2016年12月31日土曜日

気合の入らぬ大晦日

家内は午前中は体がこわばって、動かすと背中や腰から大腿部にかけて痛むという。
ステロイドであるプレドニンを10mg/日から8mgに減らされてから症状が再発、
為に、免疫抑制剤であるリュウマチ薬のリュマトレックスを処方されているが、それが奏功していないという状態である。
そんな訳で、午前中、立ち詰めで台所に立ちたくない、だから、今年はおせち料理をつくらない宣言になった。それでも、スーパーに行けばおせちセットと言わないまでも、おせち素材はいろいろ売っているから、別に困りはしない。

家内がそんな状態だから、亭主のボクは年末の大掃除に力が入らない。散々手抜きしてごまかしてしまった。
今日の午前中は寒いから外の作業はやらずに、この日記を書いている。
そうなんだ、それだけ暇なんだ!
午後から外回りの片付けをして今年を締め括くろう。

今年1年、ボクは転移再発の疑いが遠のいたのは良かったが、体力気力の衰えをはっきり自覚するようになった。おまけにボケが進んでいる。家内は家内で、治る見込みのない病気を抱え込んでしまった。
来年は、老化の進行とともに、時間が進むのを益々疾く感ずることになるのだろうか?
まあ、なるようになるさ。

1年間、つまらない日記にお付き合い頂いた皆様に厚くお礼を申し上げます。
どうぞ良いお年をお迎え下さい。


2016年12月29日木曜日

敢えて苦餅を搗く


今日は12月29日、この日に敢えて餅を搗いた。
この日の餅を苦餅といって嫌うところがあり、反対に、福餅だと言って喜ぶところもあるらしい。
数字の9を苦と読むか、二九をフクと読むかの違いである。どちらも単なる語呂合わせだそうだ。
ボクは、餅を搗いて伸(の)してしまえば、苦を突いて伸す(ノックアウト)に通ずという自己流解釈で、福餅派に賛成である。

我が家の餅つき機は2代目である。
93年製と表記されているから買ったのは12 22年くらい前だろう。
初代がいざ餅つきのスイッチを入れる段階で故障とわかって、近所の電器店を数軒を探し回ってやっと見つけた1台だったから、あのときの状況はよく覚えている。
餅つき機を使うのは年に1回、多くて2回くらいなものだろうから、12年というのは故障しないで使えるのが当たり前だろう。先代も確かそのくらい使ったはず。
だから、T社の製品は長持ちするなぁ・・・という、好印象を持っていた。

しかし、最近のT社のイメージはガタ落ちだ。
些細な事では、ボクが買ったCDラジカセが1年とちょっとで故障して、廃棄した。
不正会計の膿を出したかと思ったら、一昨日は、米原発事業で数千億円の減損が出るというビッグニュースだ。

そんな連想をしていたら餅が搗き終わった。
1升餅を2臼搗いた。家内と二人だけで、これを食べ終わるのに丸1年かかるだろう。
餅なんて、スーパーで買ってきたほうが何ぼか便利でお得なんだろうに・・・・。
それでも餅を搗きたがる老人がここにいる。

2016年12月27日火曜日

ガラホへ機種変更

先日auから、「新しいかんたんケータイへ取り替えできます」というDM(ダイレクトメール)が来た。ガラケーを4年間以上使っているユーザーに案内を出したようだ
見やすく、聞きやすく、押しやすく、安心快適な使い心地 というのが謳い文句。
要するに、高齢者をターゲットにした、4GLTEケータイの売り込みらしい。

ボクは、歩きスマホや電車内でスマホに熱中して弱者に席を譲ろうとしない若者を見るたびに顔をしかめるような古い人間だし、そもそも、外出してケータイを使うことすら滅多にないのだから、ケータイはガラケーで十分と思っている。
だから、国内でガラケーの生産を止めたというニュースを聞いたときには残念に思っていたのだが、
根強いガラケー人気を無視できなくなって、考え直して呉れたのは喜ばしい。
ちなみに推奨機種は京セラ製である。

