生検でリンパ節から細胞を採ってくれた消化器内科の先生は、
「動脈のすぐ脇にある非常に危険な場所なので難しかったけれども、とにかく細胞を採ることは採りました」と前置きし、腫瘍細胞は見当たらないとの病理結果を画面に表示させた。
更に、「細胞は採れたが腫瘍細胞を採れたという確証はないので、腫瘍細胞が見当たらなかったからと言って腫瘍ではないとも言えない」と。
次いで、消化器内科に生検を依頼した呼吸器外科の主治医を受診。
消化器内科の生検結果を画面に読みだして、「さて?困りました」と先生は一言ポツリ。
先生はリンパ節への転移を疑い、その確認のために生検をして貰った訳だが、予想外の結果に治療方針が出せないらしい。
先生は次いで「上手く細胞が採れなかったかもしれませんねぇ?」と言って、そこで思案。
やっと出てきた言葉は「しばらく様子を見ましょう」だった。
結局、CTで当該部位の陰影の大きさを、採血で腫瘍マーカーの変化を、継続して観ることになった。
1ヶ月後の予約を入れた。
変化があれば迅速に対応すると言ってもらったが、どんな治療が出来るのか?
リンパ節まで転移したら手術はないと明言されたから、残るは抗癌剤か?X線か?
探りを入れるつもりで陽子線はどうでしょうか?と訊いたら、
「300万円払っても効果はX線と同じですよ」と否定的だった。
X線治療は可能な部位であると。
次の治療ステップに進めなかったのが良かったのか?悪かったのか?
先生も困ったがボクも困った。
でもまあ、先に少し灯りが見えているだけでも、良しとしよう。
2 件のコメント :
何でもそうだが「無い」を証明するのは難しい。スタッフ細胞も「無い」を証明するのに随分なエネルギーを使った。第1関門は通過したと考えましょう。よかった、よかった。
貴兄はいつもボクシングに例えれば、ウイービングしながら相手のパンチを避けつつ希望どうりの結果を得てきた。今回もそのような結末になることを祈りましょう。
昨日吹上のマンションにいる同期のIさん宅にTさんと訪ねた。ボクは昨年10月用事で近くに行ったので立ち寄った。5ヶ月ぶりの再会です。「5ヶ月ぶりだね」と言ったら彼は、「会った記憶がない。最近物忘れはひどくなった」と言う。心なしか話し方もゆっくり声にハリがない。煙草の箱が転がっていたので訊ねたら、最近吸い始めたようだ。脳梗塞再発予防の薬を服用している。「オイオイ大丈夫か」と言ったら、脳疾患で早くコロリと逝きたいと軽口をたたいていた。彼の先行きが少し心配だ。
Tさんの奥方は卵巣系のがんが見つかり、急きょ手術した。手術直後、担当医はグレードは3期a?とアッケラカンと本人を前にして告げたそうです。癌も治る時代になったので告知がどうのこうのと迷うことがなくなったようですね。
Tさん本人も重度ではないが、高血圧、糖尿病、心不全を心配しているようです。奥方の看病もあり、会社は引退したそうです。将来の生活設計などいろいろ悩みを抱えているようだ。機会を見つけて、どこか地下鉄駅付近でまた3人で昼食でも食べようと言うことになった。その時貴兄も歓談できる環境にあったら連絡します。
>忠ちゃん ボクのことは仰る通りになればと願っています。3人の様子を知らせて頂きありがとう。Iさんはちょっと気懸かりですね。Tさんの奥方の件、Ⅲaは手術後だから手術をしなかったよりはいいのじゃないかな?それにガンの告知は今は当たり前じゃないかと思います。特に高齢者ならば。Tさんは現役が長すぎたと思いますよ。奥さん孝行を貴兄を見習うことになりましたね。
体調が良ければ次回会合に喜んで加わるのでよろしく。
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