木曽川近くに広がる守口大根畑で種まき前の深耕作業が始まった。
ある畑の端に咲く八重のコスモスを撮っていたら、バアさんに「ご苦労さん」と声を掛けられた。
昨日の剪定屋のバアさんと違って、今日のバアさんは愛想がいい。
「こうして植えておけば、季節になれば咲いてくれるから心が和むでよう!」・・と、
自分が植えた花を愛でるご仁がいるのを見て、嬉しくなったようだ。
爺さんが一人で、深耕機で耕しているのを眺めながらの立ち話。
畑の広さは500坪。サラリーマンを退職してから主人と二人で面倒を見ているという。
それまでは、先代の爺さんが亡くなってから、婆さんと自分との、女手二人で面倒を見てきたと。年格好からみて、夫婦でやりだしてから20年も経とうか?
今が幸せ!・・と、言っているバアさんの幸せな表情を見た。
守口大根の栽培組合に入っていて、栽培の権利を持っており、
作付け面積は組合の方から指示が来る。
毎年、漬物メーカーとの契約量によって各農家に割り当が決まるから、多少増減する。
種子は、組合指定の採種畑で各農家が自分で栽培し、組合の品評会に出して合格したものしか使えない・・・等々を聴き出した。
近年、耕作の人手がいなくなって農産会社に農地を委託したと思われる耕作地が増えているように見える。そんな時代の中で、老夫婦だけで頑張る農家は貴重な存在になっていくのだろうか?
写真は、守口大根とは別種の大根畑
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