ボクの関心は機能がどうのこうのというよりも維持費が安いかどうかにある。
複雑怪奇な費用計算はパンフレットだけでは無理だとわかって、昨日、au店頭まで足を運んだ。

見積もって貰ったら、5分以内の電話は掛け放題というプランが一番安くて、LTE NETサービス付き、保険付きで、溜まっていたポイントを叩いて、最小費用は税込み1720円/月也と出た。
これなら現行とほぼ同額である。
問題は、途中解約である。3年縛りだから、それ以前に解約したら違約金が発生する。
しかし、どうなるかわからない先のことを考えてみても仕方がない。
そう思って、機種変更を即断即決した。
但し人気が沸騰していて、在庫がないので、予約になった。
入荷まで1週間以上というから、年明けになるだろう。

今度の機種は、外見がガラケーであり、中身はOSとしてスマホと同じandroidを載せている。因みに、ガラホはauの登録商標になっている。
一方、ソフトバンクも外見的に同様な製品を出しているが、スマートケータイを略してスマケーと言うらしい。但し、ガラホはガラケーを使い続けたい人のためにスマホを元にして作ったガラケーであり、スマケーはガラケーのようにも使えるスマホだそうだから、外見は似ていても、使い勝手は別物らしい。
ガラスマ、グロスマ、フィーチャーフォンと言う言葉があるのも今回初めて知った。
爺さんの頭は世の中から大分遅れてしまったようだ。

2016年12月23日金曜日

クリスマスケーキを予約した

12月はじめに カレンダーを眺めていて気がついたのは、今年は学校が冬休みに入って直ぐ3連休があること。きっと娘が孫を連れて帰りたいと言って来るに違いないと予想した。

その予想が見事的中、今週に入って娘が「帰りたいけどいいか?」と言ってきた。
そうなると、食事の世話から一切合切がバーバの肩に掛かってくる。
体調の悪いバーバは渋々、「仕方がないねぇ」と言いながらOKを出した。

一方、年中組と小4の孫娘は「扶桑に行ったらサンタさんが来てくれないのではないか?」と心配したそだが、結局、ジージ、バーバの家に来てくれるようにお願いしておいたそうだ。
そんな訳で、娘はこっそりプレゼントも準備したからジージ、バーバは心配しなくてもいいよ、と準備万端、あとは決行のみ。但し、「クリスマスケーキだけは買っておいてね」と、ちゃっかりしている。

そんな次第で、3日前に、近くの洋菓子店でデコケーキを予約した。
ジージは3000円程度のものでいいんじゃないのと、バーバに言ったが、
バーバはめったにない事なんだからと、9000円のを大奮発した。
普段は買い物で1円2円を高いの安いのと言う人がである。
デコケーキを買ったのは何10年ぶりだろうか?
バーバの言うとおり滅多にないことに違いない。

昨夜遅く、娘達がやって来た。
明日24日にはバーバが孫を連れてデコケーキを受取に行くだろう。

2016年12月16日金曜日

師走後半に入る

家内はステロイドの服用量がギリギリのところでコントロールされているので、
午前中は体に多少の痛みがあり、午後になるとその痛みが消えるという。
それでも糖尿病にならないために運動せよと、主治医に言われているから、
努めてウォーキングに出かける。
ボクはひとりなら自宅周辺を歩くけれども、家内が行くなら付き合うことにしている。
病気持ち同士、そのほうが心強い。


昨日も寒かったが今日も寒かった。
名古屋で今年の初雪を観測したそうだ。
最高気温も10℃を切り、その上風も強かった。
遠くに見えるはずの伊吹山はガスって見えない。その向こうの日本海側は雪だろう。
木曽川の水面は伊吹おろしで波立っていた。
今日もいつもの老人がカメラを付けた三脚を担ぎながら被写体を探していた。
狙いはカモ類だろうと思が、新しい被写体が現れるわけでもなし、芸術的な決定的瞬間を狙っているのだろうか?ここに来て、この老人を見ない日はない。

昨日、年賀状の受付が始まった。
賀状案をいろいろ考えてみたものの気に入らない。
こんな時はエイヤーッ!とやるしかないようだ。
今年は喪中ハガキが少なかった。
頂いた喪中ハガキにはご高齢の親御さんを亡くされた方が目立ったから、
多くの方々はもう親御さんが居なくなったということなのだろう。
順番は自分たちに回ってくる。
年賀状は生きている証のご挨拶になればいいだろう。
そう思うことにした。
作業開始だ。

