2012年3月31日土曜日

確信犯それとも詐欺師?

ここ数日、テレビを観ていてボクの気を引く話題は2つ。
一つは消費増税法案での野田総理の不退転の決意表明であり、
もうひとつはAIJ投資顧問による年金消失に絡み、衆議院財務金融委員会に参考人として招致された浅川社長の答弁。
早い話、二人に共通しているように見えたのは確信犯の顔である。

自分も今まで曖昧にしてきたのだが、調べて見ると、確信犯という言葉は本来の意味と誤用の意味があることを知った。
そう言われてみればばそうだ。
本体の意味は、自分が正しい思い込んで行った行為が法律に抵触した場合。
法律を知っているかどうかは問わないもので、多くの政治犯がこれに当たるらしい。
誤用の意味は、法律に抵触することを知りながら、自分の行為に意義があり、正当化出来ると思っている場合で、罪悪感を持たない場合がこれ。現代は多くこちらが使われる。
確信犯と区別する意味で故意犯というのもあることも知った。
一般の犯罪がこれに当たり、悪いことだと思いながら自分の意志で行う犯罪のことで、法律を知っているかどうかを問わない。

テレビに映る野田総理が本来の意味の確信犯に見えた。
増税は行わないとマニフェストで謳っておきながら、政権を執ったら増税かよ!
増税の良し悪しは別にして、それを云うなら総選挙で顔を洗ったから出なおしてこい!と言いたい。
マニフェストを守れと、国民感情的疑惑の典型的人物である小沢からも言われるのだから、
地に落ちたものよ。

もう一つの浅川社長の顔。
騙すつもりは毛頭もなく、年間所得も7000万円あったと、いけしゃぁしゃぁ!と言い放った。
未だ詐欺罪で起訴されていないから犯罪と決まったわけではないにしても、
これぞ、現代風誤用の確信犯に間違いなし。

どちらにしても、結果的に騙したのだから詐欺師と言われても仕方がないだろう。

昨日、名古屋で桜が開花した。
明けて今日、朝から雨で、出鼻をくじかれた。
その腹いせで、腹に溜まったものを吐き出した。

2012年3月26日月曜日

オークションでやったこと、学んだこと


BSアンテナをオークションに出していたが、昨夜終了して、予想以上の値段で売れた。
どうやら直近3ヶ月の落札価格の最高値を付けたのではないかと思う。
期待通り、買値の3倍以上になった。
成功の理由は、新品を買ってから自宅で大事に使用してきた代物であることを謳ったことだ、と、自分なりに分析した。
オークションというのは3枚の写真と商品説明だけで入札するのだから、品質に対する安心感を訴えることが最も重要だと読んだからだ。
オークションページのアクセス総数965、ウォッチリストに追加された数61というのが、どのような意味を持つのか知らないが、少なくとも61人が関心を寄せて呉れたということだろう。その人達が一人平均15回アクセスしてくれたということになるのかなぁ?

買い手とはオークション終了と同時にヤフオクサイトの取引ナビを使ってメールのやり取りをした。
ここで初めて売り手と買い手とが相互に氏名、住所、電話番号を明かし、支払い方法と、発送手段を確認した。
連絡用の文章は事前に用意してあるから、必要な文字を入力し、コピペした。
連絡は迅速が肝心らしい。

今朝は、銀行が業務開始と同時に代金と送料が振り込まれた。
折り返し、10時50分にはファミマから「はこBOON便」で商品を発送した。
明日にはお客様へ届くだろう。
取引は迅速、正確、丁寧が大切だと承知しているから、梱包は事前にしておいた。
お客様への礼状も忘れず挿入した。

今回「はこBOON便」という宅配便があるのを初めてを知ったが、これは便利といえば便利だ。
ヤフーとファミマとクロネコの3社が共同で運用しているシステムなのだが、利点は2つある。
一つは、通常のクロネコ宅配便より安いこと、もうひとつは、例えば、釣竿などの長尺ものであっても重量だけで料金が決まるという利便性である。
ヤフーIDを持っていれば、自宅のパソコンでデータを入力し、利用番号を貰ってから、近くのファミマに品物を持って行けばいい。そこにあるファミポートで利用番号を入力すれば、カウンターにアウトプットされるシートラベルを貰って自分で貼りつける。
ボクのところは今後宅配便といえばほとんど「はこBOON便」を使うだろう。

