4日前の金曜日に退院したものの、微熱が続いたり、食欲が無かったり、時として胸が締め付けられるような息苦しさが来たりして、退院当日を含めて3日間はベッドに寝起きしていた。
パソコンに向かう元気も出なかった。
昨日は一日中雨の降る天気で、気温も27℃止まり。そのせいで、体への負担が減ったのか?連日続いていた微熱が出なくなった。お陰で、日中ベッドに横たわることも無く、入院中の記録を整理してパソコンに入力出来た。
今日は退院日から数えて5日目、朝から陽が射して暑さが戻った。
庭に出て、30分ばかり枯れたトマトを撤去したり、雑草を抜いたり。
ハアハアと荒い呼吸をしながらだったが、体力も少し回復したようだ。
体に自信がついてきたので、そろそろブログを再開することにしよう!
気の赴くまま書くので話題は前後する。
先ずは手術日から数えて4日目の(8/21木曜)朝のこと。
7時10分 トイレに入って排便しようと力み始めたら、主治医のM先生の回診だ!
今日は忙しいので回診時間が早いのだと先生。
県内で肺ガン手術の多さで1、2という名医のM先生にしてこの熱意。感謝に耐えない。
ボクはドアを開けて便器に座ったまま、ご挨拶。
「空気漏れはありませんね?」と先生。
「おはようございます。ありません。ありがとうございます」とボク。
先生が退出して、本気で排便に力を入れた。
が、便は出ない。昨夜下剤を服用したから出るはずなのだが?
代わりに出たのは胸腔ドレンホースからの空気漏れ。ドレン溜めでブクブク。
ヤバイ!
今回の手術で先生が一番注目しているのがこの空気漏れ。
4年前の最初の手術(右上葉肺切除)では、空気漏れして、胸膜癒着術(手術で傷ついた肺からの空気漏れがあり、これを止める為、薬剤を胸腔内に投入、肺を胸膜に癒着させた)をせざるを得なかった。
今回は、左下葉からS6域と言われる部分だけを切り取ったので、切口がそれなりに大きく、空気漏れの危険性は前回より大きい。
そんなこともあって、「今回は、慎重に、丁寧に、切り口をフィブリンシートで覆いいました」と、
術後直後の家族への説明で先生は強調されていたそうだ。
それを聞いているから、ボクと家内はブクブクと漏れるのを見て大ショック!という訳。
家内から「下剤が効くまで待てばいいのに。アナタは力み過ぎよ!」と非難される有り様。
「そうは言ったって、出ると思うから力んだまでのこと」とボク。
数分後、ブクブクは消えた。
どうやら一過性のものだったらしい。ヤレヤレ・・・・。
朝食を摂り、30分もしないうちに便意。今度は楽に排便。
これを待てばよかったのに、と家内。ボクは「そうだね」とい言うしかない。
この日の夕方まで空気の漏れることは無かった。
18時近くになって、助手医のK先生(女医)が胸腔ドレンホースの抜管処置をしてくれた。
これで体に繋げられた管は背中に入っている鎮痛剤の細いカテーテルだけになった。
自由に病院内を歩き回れる。
ここまでの経過は順調そのものの。ただ、微熱が続き、依然として食欲が出ない。