2016年4月28日木曜日

数字はクセモノ

兎角ひとは騙され易い。
騙す方は感性に訴えるものが多い。TVのCMなんて言うのは、大方がその類だろうか。
騙すと言っては語弊があるかもしれないが、悪い方はさて置いて、良いことの方を強調するから、ついついそれに釣られてしまう。まあ、CMの場合は騙されたとて大した弊害にはならない。

しかし、今回の三菱自動車の騙し方は酷すぎる。
フォルクスワーゲンのデータ改ざん事件よりも前からだというから、そのときに、もしかして自分のところもバレないだろうか?と思わなかったのだろうか?
そんなことはありえないから、意図的に知らぬふりしようと決め込んだに違いない。
ボクの好きな格言に「数字は嘘をつかないけれども、嘘つきは数字を使う」というのがある。
今回の嘘は、数字までもが嘘だったのだから、悪質極まれリである。
罪のない多くの社員は可哀想だが、否応なしに会社へ厳罰が下るだろう。

兎角数字はクセモノだ。
昨日イオンでエアコンの注文をして来た。
15年前に買ったエアコンの買い替えである。
だんだん老体に夏の暑さが堪えるようになって来ると、エアコンの稼働時間が長くなるだろう。
そうなれば古いエアコンではランニングコストが嵩むだろう。
という読みから、省エネタイプに切り替えを計った訳である。

カタログやチラシには年間使用電力、省エネ達成基準、通年エネルギー消費効率の数値が必ず書いてあるのだが、この数字が意味することを正確に知っている人は少ない。
特に年間使用電力の数字を基に、古いエアコンを新しい省エネ型に変えたほうがお得ですよ、
と言われると、ついついその気にさせられてしまう。
しかし、我々のような節約を旨として来た者は、節約金額の数字をあまり気にしない方がよい。
エアコンの使い方にもよるが、大した金額にはならないからだ。
試しにどのくらい節約になるのだろうか?調べていたら、こんなサイトが見つかった。
自分の使い方で電気代がどうなるかチェック出来るから、ありがたい。
お蔭で、この夏から電気代をあまり気にせずにクーラーを使おうと思う。
また、予想通り、冬の暖房のほうが随分電気代が掛かるということもよくわかったので、冬は、今までどおり、灯油ヒーターを多用することになるだろう。

2016年4月26日火曜日

カメラのデジタルズームテスト

写真はもっぱら散歩の時に写す。
多くは記録写真だ。
だからズームを多用する機会が多い。
古い方のTZ-30は30倍までズームができるから便利だった。
新しいG5Xはズームが光学4.2倍までしかないので不満が残るわけだが、
そこはデジタルズーム4倍で何とかカバーしてくれれば不満も減る訳である。

100mmの4倍なら400mm、その実力は如何に?
近所のグランド脇のユリノキの蕾をサンプルにしてチェックした。
1枚目はG5X光学ズーム限界の4.2倍のもの。
2枚目はG5Xで光学100mm4倍デジタルズームで撮って、切り出し。
3枚目はLumix TZ-30でズーム30倍で撮って、切り出し。
 


結果は、画像のザラつきでG5Xに軍配が上がった。
これなら安心して散歩に持ち歩ける。

デジ1眼の出番は増々遠のくだろう。

2016年4月22日金曜日

カメラのWiFi設定に難渋した

新しいカメラ(G5X)のWiFi設定に難渋した。
接続させるのに1週間も掛かってしまった。
原因は、自分の頭の悪さにもあるが、取説の不親切さにある。
取説通り操作すれども、どうしてもうまくいかなかったのだ。
仕方がないので、キャノンとルーターのレンタル先のコミュファのサポセンに夫々、応援を求めたが、それでも解決しない。
最後は取説とニラメッコ!

