先月末のこと、公共下水道が我が家の手前まで伸びて来た。しかし、我が家には未だ届かない。この先は、次期、すなわち今日以降来年3月末までの工事になるのだろう。
公共下水道に接続するにはお金が掛かる。
敷地境界から公共下水道に繋ぐだけなら大した金額にならないようだが、雨水と生活雑排水の分離、浄化槽の廃止、敷地内の下水配管の引き回しなどの工事をしないと繋げられない訳で、それには多額のお金が必要になる。その額50~100万円、全部こちらの持ち出し。
老い先短い者にとっては最悪のコストパフォーマンスである。
それでも法律は公共下水道への接続を義務付けている。
昨日、我が家に、年1回の浄化槽の掃除のためにバキュームカーがやって来た。
ご近所に臭気を撒き散らしてごめんなさい。
今はどこの家も互い様だから、許して貰えるだろうけれども、
公共下水道が使えるようになったら顰蹙を買うだろうなぁ・・・。
その時はあと1~2年後に迫っていると覚悟しなければならない。
今は生活雑排水は雨水と一緒に側溝を経て近くの小河川に垂れ流されているが、
公共下水道完工の暁にはこれら全てが下水道に集められ、河川には雨水が流れるだけになる、というのが広域下水道の全体像。悪い話ではない。
これまで河川環境を悪化させてきたのは我々住民だが、そのツケをここで払う図式にもとれる。
そう思って、下水道が伸びて来たら真っ先に繋ぎ込むことにしようかな?
写真は公共下水道工事の様子(野次馬の観察メモ)
深さ4㍍の穴を掘り、4段組立式マンホールを埋め、フレキシブル硬質塩ビ管で本管と繋いだ。
本管の種類は未確認だが、多分フレキシブル管だろう。フレキシブル管は邪魔物があっても回避して施工出来るし、電動こぎりで切断できて加工も容易。
3 件のコメント :
写真を見ると、かなり大がかりな下水道工事ですね。拙宅は名古屋駅まで50分かかる地域で、昭和50年頃は家もまばらであった。それでも昭和45年頃?バキュームカーによる汲み取り方式から上下水道に変わったと記憶している。扶桑地区のほうが名古屋駅方面の通勤圏として拙宅よりはるかに便利。でも名古屋市でないためインフラの整備は遅れをとるのですね。
このブログを見て、ボクの実家の現状はどうなっているか、電話してみた。ぼくが結婚後実家を出るまで、汲み取り式であった。
驚いたことに昨年やっと浄化方式になったとと言う。それまで20日に1度バキュームカーがやってくる。なにしろ山の中腹に家があり、道路から延々とホースをつなげ作業する。ボクがいた時と同じ方式。諸々条件が悪いので、工事費は400万円程度かかったとのこと。戦後まもなく中古の家を購入したので、築70年、だましだまし手直しして老兄夫婦がまだ住んでいる。
以前、兄嫁は義母を看取ってからマンションに移りたいといつも言っていたが、いざ実行となるとなかなか決断出来ないものですね。
>忠ちゃん 岩倉市から犬山市まで含めた五条川流域広域公共下水道でして、やっと愛知県の北の端まで届こうとしています。これで犬山沿線の土地評価が上がりますかね?
我が家は昭和55年に建てた時からトイレだけの単式浄化槽ですが最近建てた人達の住宅は生活雑排水も含めた合併浄化槽です。それでも公共下水道が来るとそれに繋げなければなりません。気の毒ですね。貴兄の実家も大変な出費でしたね。それを考えると我が家のこれからの出費は未だ安いかも知れません。
名古屋近辺であるから社会整備事業は進化していると思っていたが案外ですね。
当地は例の田中内閣の列島改造論発表の影響を受けて周囲の農地を含めて’75年には区画整理事業で雨水、生活排水分離型の排水、水道ガス配管が実施されております。それ以前は市の委託事業者にし尿汲み取りを依頼しておりました。 隔世の感がしますね。
因みにオール電化でガスは使用しておりません。
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