2011年9月19日月曜日

NHK宇宙の渚を見た


昨夜はNHKが久しぶりにいい番組を見せてくれた。
「NHKスペシャル 宇宙の渚」
おそらくテレビ画面に釘付けされた視聴者が多かっただろう。

国際宇宙ステーションにいる宇宙飛行士古川さんとNHKスタジオを結んでの生中継は、
宇宙ステーションの展望室というべきキューポラから、NHKが開発した衛星用超感度カメラで捉えた映像を映し出した。
鮮明な画像もさることながら生中継も世界初めて。
地球上空400㌔メートルからイカ釣り船の集魚灯が1艘ごとに解かるほどの鮮明さである。う~ん、こりゃすごい!

既に収録されていた3大スペクタクル映像も凄い!
オーロラが地球の極を取り囲む大きなリング状に現れて光る様子を、
流れ星は地球に吸い込まれる様子を、
そしてスプライトを捉えた様子を、
それぞれ紹介した。 

スプライト?それ何だ?と思っていたけど、雷雲が光ると同時に時として現れる発光現象で、
上空100㌔メートル辺りに現れるというものだった。カメラが捉えたのも世界初だと。
雷光の青白い光と異なり、赤い光が垂直方向に伸び、いろいろな形に広がるものもあった。

上空100㌔メートルの層が地球をベールのように包み込み、宇宙との境界を形作る。
NHKがこれを「宇宙の渚」と命名したようだ。
月没の月が渚に溶けこむように沈んだ幻想的なシーンもよかった。

来年4月から宇宙の渚シリーズを放映予定だというから、それまでにどんな新しい映像が加わるやら、この先の楽しみが増えた。長生きはしてみるものだよ。

一部の映像はhttp://www.nhk.or.jp/space/nagisa/ でも見られる。
という訳で、今日の写真は地上のコスモス(宇宙)だよ。

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