今回のオークション挑戦では、自分が知らないだけで、皆が使っている便利なシステムが世の中にはいっぱいあるんだ、ということを学んだ。
何事もやってみるものである。

2012年3月24日土曜日

暇中の閑


写真は一昨日のもの。
早い所では梅が満開を過ぎて散っているのに、そこでは未だ、満開はこれからだという梅。
桜においては、まだ程遠い。

昨日は一日中雨、そして今日は午後からやっと日差しが戻ってきたが、寒かった。
とても春の気分ではないが、それでもやるべきことはやらねばならぬようだ。
そんな一例が春の犬山祭。今日が試楽祭で明日が本楽祭。7台の車山が出る。
例年なら、20万人もの人出で城下町を埋め尽くすほどの賑わいを見せるのだが、今年はどうだろうか?当地は明日の最高気温が10℃の予報だから、人出の期待は無理だろう。
斯く云う自分には、とてものぞきに行く気分はない。
桜のない犬山祭なんて・・・どうにも絵にもならないし、
人出があってこそのお祭りだ。

そんな訳で、今日やったことといえばネットでの調べものだけ。
オークションに出しているアンテナは予想通りの値段が付いているから、
それを元手にして買うディスプレーの最後の品定め。
それに、トイレの換気扇を人感センサー付きに取替えたいから、その機種選定。
そんな事で、今日も一日、日が暮れた。
暇中にあって、なお閑なり。

2012年3月23日金曜日

たかがパッキン一つで・・・

昨年暮れにシャワー便座が故障したことを先に書いた。
20年以上も使ってきて老朽化したから更新は仕方がないか?と修理を諦め、
家内の要望もいれて、この際、便器・便座の交換、カベの内装張替え、床のバリアフリー化、ドアを内開きから外開きに変更する内容で、一気に改修することにした。
その後、孫の誕生で1ヶ月以上も不在をしたので計画が遅れていたが、3業者からの見積もりも揃い、その中から提案力の一番いい業者に決めて、先日やっと、発注となった。
工事は4月に入ってからになる。

ところが、孫の保育園が春休みになるので、生まれて2ヶ月の赤ちゃんともども、来週いっぱい里帰りしたい、と娘が言い出した。
さ~て!?困った。
2階のトイレ一つじゃ混雑するわい。

そこで止む無く、廃棄予定の1階のシャワー便座を何とか修理しようと再度思い立ち、
どうせ廃棄の運命だから、壊してももともと、直れば儲けもの!
とばかりに修理にとりかかった。


2ヶ月以上も放置しておいたから、水まわり系もすっかり乾燥していたので、水を通してみたら滲みの箇所を直ぐに特定できた。水道水が入った最初の電磁弁のパーツである。
ばらしてみると中にゴムパッキンが入っている。
未だ弾力はあるが、経年劣化でヘタッタのだろう、原因はこれしかない!

何か手頃なものはないかと見回したら、おやつに買ってきた大福餅を入れたポリ袋が目に入った。よし、これだ!
2つ折りにして、パッキンの下に噛ませて、組み直した

結果は良好、水漏れなし。
急場は凌げる。

今日は一日中雨。いい暇つぶしになった。
それにしても最初から直せると分かっていたら、トイレの大改修は思いとどまっただろうに!
パッキン一つのために大出費になってしまった。
すべて、後の祭りである。

2012年3月21日水曜日

春一番は吹かず仕舞い

今朝のお天気コーナーのニュースは「今年は春一番が吹かなかった」というもの。
東京では、ということだが名古屋でも同じ。
歓迎されるものではないが、春を告げるものだけに、なければないでなんとなく物足りない。

それだけ春が遅いということだろう。
この冬は例年になく寒かったが、今日もまだ尾を引いた。
散歩には手袋がいるほどの寒さで、北風が強かった。
ボクの定点観測用にしている龍泉寺のエドヒガンは例年ならお彼岸の頃には咲くのだが、
今年はやっと蕾が赤くなったくらいだ。
犬山の木曽川沿いのソメイヨシノの蕾はまだまだ堅い。


それでも日差しだけはもう春。
笹薮から綺麗な「ホーホケキョ」の声。
北帰行の後陣となるキンクロハジロ、カンムリカイツブリ、コガモたち、
水面に浮かぶ数も残り少なくなった。
花は遅れても鳥たちは正確に時を刻んでいるようだ。

