大腸の3次元の画像撮影可能)などなど。
特に問題なかった。大腸に小さなポリープ2個検出されたが先生は気にしていなかった。先生との雑談で「昨年義兄がすい臓がんが見つかり、3か月後に他界した」ことを告げたら、「私(先生)だったら腹部CTを検査すれば早期診断して見せます」という。
あまりその気になれなかったので、秋に考えますと言ったら。その場で10月26日に予約させられてしまった。
近々予約を取り消すつもりです。
>忠ちゃん ご心配いただきありがとう。プロの診断ですから信頼するしかない訳ですが、原因が不明のママというのは落ち着かないですねぇ。6ヶ月様子見というのはおそらく対象をガンと考えているのでしょう。見放されずに要観察になっているのは、貴兄が言う通り、安心ではあります。
貴兄のミニ人間ドッグは随分熱がはいっているなぁ・・と思います。普段は医者いらずだから、年に1度位はしっかり検査するのはいいことですよ。かかりつけ医の先生の腕が口ほどに優れていればいいのですがねぇ。(笑)
コメントを投稿