2016年5月28日土曜日

オバマ大統領が広島に来た日(昨日)

昨日は伊勢志摩のG7を終えたあとオバマ大統領が広島を訪れたという記念すべき日であった。
いろいろの意見はあろうが歴史に残る日になったことは間違いないだろう。
よくぞ来てくれたものだと思う。

その記念すべき日に家内が退院した。これからも家内の退院日は忘れることもないだろう。
昨日の朝、さて家内を迎えに行こうかと家の玄関ドアを開けたところで電話が鳴った。
ボクのブログを熱心に読んではコメントをくれてCさんからだった。
奥方が亡くなったからコメントを書き込むのはしばらく止めるけど、ブログは読むから引き続き書いてくれというものだった。
彼は、2年2ヶ月間、脳腫瘍が寛解したあと眠ったまま覚醒しない奥方の見舞いに、奥方が入っている施設に毎日通った。彼は奥方の手を取りながら話しかけるんだよ、と言っていた。
奥方のご冥福をお祈りするとともに、Cさんに心からお疲れ様と申し上げたい。

それに比べて我が家は恵まれている。
家内のリュウマチ性多発筋痛症はステロイドの服用で劇的に症状が解消し、発症前と同じ体調に戻った。1ヶ月間痛みに苦しまされて食事や睡眠が満足に出来なかったことが嘘のよう。ただ、体重が4kg減ったことだけが後遺症といえようか。本人は体が軽くなったと言っているから、怪我じゃないけど、これぞ怪我の功名!
あとは糖尿病対策の食事療法が延々と続くことになるが、ボクは自炊から開放されてめでたしめでたし。

2016年5月25日水曜日

自家製ヨーグルト

お父さん、自分で出来る?、と入院中の家内が心配するから、
馬鹿にしなさんな!俺を何だと思ってんだ!俺はその道のプロなんだぞ!
といった手前、自家製のヨーグルトをつくる羽目になった。

家内が入院中は、長年お世話になった会社のビフィズス菌ヨーグルトをスーパーで買えば済む話なんだが、実は、ボクの口には合わない。ビフィズス菌が産生する酢酸が、酢酸に弱いボクにはピリッと来るのである。この感じはほとんどの人は判らないだろう。
ならば他社のを買えばいいじゃないかと云うことになるが、それも面倒。
やはり自分でつくる方が手っ取り早い。

タネ菌はF社のドライカルチャー。
でも、まだ植え次いでいる菌はヘタっていないようだから、食べる分のヨーグルトを大さじに1匙採ってスターターにすればよい。
あとは、殺菌用のキッチン用アルコールスプレーで匙とジャムの空き瓶を殺菌し、それにスターターを取り分けて入れ、紙パックから牛乳を加えて少し撹拌してから蓋をする。
保温は発泡スチロールボックスを使用して、保温用に数10℃のお湯を入れたシャム瓶を抱かせて終了。
 
冷蔵庫にある冷たい牛乳をそのまま使うから、当然、最初は冷えている。だから、お湯は少々高めの温度にしておく。
コツは、ヨーグルトの中身をできるだけ早く30℃~35℃に上げること。
そうすれば乳酸菌の生育がはやくなり、産生する乳酸で雑菌の繁殖が抑えられる。
1番で醗酵を開始し、途中、2~3回温度をチックして、保温用のお湯を電子レンジでほんの少し加熱してやればよい。
寝る前には出来上がっているので冷蔵庫に入れれば、翌朝美味しいく食べられる。

そもそもヨーグルトなんていうのは遊牧民の生活環境のなかでつくるわけだから、無菌環境に左程気を使う必要はない。コツさえ抑えれば、簡単につられるものなんだ。
ボクのつくるのは家内のよりは出来がいいはず。退院したら食べさせてやろう。

2016年5月21日土曜日

ブラシノキの花

担当医師が劇的に効きましたねぇという位に、家内の容体が回復した。
肩に痛みが残っているが腕は動かせるようになった。
CRPが5だと言われたから、納得のいく数字である。
ステロイドの副作用が血糖値に現れた。
食後に190まで上昇、朝の空腹時には100以下に落ちたから、心配することはないと医師は言った。それでも糖尿病患者として食事療法が必要だというので、月曜日に講習を受けることになった。

