今日の朝刊のトップ記事は2015年度の税制改正大綱。
他にビッグニュースがないから穏やかな年の暮れではある。
その改正は法人税減税と贈与税減税がメイン。
法人税減税は我々年寄りに直接関係がないから脇に置くとして、
贈与税減税は高齢者資産を若年層に移転させようとする狙いだから、
少し気になるところ。
でも、贈与額の拡大枠の額を見て、ああ、そんな大金なんて関係無い!
そんなの一部のお金持ち高齢者のための優遇策じゃん!
我が家の今年の出来事のビッグワンは、なんといってもボクの3回目の肺ガン手術。
去年までの2回の手術では回復が順調だったから危機感は抱かずに済んだが、
3回目の手術で一気に体力が失われ、危機感を持つに至った。
肺活量の減少が主因だが、その他にもまだ後遺症らしい自覚症状が続く。
この先を心配した家内が、ここで一区切りしたいと考えて手を打ったのが、
息子や娘の家族を温泉ホテルに集合させて、喜の字の祝やら、退院祝やらをやったこと。
温泉が付いた豪華な個室を各家族にあてがい、ふぐ尽くしの料理を食べて豪遊した。
資金は家内持ち。
その魂胆は亭主はちゃんとお見通し。
ボクが先に逝った時には遺産が少ないので相続税は発生しないが、
家内がひとり後で逝くときは、今住んでいる土地に軽減税率が適用されないから、
それ相応の遺産が発生する。その場合には、結果的に、子供たちに相続税を払わせることになるかも知れない。家内はそう考えたのである。
明日の1月1日、相続税と贈与税の改正法が施行される。
我が家は子供が二人。
家内が逝くと、相続無税枠が5000千万円+子供2人で2000千万円だったのが、3000千万円+子供2人で1200万円に減らされる。
今後、いよいよとなれば介護施設に入居することも考えなければならない。
その資金調達にリバースモーゲージも考えることになるだろう。
老後資金と遺産相続と介護費用。
来年の宿題である。
今年1年、ブツブツ独り言を文字にしてきたが、お付き合い頂いた方々にはご迷惑をお掛けした点も多々あったことだろう。どうかお許し下さい。これに懲りず来年もよろしくお付き合いのほどお願い致します。ありがとうございました。