2014年8月14日木曜日

重光公電122通の特ダネ 中日新聞をたまには褒めてあげたい 

今日は太平洋戦争が終わった日である。
何?そりゃぁ明日でしょう!と言われるかもしれない。
最近読んだ半藤一利著「昭和史」に、そのように書いてある。
読んだら、なるほどそうか!と納得した。

日本は8月14日にポツダム宣言の受諾を通告し、翌15日に玉音放送によって日本の降伏が国民に知らされた。これが日本の終戦記念日である。
ウィキペディアによれば、ポツダム宣言の調印した日の9月2日を終戦記念日とするのはアメリカ、イギリス、フランス、カナダ、ロシアであり、中国は翌日の3日を抗日戦争勝利の日とし、韓国は15日を光復節として日本からの開放記念日にしている。


その今日、中日新聞の1面トップ記事に出たのが「重光 公電122通を発見」の記事。
続いて3面、4面、5面に詳報をデカデカと載せた。
情報の出どころをググって調べてみると、
当時モスクワの大使館の佐藤尚武大使に当てた公電を、
終戦当時モスクワ大使館の書記官で、後に駐米大使を務めた武内龍次が大事に預かり、
戦後の焼却処分を免れて日本に持ち帰ったものを、
姪が引き継いできた、
ということらしい。
このたび、その姪から中日新聞系の東京新聞社に連絡があって、今日の特ダネになったようだ。

今日の特ダネは一般受けするものではない。
読者のほとんどは無関心だろう。
人生の半分以上を昭和で生きた人にとっても、どうでもいいような記事かもしれない。
しかし、ボクは中日新聞を褒めてあげたい。
終戦の日によくぞこの記事をぶつけてきたことを。

公電の内容は、重光が終戦の1年3ヶ月前に、何とか日中戦争を終わらせたいと当時のソ連に仲介役を頼みたいと思っていた、というもの。
後の昭和20年、アメリカ、イギリス、ソ連の首脳が集まったヤルタ会談で、ソ連が参戦することをアメリカ、イギリスは了承したという密約があったことを、日本は戦後知らされた。
当時既にソ連にはさらさらその気が無かったのである。
その意味で、見つかった公電は日本外交の愚かさを証明するものでもある。

ついでのことだが、「昭和史」を書いた半藤一利も新聞第3面で解説を加えている。
この人の話は分かり易い。

2014年8月8日金曜日

慌てて歯科医へ

入院案内の冊子に、入院前には歯科医院を受診しましょう!と書いてある。
感染予防のための一つの方法が口腔の衛生管理であると。
 特に悪い歯はないのでその必要もないだろうと思っていたら、昨晩、左上の一番奥の歯の一部がポロリと欠けた。
 もしかして虫歯になっていて、入院中に痛み出したらヤバイ!
 そう思って、ためらわずに今日歯科医に駆け込んだ。

 開口一番、来週に入るとお盆休みだし、週末には入院しなければならないので、今日一日で何とかして下さい!と先生に。
 口の中を覗いて先生、「欠けたところを埋めるだけで大丈夫ですよ」。
 欠けたところを埋めて、削って、噛み合わせを確認して、ハイ!お終い。
 1年後に、点検にいらっしゃい!と言われて送り出された。

 歯は全部虫歯治療してあり、銀色に光る歯も数本ある。
 神経を抜いた歯がほとんどだから、白には程遠い黄色掛かった歯ばかりで、挙句に歯並が悪い。 それでも入れ歯無しでこの歳までガンバレたのは、職業柄、長年、牛乳を毎日欠かさず飲んで来たお陰だろうと思う。
 以前、ここの先生から、80歳まで入れ歯なしで行けるでしょう、と言われたことがある。
このまま行けば、8020は勿論クリヤー出来るはず。
尤も、80歳まで生きられたらの話だが・・・。

2014年8月6日水曜日

入院まえ

去年の日本人の平均寿命が男では初めて80歳を越えたと先日報道された。
自分はそれを越えられるだろうか?
次の予定されている手術を含めて3度の手術が可能だったのは不幸中の幸いだったが、
そのあとの保証は何もなく、再発の危機はつきまとう。
術後1年間は多分大丈夫だろうからあとの2年間なのだが、そのハードルは高そう・・・。

そんなことを思っていた矢先に、STAP細胞で一躍有名になった理研の笹井副センター長が昨日自殺した。
どんな理由にせよまだ若い命を自ら絶たなくてもいいものを、と思わざるを得ない。
一時は批判めいたことを書き立てて来たマスコミも、一転、モッタイナイ人材を失くした、と横並びに伝えた。
我が県の出身の秀才だっただけになおさら残念に思う。

慣れないと入院の準備はなかなか大変だが、3回目であり前回が1年前とあっては慣れたものである。
必需品のT字帯、胸帯、弾性ストキングは前回の物が揃っている。
衣類や身の回り用品や小道具は普段使っているものを寄せ集めればいい。
意外に必要な物が暇つぶし用品。イヤホン、カメラ、充電器も必需品。
パソコンは使えないからスマホがほしいところだが、生憎ボクはまだガラケーだ。
病院の地下にはコンビニがあって、本や雑誌もあるから、それらを活用することになる。


準備と言えば一番大切なことは体調を整えること。
猛暑が続くからと言ってクーラーの当たり過ぎで風邪など引いてはおられない。
暑い折から食欲もわかないが、かと言って、体力は付けておかねばならない。
日除けに植えたゴーヤが出来過ぎて、ゴーヤ攻めにあっている感があるが、
そのせいかどうか?お腹の具合は快腸である。