以前、ハクキンカイロのことを書いた。
この冬は寒気が厳しいから、ほとんど毎日お世話になっている。
49年前に、冬の渓流釣り用に買ったものだが、
転勤になって釣りとは無縁になってからは、
引き出しの奥にしまい込んだまま忘れていた。
それが数年前にひょっこり出てきて、また使い出したのである。
使い捨てカイロより火力が強く、使用中は50℃以上になるので、
低温やけどしないように気をつけないといけない。
だから専用の袋に入れて使う。
火力と言っても火が点いている訳ではない。
火口には白金をまぶしたガラスウールが詰めてあり、
これが触媒になって気化したベンジンが化学反応を起こす。
そのときに反応熱が出る。
火口は劣化するから、適宜、交換しなければならない。
スペア火口をハクキンのHPから注文した。
ハクキンという会社はユニークな会社である。
50年近く前に買ったカイロとほぼ同じものを今も作り続けている。
だから、現在の火口でも古いカイロに取り付け可能。
次にユニークなのは支払いが後払いであること。
注文した火口は送ってくるらしいけど、
コンビニでの振り込み用紙が同封されているらしい。
通常、こういう場合は前払いか着払いだと思うのだが、
そうじゃないのだから、なんともオオラカではないか。
更にまた、「お届けまで2~3週間頂いておりますので、
今しばらくお時間を賜りますよう宜しくお願い申し上げます」
だって。
オイオイ、そんなに遅いんじゃ春が来て、用をなさなくなるじゃないか!
と突っ込みたくなる。
何ともまあ、アナログ的な会社だこと。
2 件のコメント :
ハクキンカイロ、懐かしいネーミングですね。以前貴兄がブログで記載し、それにボクがカキコした。どういう内容をカキコしたかは記憶にない。
ボクがハクキンカイロを目にしたのは、戦後まもなくの頃? 多分父が戦前に購入したようだ。形はブログ掲載とよく似ていたように思う。姉がカイロに油を注入し「これで暖かくなるよ」と見せてくれた。 不思議に思ったことを覚えている。
調べたら発売開始は1923年(T12)。今でも大きな変革しないで売り続けているのには驚きですね。
>忠ちゃん 一つの特許だけでここまで生き延びられる会社というのは大したものだと思いますね。当初から、改良の余地なしの完成品だったのでしょう。キャップの穴の模様も当初から変わっていないと言っていますね。
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