取説から自分が読み取っていない何かある。それは何か?
カメラとPCを無線で繋げるために、カメラの電波を無線ルーターを通してPCに伝える訳だが、
それにはPC側に接続専用のソフトが必要であり、且つ、PCがカメラを新しいデバイスとして認識しなければならない。
ソフトは既にインストールして有効になっているから、残るのはデバイス追加設定のみ。
どうやら問題なのはデバイスの追加設定らしい、
とやっと気付いた。

カメラが接続相手を探しているタイミングでPC側のデバイス追加設定を操作した。
すると、繋がった!
何~だ、こんなことだったのかである。判ってしまえば他愛もないこと。
これがパソコン関係のトラブルの常ではある。

世話になった両社のサポセンに結果を報告、キャノンには取説の記述の不親切さを指摘して置いた。素人相手の取説は分かり易くしてもらいたいものだ。

カメラのWiFi機能は便利だ。
カメラからPCにSDカードを差し替えなくとも、あるいはUSBケーブルでカメラとPCをつながなくても画像の閲覧やコピーが出来る。
また、カメラがルーター経由でクラウドストレージに接続できるから、PCを経なくてもアップロードできる。

こういうのをIoT(Internet of Things)というのかなぁ・・・・。
古いものをいつまでも大事にしていると、このような新しい時代のシステムの恩恵にあずかる機会が得られないということだから、高いカメラを買ったのも無駄ではなかったようだ。
・・・・・と考えたい。

2016年4月15日金曜日

インフルエンザの二峰性発熱

家内が、先週の土曜日に発熱し、3日目の月曜日に受診してB型インフルエンザの診断だったことを、先に書いた。
診察時にイナビルを吸入し、処方されたアセトアミノフェンを毎日飲んで、一旦熱が下がったのだが、昨夜からまた発熱しだして今日も続いている。
これはインフルエンザの二峰性発熱だ!、とピンときた。
4年前に孫娘がインフルエンザに罹った時に同じ現象が出て、その時調べて分かった。(このことはブログに書いた)

当時はネット上に情報が少なかったが、今は結構情報が多く見られ、詳しい解説もある。
それによれば、二峰性発熱はA型よりB型で多く見られ、B型では発症した1~2才児の90%以上、大人では5人に1人くらいの割合で見られるそうだ。
ぶり返し原因はまた解明されていないらしい。

ひょっとして、後期高齢者の婆さんにこの現象が見られたのは、歳の割に若いということかな?・・・なんて、
亭主は手前の都合のいいように考えたが、
当の本人は肩が動かせないほど痛むと言いながらベッドで安静にしている。

食事は保存食などでまかなっているが、不自由も今少し辛抱、辛抱!

2016年4月13日水曜日

お散歩カメラ 選ぶ楽しみ買う楽しみ

3年半前に買ったボクお気に入りのお散歩カメラのLumix TZ30。
2年も使わないところで鏡胴が出なくなって修理に出した。
それから1年半経った去年の秋、テレ端でゴミ写りすることに気がついた。
修理に出そうか出さまいか?迷った挙句に、高い修理代を払うのがモッタイナイと思い、
新しいカメラを買うことにして、じっくり買いのタイミングを待った。
そして今日届いたのがこれ↓機能がてんこ盛りの一品である。


我が人生でこれが最後に買うカメラだろうと思うから中途半端なものは選ばない。
1型以上の撮像素子>携帯性>ズーム4倍以上>EVF付>RAW撮影>金額
の順にウエートを置きながら機種を絞り込んで行ったら、候補に残ったのがsony RX100-3、canon G5X、Lumix LX100の3機種。
どれも今売れ筋の高級コンデジのカテゴリーに入る。
売れ筋ランキングも価格もこの順で高い。