ここまで来れば一安心。
珍しい花の写真を撮るだけの、気持ちの余裕も出来た。
昨日テレビが鶴舞公園のブラシノキの花が満開になったと報じたので、
早速、病室眼下の公園にブラシノキの花を求めて写真撮りに行って来た。
広い園内の只一か所だけに、数本の低木がまとまって植えてあり、花が満開だった。
初めて見たが、なるほど、ビンを洗うブラシとそっくり!
オーストラリア原産の「ふともも科」常緑低木の看板があった。

2016年5月20日金曜日

入院病棟の総合診療科スタッフによる診療

入院した当日の午後1番で病室に医師4名が訪れ自己紹介した。
このほかの2名を含めて、私達6名がチームになって担当しますと言い、
渡されたのが「総合診療科での入院について」という1枚の紙。
これを見ればこれからどういう形で診察が行われるのか一目瞭然。
患者を優先させた姿勢は、品質管理でいうところのお客様本位の考え方そのものである。
尤も、後で分かったことだが、こうした考え方は病院全体では徹底出来ていないようだから、
総合診療科だけの姿勢かもしれない。

総合診療科にはもう一つ別のチームがあり、2チーム編成で入院患者に対応しているとの説明もあった。
病院のホームページを見ると我が担当チームは、助教であるチーフがひとり、ベテランの医師が二人、研修医らしい医師が二人、学生がひとりという構成になっている。勿論、教授、准教授、講師も別にいるが、チーム編成には入っていない。
チーム内では患者の情報を全員で共有しているようだが、個人的に疑問があると個々に病室に問診に来るから、患者側は同じ内容の問診を重複して受けることになる。これが症状の重い患者にはかなりの負担になる。

考えてみるまでもなく、大学病院は医師を育てる教育機関でもあるわけだから、未熟な医師もいて当然であり、彼らが皆んなと同じ情報に接しながら自ら考え、自ら行動して、問診させるように、教育指導をしているフシが見えた。学生と言われた医師の卵のG君や研修生と思われる医師の動きを見ていて、そのことがよく理解できた。
その点、ベテランと思われる医師は最初こそ患者に多くの問診したが、必要な情報を聴き出したあとはほとんど問診に来なかった。研修医と思しき医師とG君だけが頻繁に病室を訪れた。
研修医が採血を行うときは、ベテラン医師が付き添い、採血の手順を細かくチェックしながらやらせた。G君は医師ではないから採血行為は出来ないので、見学と採血後の手伝いをさせられただけ。それも実際に自分でやるのは初体験だったようだ。
まさにOJT(on the job training)そのものが、眼前で展開されたのであった。
患者は訓練材料である。大学病院という性格上それもやむなし。

診断を下す際は、チーム全員と患者および付添が一堂に会し、先輩たちが見守るなかで、学生のG君が診断名と今後の治療方針を説明した。それも教育のうちなのだろう。説明が足りないところは指導医が補足した。
学生G君の額にはいっぱいの汗が浮かび、可愛く見えた。逞しく育ってほしい。

複数の医師に見守られているという感覚は患者に安心感を与えるから、良いシステムだと思う。
おそらく総合診療科に限ったことではないだろう。
しかし、患者に優しい病院かと言えば、決してそうでもない。ボクの経験したN日赤には敵わないと思った。
例えば、眼科で診察受けるのに入院患者であり、且つ、全身が痛いという家内が、2時間車いすに座ったまま、診察順番の最後の最後まで待たされたし、あちらこちら検査に回るたびに診察カード持参しなければならなかったが、こういうことはおそらくN日赤ではありえないだろう。リストバンドのバーコードを読み取れば診察券は要らないはず。また、N日赤では医師、看護師、職員は原則、患者と同じ目線で話をしてくれるのだが、そんな光景はこの病院ではまだお目にかかっていない。どうやら理念からして違うようだ。
こちらの病院は気位が高いのかなぁ・・・・?

