2011年11月25日金曜日

耐震診断

昨日、我が家の木造住宅耐震診断士による診断を受けた。
先ず、こちらが準備した平面図(確認申請書添付図面の写)に従い、柱と壁の位置が図面通りか?を、各部屋をすべて回りながらチェックし、壁の亀裂の有無もチェックした.
次は、天井と床下を覗いて構造や金具をチックし、証拠写真をとった。
最後は、屋外に出て土台や壁のモルタルの浮き具合をチックした。
聞きとり調査と現場チェックで、都合、約1時間半を要した。

チェックした診断士曰く、結果によるデータをパソコンに打ち込んで計算しないと正確なことはいえないが、感じとしては耐震度0.4くらいでしょうと。自分の予想と言うか期待と言うか、それよりかなり悪い。
大雑把に言えば、淡路神戸大震災クラスの地震で、1.5なら大丈夫、1.0なら2階にいれば大丈夫、1.0以下なら外に逃げろと言われるから、我が家は、何が何でも外に逃げろということになるか!
耐震工事には、60万円くらいを上限に、半額補助が出るようだが、
結果がどうであれ、今のところ工事をするつもりはない。
それなのに、何故診断をうけたのかと家内に言われたが、
早い話、診断だけなら無料だからである。

今日来た診断士は、最初に、木造住宅耐震診断士と書いた有資格証を提示した。
町内に住むみ、建築設計事務所を持つ1級建築士。
7名の診断士が、申し込みのあった100件を手分けして診断して回るそうだ。
町から1件につき4万円で、7件の割り当てを貰ったという。
不況で仕事が少ない折から、良いアルバイトになるようだ。
町が今年8月に行った耐震診断PRのローラー作戦の結果が、100件程度の応募だったということだが、古い建築基準で建てた家に住むのは、我が家のような老人だけの世帯が多いのだろうから、そういう人達が「今更耐震工事をしてもねぇ・・・と」考えるのが普通なのだろう。

何事によらず、老人は余命と費用を天秤に掛けたがる

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