2014年9月7日日曜日

3度目の肺ガン手術 (6)退院の足止め

8月21日(木)手術後3日目
前夜飲んだ下剤が効いてスムースに排便出来た。
その前に、手術した肺から空気漏れしてのではないか?と勝手に思い込んで、
家内と二人でシュンとした一件が有ったのは前述のとおり。

17時45分にK先生が回診してきて、栄養剤の点滴を外し、胸腔ドレンホースホースを抜管して、胸の穴を塞いでくれた。術後3日目でのドレーン管の抜管は当初の予定通り。
一気に身軽になった。
残るは、背中に入っている鎮痛剤のカテーテルだけとなった。
この夜も熱が37.8℃まで上がったのでロキソニンを服用し、氷枕を用意してもらった。
家内は自宅に帰った。

8月22日(金)
相変わらず朝から37℃近くの微熱が続き、食欲も出ない。
それでも回復は順調と思われ、午後5時すぎにK先生が回診してきて背中の鎮痛剤カテーテルを抜管してくれた。
これで全ての管が外れ、体は束縛から開放された。
消灯前、体温は37.5℃と微熱が続く。
ロキソニンを飲んで寝た。
家内は自宅待機。

8月23日(土)
8時40分M先生回診、9時K先生回診。
患者の看護データを全て把握してから回診するので、患者の容体はわかっているが、念のため患者の顔を見に来るということのようだ。
微熱や食欲不振のことは意に介していないらしい。
週明けの8月25日の朝に採血し、結果が良ければ、その翌日の26日(火)に退院の予定と告げられた。当初の予定通りだ。
この日、家内は着替えなどを届けて、自宅に戻った。
18時に37.6℃だったのでロキソニン服用した。

8月24日(日)
微熱が続いたので朝食と夕食後にロキソニン服用。
この日は先生の回診なし。
家内が来て、そのまま泊まった。

8月25日(月)
6時半に採血。
14時30分 K先生が来て、退院を先延ばしする旨宣告。ガガーン!
炎症を示す値が悪いからとの理由。
あとで看護師にどんな値なの?と尋ねたら、CRP値だと教えてくれた。
新たに抗菌剤(クラビット)が追加され、今夜から1日1回服用することになった。
次回採血は3日後の8月28日(木)。
値が良ければ、その翌日8月29日(金)に退院が可能と予定された。
顔を合わせた看護師長(婦長)は「退院の足止めは、それも想定内のことですよ」とあっさり。

順調と思われた回復も、どっこいそうは問屋が卸さなかった。

2 件のコメント :

忠ちゃん さんのコメント...

CRP値は、炎症を判断する一般的な検査のようですね。本年2月、家内が日赤から老人ホームに移るにあたって、日赤からケースワーカー、先生、看護師、老人ホームからホーム長、ケアマネージャー、看護師、そして当事者(ボク)の3者会談が行われた。その時ホームの看護師からCRp値は?との質問があった。そこで初めてこの数値が炎症の指標になることを知った。今はネットで検索すれば何でも分かる。家内の病気に関連する検査値、薬の効能など把握できる。ボクも随分詳しくなった。
3者会談の前に日赤のケースワーカー{女性)とどこの施設に入所するかいろいろ打ち合わせをした。当方の希望、家庭環境、病状などいろいろ話し合い、それらを斟酌してケースワーカーが入所施設を斡旋する。
少し話しを始めたところでケースワーカーから「あなたはドクターですか?」と訊ねられた。当方から簡潔に要点を得た説明、それとも教養豊かな雰囲気を感じた(笑)
それとも知った風なことを言う鼻持ちならぬ男だが、少しお世辞を言っておこうと思ったかも知れない。

ター さんのコメント...

>忠ちゃん 仰るとおり炎症を判断する指標のようです。追加投薬が抗菌剤のクラビットということで、外部からの感染があったかと思われます。
現在は何でもネットから知識を得るが出来ますら、それなりの知識を得るのは容易ですね。でも、先方が親切に教えようとしているときは、素直にハイハイと聴くようにしていますよ。(笑)