2016年5月18日水曜日

診断名はリュウマチ性多発筋痛症だった

家内が入院して2日目の昨日、リュウマチ性多発筋痛症と診断され、今日正式に告げられた。
この病名、2箇所のかかりつけ医で否定されたものだが、それが覆ったという訳だ。
発症初期は未だ右肩だけの痛みだったのだが、入院直後の2日間でこの病気特有の症状である左右対称性の痛みが酷く現れたことが決め手になったようだ。

入院してすぐに、それまで服用していたロキソニンを鎮痛作用のゆるいカロナール(アセトアミノフェン)に変更させられた。
どうやらロキソニンのために特有の症状が顕著に出ていないと判断されたのであろう。
このために、症状がひどくなって家内は苦しんだが、診断がついて、その苦労も報われた。

10万人に40人ほどの発症率であり、まれな病気ではないそうだ。
幸い、ステロイドが良く効き、予後も良好だという。
但し、ステロイドの副作用が強く、処方量を慎重に決めなければならないので、
予定通りの入院日数が掛かると言われた。
自己免疫疾患だから免疫力をステロイドで抑える訳だが、それによって免疫力が落ちるので、
感染症に罹りやすいとも。
2年間は服用を続けなければならないようだが、今の苦しみから開放されるなら、苦労は厭わないというのが、当方の気持ち。
早期に診断してくれた医師チームに感謝の意を表したい。
この医師チームによる診察については別稿にして記す。


2016年5月14日土曜日

総合診療内科って 凄い!

予約してあった名大病院の総合診療科を家内が受診したのに付き添った。
家内は、鎮痛剤が効いている間は何とか体が動くが、それでも寝起きから午前中まで体のこわばりと痛みで身動きも難しい。そんな状態で病院へ行けるのか心配だったが、とにかく行かなきゃならないという思いで病院行きを決行した。
幸い、隣の柏森駅6:31始発の名古屋地下鉄線乗り入れ鈍行が、日に唯一1本だけあるので、これを選んだ。
駅まではマイカーで出て、車は有料駐車場へ入れた。電車に乗ってしまえば、あとは乗り換えなしで鶴舞駅まで。舞鶴駅から病院まで数百㍍。えっちらおっちら、家内もよく頑張った。

名大病院総合診療科はNHKテレビのドクターG(ジェネラル)でお馴染みの指導医鈴木医師(現、大阪大阪医科大学付属病院総合診療科)が所属された診療科である。それだけにボクの期待はまことに大きい。
当方は初診だから担当が若手の先生だったのは予想通り。
ボクが最初口出ししかけらた、「まずは奥さんからお訊きします」と言って、やんわりと且つぴしゃり。
たっぷり30分以上かけ家内からあらゆる情報を聞き出すことに集中された。
家内から訊きだした内容はリアルタイムでパソコンにブラインドタッチ入力だから、この方面の技術や能力も凄い!
既往歴や今回の受診歴とその結果とデータは勿論、家族構成と現況も訊くから、へーっ、そんなことまでと内心驚いた。
家内の掌の発疹を見せた時は、もう一人の先輩医師も来て呉れて、一緒に触診もした。
問診が終わって採血。
2時間待って結果を知らされた。
CRP11.3 は既に他で検査済みの値と同じ。
赤血球沈降速度が100mm/1h は初見。共に、高度な炎症の証だと説明あり。
細菌培養の結果と膠原病関連の結果は後日待ち。

以上の診察で、膠原病だと云うには今は抗核抗体値が低いが、低くても膠原病の症状が出る場合もあり、膠原病には種類が多いので検査をしなければならない、ついては検査入院を勧めます、と診断された。
もとより、当方は入院検査を希望していたから、異存なしと、即答した。
来週月曜日に入院。入院期間は2週間~20日くらいとのこと。

今日の診察はテレビで視たドクターGの様子と同じ。
総合診療内科の担当医の能力の高さを十分伺うことが出来た。
医師も真剣勝負している。そんな感じである。
予約して1週間待ち。待たされるのも当然といえば当然で、むしろ速かったかも知れない。
それほどまでに、診察に時間をかけているのだから、1日に診られる患者の数は限られる訳だ。誠にありがたく、また、頼もしく思う。