このなかから消去法で更に絞り込んだ。
Lumix LX100は撮像素子がフォーサーズで大きいのが魅力だが、フラッシュがないのと液晶がチルトしない、USB充電が出来ないなど、機能的に劣る点が多いことに加え、3年半使ったTZ-30が鏡胴とゴミのトラブルを起こしたことで、ブランドの信頼性に疑問が生じた。結果、候補から外した。

sony RX100-3は小さなボディにボクが希望するすべての機能を詰め込んであることを認めながらも、使い勝手が今ひとつしっくり来ないのは、使い勝手より小作りを優先させた設計思想にあると考え、候補から外すことにした。勿論、ボクの頭のなかにはソニータイマー伝説が今も残っている。
 
残ったcanon G5X に満足かといえばそうでもない。
お散歩カメラにしては少し嵩張るし、やや重い。でも、使い勝手を優先させれば仕方がない。
ズーム倍率が4.2というのは大いに不満だが、撮像素子の大きさとズーム倍率がトレードオフの関係にあるから、1型撮像素子を選ぶ以上は仕方がない。
ローパスフィルターレスであってほしかった。ズームカメラではFujiカメラからしか出していなくて、あとは単焦点の高価なカメラにしかこの機能はついていない。近々、Nikonが発売する高級コンデジのズームカメラはローパスフィルターレスのようだが、価格やその他の機能でボクの要望にはそぐわない。

斯くして候補に決めたG5Xは、ただ今バッテリー無料プレゼントのキャンペーン中。
この期限が近づくのを気にしながら値下がりを待っていた訳だが、昨日ついにポチッった。
5年の保障期間延長を付けて7万円なり。価格コム昨日の最安値店である。
注文してから24時間で東京から届いた。

あとは使う楽しみが待っている。

2016年4月11日月曜日

B型インフルエンザと診断されて鼻歌が出た

家内が土曜日に腰、腕など体のあちこちが痛いと言って体調不良を訴えだし、
夕方から37℃越えの熱が出て、昨日の日曜日には38℃まで上がった。
週明けを待って今日近くの医院を受診したら、B型インフルエンザと判明した。
行きには心配顔だった家内も、帰ってきて家の玄関を入るなり鼻歌を歌いだした。
自分では車の運転もおぼつかないのでボクが送り迎えしたほどの容体だったのだから、
急に体が楽になった訳じゃない。重篤な病気じゃなかったので安心したという訳だ。

温かくなってB型インフルエンザの流行も終わったのかと思っていたら、まだまだ流行っているらしい。
肺ガン患者の亭主にはうつしたくないと家内は言い、「もううつしたかもね」とも言う。
もう手遅れかも知れないが、今度のB型は熱が出るだけだというから、処方薬があれば何とかしのげるだろう、とたかをくくることにした。

今回、家内は思い切って医者替えした。
前にも書いたことだが、今までのかかりつけ医は親父と息子の二人体制になってやたらと過剰診療するようになったので、嫌気がさしたのだ。
今度の医院も親父から息子に代替わりしていたが、親切だし、話をよく聴いてくれる先生だという。
次に、ボクにその機会が来たら、こちらの医院に替えてみようか。
患者をより好みして、気に入らなければよそを受診するよう仕向けるい医者がいれば、
最新の検査設備を導入して過剰診療で投資回収を図る医者もある。
今度の医者はどんなタイプだろうか?
患者の話をよく聴き、的確な診断で患者を安心させてくれ、患者の信頼に足る医者であってほしいものだ。
折しも、4月から紹介状なしの大病院初診料が大幅に値上げされた。

患者側もしっかりかかりつけ医の選択をしなければならない。

2016年4月6日水曜日

氏神さん焼失

昨日床屋で、残り少ないけど長くなった髪を刈ってもらいながら、マスターと世間話していたら、
前利(さきと)神社が火事で焼けたそうだね、という話になった。
そういえば先日夜中にサイレンがなっていたのは、それだったのか。
リハビリへ行くのにはこの神社の前を通る。

今日整形へ行くついでに前を通りかかると、落下しきりの桜の下で境内の掃き掃除している人が二人いて、のどかな雰囲気を醸していた。
何だ、火事はここじゃなかったんだと思ったのは一瞬のこと。
正面に来て、鳥居の奥を覗くと、本殿が全焼して、哀れな残骸だけが残っていた。
やっぱり、ここだ!


