8月15日に午後入院。
入室したら直ぐに、主治医M先生の補助を務める若い女医さんのK先生が来て、
手術同意書にサインを求められた。
おおよその内容は既に説明を受けているから、即サイン。
同意書にはどんな手術をするか?術後どんな経過をたどるか?
などが書いてある。
ガン結節は左肺下葉の中にあり、PET画像からリンパ節転移なし、遠隔転移なしと診断されているが、原発巣か?転移したものか?は不明とされた。これは術後の病理検査で確定される。
結節の部位はS6区域にあり、気管支の一つが繋がっている。
正常なひとの気管支は全部で18に枝分かれしているが、そのうちの一つがS6区域の気管支ということ。
ボクは4年前に右上葉を切除したから、残っていた気管支は15。その内の一つを今回切除したから術後は14になった。
肺活量は肺活量に気管支の数比例配分する形で計算された。
術前の肺活量は標準の108%と測定されていたから、これに14/15を掛けて術後は100%となる。
因みに、4年前の手術以前の肺活量は4000mlだったから、今回の手術後に標準肺活量の3000mlになったことになる。若い時に運動で体を鍛えてきたお陰か、肺活量が標準より多かったのが、こんな時に幸いしているようだ。
尤も、実際には今現在、以前に比べて相当息切れを感じているから、肺活量はもっと低いかも知れない。
同意書にサインが終わったところで、K先生はボクを仰臥させ、パンツの裾を押しやって、鼠径部大腿動脈から採血した。
これも経験済みだから、これを予測して、入院前にワキ毛、胸毛は勿論、股間及びその周辺も剃毛してある。患者としての第一印象は多分良かったはず。
この後、造影剤を注射しての胸部CT。結節部位を確認するための撮影なのだろう。
ヨード系造影剤で吐き気を催したことがあると訴えたから、K先生が付き添ってくれた。
ヨード系造影剤で吐き気を催したことがあると訴えたから、K先生が付き添ってくれた。
病棟看護師は胸帯、前開き寝間着、タオル、ティシュペパー、など手術に必要な持ち物を点検、
血栓予防に弾性靴下を履くため、足のサイズも測った。手持ちの古い弾性靴下は使わせないことになったようだ。腹式呼吸法も実際に訓練させた。
この後、手術室看護師、麻酔医が来て、いろいろな説明をしては同意書にサイン。
薬剤師も来て、使用薬剤の説明をしてくれた。
これで手術当日への準備完了。
翌日(8/16)、翌々日(8/17)は土曜と日曜日。
この2日間は血圧、体温を定期的に測定する以外にやることはほとんどなし。
手術日が月曜日でなければ前日の入院で事足りるはずだが、月曜日の手術だと入院が金曜日になるということが理解できた。土曜日曜は病院も手薄なのだろう。
個室料が2日分余計にかかる勘定だが、どうせガン保険で入院給付金を貰うつもりだから、持ち出しは1日あたり2000円少々で済む。避暑に来たと思えば安いものだ。
2 件のコメント :
術後の経過は予定どおり?。先ずは退院おめでとう。ボクは50年前、結婚直前に急きょ肺がんの疑いで右肺上葉を切除したことはすでに紹介した。ボクも術後胸内出血でしばらく高熱で苦しみ、また胸膜癒着があり、剥がすため「再度手術の可能性あり」と言われた時はショックであった。術後1週間後?のことであった。幸い何とか再手術は逃れた。50年前と今では医学の進歩は、隔世の感があるが程度の差はあれ似たような手術の後遺症はあるのですね。
30年前からノドに唾液の塊みたいのものがへばり付いているような異物感があり、頻繁に咳払いして呑み込んでいる。たまに口の中に出たものを観察すると唾液より少し濃いめのものだ。洗面所で流すとツル~と排水口から出ていく。
かかりつけの医者(以前ガンセンター勤務していたことが先生のウリ材料)は、これは手術時の気管支切除関連がうまくいかなかった?後遺症かもしれないと説明を受けている。
最近この異物感がひどくなったような気がする。胃道逆流症もあり、食道、気管支を常に刺激しているので、最終的に食道がん、喉頭がんになるかもと少し心配している。
>忠ちゃん ありがとうごじます。肺の手術にかけては貴兄は先輩でしたね。ちゃんと覚えていますよ。今は胸腔鏡で見ながら手術ですから、切開口は6㌢と小さく、術後は楽です。術後1周間で退院出来るのですから、技術の進歩は凄いと思います。
貴兄の喉の違和感は随分長いですねぇ。でもかかりつけ医が元ガンセンター医なら安心ではありませんか。用心を続けて下さい。
コメントを投稿