2016年5月7日土曜日

病診連携システム

もともと膠原病因子を持っている家内に、自己判断ながら、B型インフルエンザを引き金にして膠原病発症の疑いが出た。
そこで県内に4つある特定機能病院から通院に便利だという理由で名大病院を選び、その総合診療科を受診したいと考えて、最初に家内をB型インフルエンザと診断した内科医に昨日相談し、紹介して貰った。
そこで初めて知ったのが病診連携システムの存在。
このシステムの名前も存在も、かかりつけ医から大病院を紹介して貰ったことがある人なら先刻ご存知だろうが、ボクには初耳で初体験。
病とは病院のこと、診とは診療所即ちかかりつけ医のこと。かかりつけ医が大病院での診療が必要と判断した患者のみ大病院に紹介することを病と診が提携してつくったシステムのようだ。
システムの特徴は連絡にFaxを使うところにある。所定の用紙で診からFaxと電話で病に連絡すると直ちに受け付けられ、病は診療予約の空きを確認したうえで後刻受診日時を診と患者に連絡をして呉れる。
昨日の紹介では、診で受診を終えたあと、支払いを待つ間にFaxが発信され、折り返し病から受け付けた旨の連絡が入った。病での受診日時の連絡が病から自宅に入ったのはそれから1時間後だった。更にその後、診から紹介状が出来たという電話があり、ついでに病から連絡が入ったかどうかの確認があった。すべて、至れり尽くせりである。

実は、内科医に相談に行く前に、ボクから名大病院に電話して、紹介状なしででも受診したいと話したところ、このシステムを使えば初診料負担が少なくて済むし、待ち時間も短くて済みますよ、と教えられていた。それを聞いて、慌てて受付締め切り間際にかかりつけ医に飛び込んだというのがこの前段の話。

家内については、当初発熱と肩の痛みだったから整形外科に掛っていたのだが、今日までまるまる4週間掛けてもいっこうに症状が良くならない。
一旦は偽痛風と診断されたが、症状は悪くなるばかり。血液検査でCRPが高いこと以外は膠原病やリュウマチを疑う値はなし、レントゲン撮影でも異常なし。
今日は担当医師が替わっていて、MRI検査しましょうということになった。
即撮影。終わってすぐ診断し、骨に異常なし。
ついに医師は、当院では診断できないので大きな病院でしっかり診て貰って下さい、告げた。
そんなことなら、もっと早く判断できただろう、とこちらは思ったがそれは不問。
昨日名大病院に予約したことを伏せておき、内科のかかりつけ医に相談して名大で診てもらうつもりだと告げた。
それじゃ、紹介状を用意しましょうとなって、医療情報資料も添えて呉れた。この間、待ち時間は30分ほどだから、作業は素早い。
医師が数名いて、足りないところを非常勤医師でまかなうほどの大きな整形外科医院である。
医師が途中で替わったりする欠点があるものの、こうした機動力はありがたい。

昨日、病院への紹介を快く引き受けて呉れたかかりつけ医は、最近家内が鞍替えしたばかりの内科医。
無愛想だが患者の話をよく聴いて呉れ、患者に対して優しさがある。先代の父親の跡を継いだ二代目の若先生だが、年齢的に若からず老けからずで、パソコンもブラインドタッチ入力出来る。禿頭から連想する年齢よりも若いかもしれない。
我が家のかかりつけ医をどこにしようか迷っていたのだが、どうやらここに定着出来そうだ。

2016年5月4日水曜日

放送法の改正

衛星放送受信契約のことを書いたら、友達のCさんから「何か付帯的な法律が定められているのではいか?」とのご指摘をいただいた。
早速調べてみたら、確かにありました。

放送に関する法令の60年ぶりの大幅な統廃合が2011年6月30日に施行されていた。
その改正放送法の第1条第1項で、 「放送」とは、公衆によつて直接受信されることを目的とする電気通信(電気通信事業法(昭和59年法律第86号)第2条第1号に規定する電気通信をいう。)の送信(他人の電気通信設備(同条第2号に規定する電気通信設備をいう。以下同じ。)を用いて行われるものを含む。)をいう、と定義された。
即ち、放送の定義の中では無線通信・有線電気通信の別を問わないと断定した訳だ。
まことに法律用語は解り難い。

この改正と同時に、光通信テレビはで無線ではなく電気通信だから放送ではないとするよりどころの電気通信役務利用放送法は廃止されていた。5年近く前のこと。
知らなかったとはいえ、ちょっと恥ずかしい。

