2015年3月24日火曜日

獺祭(ダッサイ)というお酒

今日、日経ネットに獺祭の旭酒造のことが載った。↓
http://www.nikkei.com/article/DGXMZO83592100U5A220C1000000/
これを読んで、今年のひな祭りの日に獺祭という酒を飲んだことを書いておこうと思った。


この酒、安倍総理がオバマ大統領へ手土産に持っていったというのですっかり有名になった。
以来、入手が困難だと聞いている。
お値段は1.8㍑で何万円もすると云うし、とても吾輩ごときの口に入らないだろうと思っていたのだが、それが何と何と口に出来たのである。
尤も、飲んだのは獺祭は獺祭でも「試」という安い方の銘柄。
一口、口に含んだ瞬間、これは上手いと思った。
やや酸味掛った感じがしてフルーティーで、スッキリした辛口。
ボクはこれほどの日本酒を未だかって飲んだことはない。

この「試」、ワインの本場フランスでも飲まれているというから、ワインに優ると言ってもいいか?
同じ獺祭でも値段的に安いし、味の方でも「試」の方が歓迎されているらしい。
ネットで調べてみると720mlで5000円以上の値が付いているものもあるが、それでも在庫切ればかり。

落ち込んでいるボクを励まそうと息子夫婦が手紙を添えて送ってくれた。
住まい近くの地下鉄駅近くで見つけた酒屋に偶然1本だけあったとか。
それをこちらに送ったから自分たちは飲んでいないし、その後も入手してないと。
そういう訳で、酒本来の美味さは勿論のこと、息子夫婦の気持ちがこもっていて、
最高の酒に間違いない。

獺(カワウソ)が獲物の魚を並べているところが獺のお祭のようだといい、そこから獺祭と名づけたらしい。旭酒造の所在地は「獺越」とラベルに書いてあるから、昔は獺がいたのだろうか?

2 件のコメント :

忠ちゃん さんのコメント...

獺祭に関して、ボクは全く知らなかった。
オバマ大統領に手土産として「酒」を贈ったことは記事として読んだ記憶がある。ただそれだけ。ネットで調べたら、随分話題になっている銘酒なんですね。ネーミングも故事来歴
面白い。正岡子規がみずから獺祭屋主人と号したそうだ。貴兄が一度飲んでみたいと言う好奇心は相変らずですね。息子さんとの会話があって、その思いを知り、送ってくれた。本当に親思いの息子さんですね。ボクの息子たちに爪の垢でも煎じて飲ませたい。
お陰でボクもこの銘酒に関して知識を得た。
酒造を生業とした者として、これぐらいの知識は持っているべき。参考になりました。

ター さんのコメント...

>忠ちゃん 息子の親思いというのは多分に嫁さんに影響されているんじゃないかと思っています。娘の方は仕事や子育てで手一杯だから全然気が回らないみたいです。目に見える形でなくても子供はそれなりに親思いだと信じましょう。獺祭は安倍のお陰で有名になった印象がありますが、知る人は知るで、10数年前から話題の酒として認識していたという人もいますから、酒通の間ではよく知られていたかもしれません。