2012年3月19日月曜日

オークションに初出品


昨日、初めてヤフーオークションに室内用BSアンテナを出品した。
現在は製造中止になっているから市場で入手できるのは中古品だけ。
なぜこの手の室内アンテナが無くなった?
早い話、こっそりBCなりCSなりを見るのはよろしくないという理由なのだろうと推測している。
手持ちのアンテナは光テレビにしてから要らなくなった。
CSを視聴するのに使えないことはないが、我が家はCSに興味がないので出番はもうない。
多分、何十年前に買った値段の2~3倍の値段が付くという、たぬきの皮算用だが、
元々が数千円で買ったものだから、大した金額にはならない。
パソコン用のディスプレーを大きいものに替えたいが、その購入資金の足しになればいい。今のディスプレーでは年寄りの眼には文字が小さすぎるし、電源を落とすとカラー調整が狂って、とんでもないことになる代物なのだから。

ヤフーオークションで物を買ったことは、過去に1回だけあって、その時は
PCの増設用のメモリーを買い、セリというのは結構スリルのあるものだと知った。
ヤフーに登録してID を貰っておけば簡単にオークションに参加出来て、
5000円未満のものに参加出来る仕組になっている。
今回は売り方としての挑戦だから、少々、敷居が高い。
売るとなると、金額に関係なくプレミアム会員の登録が必要であり、そのためには会費とオークション手数料を支払うためにクレジットカード番号を登録しなければならないし、売却代金の受取口座の登録などが必要になる。
慣れないから、これに結構手間取った。

我が家のどこを探しても、次のオークションに出品出来そうなものは見当たらないから、このオークションが終了したら、即、プレミアム会員を止めるつもりだ。さもないと毎月346円の会費を徴収されてしまう。
売ったときにはシステム利用料(落札価格の5.25%)という手数料を取られるのだから、会費を取るのはどうか?と思わないでもない。

この毎月会費が要るというのがクセモノで、会費を無駄にしたくないから何とか多くのオークションに参加しようとする心理が働くんじゃないだろうか?
オークションに参加している連中は、何十回はおろか何百回、何千回という実績の持ち主が多い。
オークションを本業にしている者、アルバイトや小遣い稼ぎをしている者など、そんな連中がうごめいている世界をほんの少し垣間見たようだ。

2012年3月18日日曜日

同年会での遺恨

昨日、同じ地域から中学校に通っていた同期生の昼食会があった。
冒頭、幹事から欠席者の理由報告があったが、その中に、とんでもない者が一人いた。
曰く、「去年初めて出席したら、紹介もされなければ発言の機会も与えられなかった。もう2度と参加しない」と、電話口の向こうで怒っていたというのである。

怒っている彼はボクと同様、誘われて去年初めて出席したのだ。
10数名の出席者の大半は中学校卒業以来、初めて会う連中だから、
誰が誰やら判らなかったのは確かだ。
本来なら、幹事が気を利かせて初参加だと紹介すればよかったのだが、
幹事を含め他の連中は、毎年顔を合わせているから、そんなことには無頓着だったのだろう。
乾杯したら、あとはワイワイガヤガヤ好き勝手に雑談に入った。

ボクは幸い、開会の前に、一人の親友が皆に紹介してくれたお陰で、乾杯の音頭とり役をやらされたのだが、どうやら、彼はそのことが気に入らなかったらしい。
俺を紹介もせず虚仮にしたという訳だ。
つまり、恨まれたのはボクじゃなくって、ボクだけ紹介した親友が恨まれているのだ。

今年の幹事は去年欠席したから、事情も分からず、キョトンだっただろう。
何で俺が怒られなきゃならんのだと、憤慨は乾杯の音頭に現れた。
「今日の出席者だけの」と強調しながら「乾杯」と言って、自ら音頭を執った。
皆、笑った。

たかが10数名の会合で、しかも昔懐かしい連中だけの集いではないか。
自己紹介しながらそこに溶けこむことが出来なかった彼は、この歳になるまでどういう生き方をしてきたのだろうか?
あるいは、これも加齢に伴う偏狭さの出来(しゅったい)なのだろうか?
そう思えば、他人ごとでもなさそうである。
残りの人生、できる限りおおらかに生きたいものだ。

2012年3月12日月曜日

震災直後の忘れられない映像


春なのに おお寒!今朝起きがけに外を見てびっくり! 屋根にうっすら雪化粧で、小雪が舞った。日本海側の雪雲が北西の風に乗って関ヶ原を抜けて来たようだ。日の出と共に淡雪はすぐ消えた。
あの日も寒かっただろう。