2016年12月9日金曜日

高校クラスの忘年会

昨夜は恒例の高校クラスメート忘年会。
全日空ホテルのビュッフェスタイルディナーになってからもう10年以上になろうか。
今年も幹事のTS君が新しく二人を誘って来た。ひとりは卒業以来の60年ぶりのHT君、もうひとりはゴルフで一緒だった時以来、10年ぶりの再会になるOT。二人は当時ボク等D組の隣のC組だった。
出席者は14名、D組9名、C組5名の計14名。14名にもなるとどうしても囲むテーブルがクラス別に分かれる形になる。当初はD組の仲良し同士で始めた忘年会だったものが、いよいよC、D組合同の忘年会に変質して来たようだ。それもまたよしであろう。

いつものメンバーで欠席は2名。
HS君はお寺副総代という役目柄、お寺の旅行会を優先させた。
BK 君は忘年会を完全に忘れた。時間になっても来ないので幹事が電話を入れたら、すっかり忘れていたよし。
その報告を聞いたら、他のみんなも、我も我もとボケがひどいと嘆き節。
そもそも幹事自らが集合時間に少し遅れてきたが、本人は十分時間に余裕を持って来たという。何の事はない、30分早く招集を掛けてしまったのだ。
吉田博の木版画展のチラシを持ってTN君が作品の素晴らしをしきりにボクに説明しだした。
彼が郡山美術館での吉田博展 を見損なった時に、ボクにメールを呉れたことをすっかり忘れている。ボクがそれを言ったら、やっと彼は気づいた。
ボクの隣りに座ったSB君は現役最後がN市の老人福祉関係部署だった事もあって、ボケや認知症に詳しい。彼から、忘れることは齢をとると仕方がないこと、でも、指摘されたら忘れたことを思い出せれば、それは認知症じゃないよ、といったから、それでみんな安心したようだ。
勿論ボクもだ。みんなでボケれば怖くない!

ボクはMCIの本を読んだところだから、SB君と話がよく合った。
なかでも、他人の話を聴かないで、俺は俺はと威張っている人はボケやすい、という話がよく分かった。そういう人は他人の話を理解しようとしないから、脳を働かせないように自ら仕向けているに等しいのだ、と言う。さもありなん。
集まった仲間にはそういう人物は居ない。

まだ生きていたらまた来年も会いましょう。
お開きの合言葉になった。

2016年12月6日火曜日

MCIについて少し勉強した


先日テレビに出ていたもの忘れもの外来の奥村歩先生の本を読んだ。
読み終わって、ボクはまだMCIと言われるところまでは至っていないようだと、少し安心できた。

もの忘れと言ってもMCIが心配されるもの忘れと、心配のないもの忘れがあるという。
MCIが心配されるもの忘れは、自ら体験したこと全体をすっぽり忘れたり、傍からみた人が違和感を感じたり、忘れたことについてヒントを貰っても思い出せなかったり、繰り返しもの忘れをしたり、もの忘れの程度が時間とともに悪化したりする場合だという。
これに対して、名前や常識的な知識などの失念、一部分だけの忘れ、傍から見ても気にならない程度のもの忘れや、ヒントを与えると思い出せたり、偶発的なもの忘れの場合などは心配ないという。
ボクの場合は繰り返し同じもの忘れを繰り返すことがあり、もの忘れの回数も増えているから、まったく心配ないとは言い切れないとしても、そっくり忘れて傍から注意されたり、ヒントを貰っても思い出せなかったりはしていないから、当面はMCIではないとしておこう。

認知症から逃げ切るために、一にMCIにならない食事、二に運動、三にニューロビクスで、四に医者や薬と上手に付き合うこと、と本は説く。
脳の老廃物であるアミロイドベータを溜め込まないためには、糖分控えめの高タンパク食や抗酸化物を多く含む食品を摂ること。運動をすることによって脳血流が増え、神経細胞のネットワークが活性化すること。ニューロビクスとは聞き慣れない言葉だが、ニューロンにエアロビクスのビクスをくっつけたもので、興味のあることについて積極的に関わり、脳を刺激することとボクは解釈した。
高血圧、糖尿病、メタボリック症候群などは血管に悪影響を及ぼし、ひいては脳血流の阻害要因になってアミロイドベータの沈着を促進するという。
仲々難しいところはあるが、今後の参考にしなければならないところである。

余談だが、本は近くの図書館になかったのでamazonから中古本を買った。
ほぼ新品が2/3の値段で買えるのだからこれを使わない手はない。
しかも1冊でも送料無料で居ながらにして届けてくれる。
本を買うならamazon の中古本を狙え!