ニュースを調べてみたら4月1日午前2時頃出火して全焼とある。
不審火として捜査中らしい。
動画がこちらにあった。↓
http://www.fnn-news.com/news/headlines/articles/CONN00320430.html
それにしてもFNNのスタッフが撮影したというのはどういうこっちゃ??
近くの住民の1人なのだろうか?

古墳があったところに祀られた神社で、本殿は昭和10年に造営されたというから、左程古いものではないが、ご近所さんが大事にして来たお宮さんである。やがて再建話が出てきて、多額の費用を負担することになるのだろう。
名古屋徳川家最後の当主徳川慶勝は明治維新で官軍側につき、のち、名古屋藩知事になった。その彼が揮毫した扁額があったというが、それはどうなっただろうか?それも心配。

隣の学区で連続して不審火が続いたのは数年前のこと。
その放火騒ぎが解決しないまま収まるかに見えたのに、
また始まったのか、と町民誰しも等しく思うだろう。

田舎といえども物騒な世の中になったものだ。

2016年4月2日土曜日

花見客で賑わう裏で

明日は雨模様だから、今日が今年の花見の最適日。
満開の桜を求めて今日も花見。
歩きの目的もあるからという訳で、行き先を春の犬山祭に決めた。

お城に向かうメインストリートの混雑を避けて裏道からアプローチしたのはよいが、車山(犬山ではヤマと呼ぶ)が整列する針綱神社前の広場は、鳥居の前で13輌の車山が1輌ずつからくりを奉納するのを見る見物客で溢れかえって身動きが取れない。
人混みを掻き分け掻き分けやっとの思いで通り抜けた。
これだけで体力消耗、家内ともどもほうほうの体で逃げ帰った。


帰り道、木曽川河畔に向かい迎帆楼の脇に出た。
気が付くと、同楼は休館していた。
後で調べたら、HPが残っていて、休業中と書いてある。再開出来るのだろうか?
片や隣の松本館は玄関にロープを巡らせ、障子が破れかぶれ状態。
観光が売り物の犬山市の現状を物語るようで寂しい限りである。
観光客は多くても、泊客が少ないと云うことなのだろう。
 今日は観光犬山市の表と裏を見たような感じになった。

2016年4月1日金曜日

65年目の桜

わが町と隣の犬山市境界近くの木曽川堤防道路の両側に植わっている桜が咲き出した。
満開になると桜のトンネルをつくり、車のドライバーの目を楽しませてくれる。
その桜、65年前に戦争で切り倒された松の並木あとに地元の青年団が植えたものだと、今朝の新聞折り込み地元版誌で、地元の88歳の老人が語っている。
松を切ったのは航空燃料の松脂をとるためだったのだろうか?
当時はリヤカーくらいしか通れない狭い道路だったが、時代の先を見越して幅広く植えたのは先見の明があったとも。
ソメイヨシノの寿命は80年と聞くから、20年後は貧弱な桜並木に変わっているのだろうか?
ソメイヨシノの衰退を迎えるのはここばかりではない。
既に、五条川の桜も枯れて切り倒され、その後に植えられた小さな苗木がちらほら目立つようになって来た。
ソメイヨシノは日本各地で同時期に植えられたから、各地のさくら名所からソメイヨシノが一斉に消える日が来ると、随分以前に聞いたことがある。
そんなこともあってか、五条川沿いではエドヒガンとソメイヨシノを交互に植え込んでいる箇所もある。やがて桜並木も薄いピンク一色から濃淡のピンクの連続模様に変わるかも知れない。

そんなことを考えながら昨日は五条川沿いを歩いた。
昨日は7分咲き。今日は雨で、明日は薄曇りで遅くには雨、明後日の日曜日も雨かもしれない。
やはり満開の桜の下を歩いてみたい。