ここ数日、テレビを観ていてボクの気を引く話題は2つ。
一つは消費増税法案での野田総理の不退転の決意表明であり、
もうひとつはAIJ投資顧問による年金消失に絡み、衆議院財務金融委員会に参考人として招致された浅川社長の答弁。
早い話、二人に共通しているように見えたのは確信犯の顔である。
自分も今まで曖昧にしてきたのだが、調べて見ると、確信犯という言葉は本来の意味と誤用の意味があることを知った。
そう言われてみればばそうだ。
本体の意味は、自分が正しい思い込んで行った行為が法律に抵触した場合。
法律を知っているかどうかは問わないもので、多くの政治犯がこれに当たるらしい。
誤用の意味は、法律に抵触することを知りながら、自分の行為に意義があり、正当化出来ると思っている場合で、罪悪感を持たない場合がこれ。現代は多くこちらが使われる。
確信犯と区別する意味で故意犯というのもあることも知った。
一般の犯罪がこれに当たり、悪いことだと思いながら自分の意志で行う犯罪のことで、法律を知っているかどうかを問わない。
テレビに映る野田総理が本来の意味の確信犯に見えた。
増税は行わないとマニフェストで謳っておきながら、政権を執ったら増税かよ!
増税の良し悪しは別にして、それを云うなら総選挙で顔を洗ったから出なおしてこい!と言いたい。
マニフェストを守れと、国民感情的疑惑の典型的人物である小沢からも言われるのだから、
地に落ちたものよ。
もう一つの浅川社長の顔。
騙すつもりは毛頭もなく、年間所得も7000万円あったと、いけしゃぁしゃぁ!と言い放った。
未だ詐欺罪で起訴されていないから犯罪と決まったわけではないにしても、
これぞ、現代風誤用の確信犯に間違いなし。
どちらにしても、結果的に騙したのだから詐欺師と言われても仕方がないだろう。
昨日、名古屋で桜が開花した。
明けて今日、朝から雨で、出鼻をくじかれた。
その腹いせで、腹に溜まったものを吐き出した。
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