でもね、コミュファから通知やお知らせがあったかどうか?
思い起こしても、記憶にあるのは、最近送られてきたNHK衛星受信料の団体一括支払い申込書だけ。

こうと判明した上は、コミュファの勧誘員側にアドバンテージがある。
ボク側にはコミュファの光テレビを解約して、以前のように地デジアンテナだけを立てる手もある。
さてさて、とと姉ちゃんじゃないけれど、「どうしたもんじゃろのおぅ?」・・・


2016年5月2日月曜日

NHK衛星受信契料の団体一括支払の勧誘員


一昨日の夕方6時半頃、特徴あるブレザーを着た男がコミュファから来たと名乗り、NHK衛星受信料の団体一括支払の勧誘に来た。
家内の体調が依然として悪く、夕飯の手伝いをしていて忙しい時間だったから、簡単に要件を聴いただけでお引き取り願った。

要件は、光テレビを契約しているお客さんはNHK衛星放送が視られるので衛星受信料を払ってください、それにはコミュファが取り扱っている団体一括払いなら、衛星受信料の追加分が1か月970円のところ200円割り引かれて770円になりますよ、というもの。NHK発行のチラシを1枚置いて行った。
ついでに、「割引期限を逃して、後で契約すると970円支払わなきゃなりませんよ」と、言わずもがなの捨て台詞。勧誘員が馬脚を現した。
コミュファがNHK衛星受信料の団体一括支払いの受付をしていることは、先にダイレクトメールで知らされていた。確か、NHK衛星受信料「団体一括支払」利用申込書 兼 衛星放送受信契約書」が印刷されていたと思う。
しかし、見落としていなければ申込期限のことはどこにも書いてなかったはず。
だからそれは嘘だ。
念のため後でネットで調べてみたら、コミュファに限らず全国どこの通信業者も団体一括支払を受け付けているが、期限付きだなんて一言も書いてない。

我が家はアナログテレビ時代にBS受信機能が付いてなかった。
デジタル放送が始まって初めて衛星放送も受信できるようになった。
だが、NHKのBSチャンネルの画面にはスクランブルが掛ったまま。
衛星受信契約をしなければ見せませんよというNHKの意思表示だと思うので、
そうならこちらも視ませんよという訳で、衛星受信契約はしていない。

我が家が光テレビを見ているかどうかは、光ケーブルが引き入れられているのを見ただけではわからない。だから勧誘員は光テレビを視ていますかと、最初に確認をしてから話を進めると云う訳だ。ここで視ていませんよといえばそれで終わりなのだが、ボクは正直だから「視ているよ」と答えてしまった。こうなると勧誘員の方が強い。当然、画面にスクランブルが掛ったままであろうと、NHKのBSが視られる状態にあることに違いない訳で、であるなら「衛星受信契約して下さい」と言われても仕方がない。

でも、考えてみれば変だ。
コミュファの人間なら、こちらが光テレビ契約をしているのは承知しているのだから、そんなことは先刻承知のこと。それなのに何故わざわざ勧誘員が来るのか?
面と向かって話をすれば相手が落ちると読んだのだろうか?
仮に、客が落ちたとして、コミュファ側のメリットはなんだろう?
NHKへの紹介手数料収入や毎月の受信料からバックマージンがあるからなのだろう。

さて、NHK衛星受信料を払わないのは違法なのかどうか?
調べて、意外なことが分かった。
それは、光テレビでのNHKテレビ視聴には受信料を払う必要なしということ。
法律的にはそうなる。
理屈はこうだ。
受信契約をしなければないとしているのは「放送法」。放送法では無線電波を受信出来る設備を有するものに契約の義務があるとしている。
ところが光テレビは「通信法」でいうところの電気通信の送信に当たるので、契約義務の適用除外に当たる。
という考え方である。
この考え方によれば衛星受信料は勿論のこと地デジの方も契約は不要ということになる。

そう言われれば腑に落ちることがある。
光テレビの衛星受信料契約はNHK衛星受信料「団体一括支払」利用申込書 兼 衛星放送受信契約書」を請求して署名捺印することで成立するということ。
即ち、希望しなければ契約申込書も送ってこないのだから、この契約は任意契約であって強制されるものではないと解釈できる。

どうやらこれで結論が出た。
現状のままで衛星受信契約はしない。
地デジも解約したいくらいだが、これはまあ我慢しておこう。