昨日は東日本大震災3.11の追悼行事の番組で埋め尽くされた感があった。
天皇陛下はまだ万全ではない術後の体で追悼式に出席され、追悼の言葉を述べられた。
その全文をネット記事で読んだ。
過不足のない簡潔な言葉の中に、陛下の気持ちが強く込められていた。
宮内庁のスタッフが原稿を書いたのだろうが、簡単明瞭にして意を尽くされているのに、
いつもながら感心させられる。

テレビはどのチャンネルに切り替えても似たり寄ったりで、どれを見たらいいのか困った。
犠牲者の追悼と被災地の復興への思いを国民は共有しただろうか?
ボクには、震災直後に強烈な印象を受けた一つのテレビ映像の残影を持っている。
1年経ってもこれを越える印象の映像に出会わない。

大津波が襲った直後だろう、幼子を抱きながら高台から被災地を眺めながら、
「友達が流されて行方が知れないんです・・・」と言って、カメラのレンズから背けた顔。
その時、掛けたメガネの間に見えた端正な顔に、眉根を寄せた悲しみの表情が現れた。
正直、美しいと思った。
そして、記憶の底にあったどこかの仏像を思い浮かべた。
後で調べたが、奈良興福寺の国宝阿修羅像に似ていたかも知れないが、少し違うようだ。
もう、あの映像は流れないだろう。
ほんの一瞬の映像だった。

2012年3月8日木曜日

散歩好日

今日は三寒四温の中日といった感じで、寒くもなく風もなく、
薄日が射す絶好の散歩日和になった。

久しぶりに木曽川河畔まで歩いた。
考えてみたら今年に入って初めてかも知れない。
年明け以降、寒さから、河畔への散歩をサボった。
その後、磐田へ行って1ヶ月。
それから自宅に戻って10日ほどだから、無理もない。

オニグルミ林の明るい遊歩道はウォーキングの人達で賑わっていた。
鳥見のグループの「鳥がいない」という話し声が聞こえてきた。
木曽川の川面には、いるべきカモ達の姿が見えない。
何処かへ行っているのだろうが、
今年は、本当に少ないカモ知れない。

帰り道、図書館脇を素通りした。

右目の白内障手術はまだ1ヶ月も先のこと。
依然として左側のレンズがないメガネをかけている。
左目は、遠くは見えるが近くは見えない。
右目は、眼鏡越しに遠くも近くもぼやけて見え、
新聞がやっと読める程度。
手術が済んで視力が落ち着つくには1ヶ月掛かると言われているから、
メガネが作れるのは5月中旬以降になる。
それまで本はお預けにしておこう。

2012年3月5日月曜日

遅ればせの剪定など

昨日の午後から降りだした雨は明日の昼まで降るようだ。
この1週間は晴れの日が少なかったから、1ヶ月間の留守中に一番気がかりだった庭木の手入を、先週前半に片付けておいて正解だった。

真っ先に、ユズのテツサビ病防除に、マシン油を散布した。
時期的には2月中が適期だというから、何とか間に合ったようだ。
ただ、翌日には雨が降ったからマシン油が流されたかも知れないが、
多分、葉に付いた油が雨を弾いてくれただろう。

次はブルーベリーの剪定。
これももう少し早くやらなければならなかったが、留守していたからしかたがない。
すでに花芽が膨らんできていて可哀想だが、込み入った枝を切り落とした。
小さな木だから、短時間で終わった。ついでに、施肥をした。

山茶花は厄介だった。
隣のマンションからの目隠しにと思ってそれなりに木を大きく育てたから、剪定にも時間と労力がいる。切り終わるのに2日掛かった。切った枝葉は大袋4つに入れて燃えるゴミに出した。

剪定の合間には、確定申告書を仕上げて提出し、眼科へ行って手術後2ヶ月検診を受け、整形外科へ行って受診とリハビリを受けた。目も腰も悪くはない。
だが、聴力が衰えたことをはっきり認識した。
医者の言った言葉に、聞き返すシーンが2回あったからだ。
遺伝だからしかたがないが、やっぱり衰えが来たか!である。

もう一つ、トイレのリフォームの見積に、業者がやって来た。
この業者は、リフォームの見積は最低でも3社から取れと、新聞チラシで言っている業者だから、自信があるのだろう。確かに、今までの2社よりは提案力に優れている。
どんな見積を出してくるか?期待しているが、問題は値段だろう。

3日続きの雨は体を休めるには丁度よいのだが、冷え込みが3日続いて灯油代がかさんだ。
明日は最高気温17℃になり、そのあと数日暖かさが続いて、週末には戻り寒波が来るという。
まだ三寒四温は続くようだ。