2017年7月23日日曜日

ゴーヤのカーテン作り

例年通り、東南側の窓の外側にゴーヤを植えた。
写真にはプランター3個に各1本とプランターの間に3本の計6本が植わっている。
全ての苗は、去年成ったゴーヤの1本から採取した種子を発芽させて作ったもの。
1昨年までは町が無料配布して呉れる苗に頼っていたが、去年から30分以上行列に並んでも1本しかもらえなくなったので、そんなことなら自分で苗作りからやってみようと考えた。
去年は採種用のゴーヤの確保をし忘れて、慌ててありあわせの1本から採種したから、今年は種子が小さかった。
そんな訳で、今年はどうかな?と心配していたが、20個の種子はほぼ全て発芽したし、
苗も問題なく育った。問題は、移植後の育ちがどうか?というところ。

例年のことだが、筋向かいのお隣さんは北西側の窓の外に数本植えているから、それとなく比較させてもらっているが、お隣さんのは生育が非常に良いのに比べ、我が家のゴーヤは育ちが悪い。
その原因をいろいろ考えてきたが、よくわからない。
只単純に考えれば、日当たりが良すぎてプランターの温度が上がりすぎるからか?
そう考えて、今年は、古いすだれを小さく切って、プランターに日よけを施すことにした。
なお、プランターの土は、今年は敢えて入れ替えなかった。
お隣さんは土の入れ替えなしに毎年同じ場所に植えていても、連作障害はないと言う。
それならボクも敢えて連作障害が出るかどうか様子を見てやろうと考えた訳だ。

そうして、毎日育ち具合を見ていたのだが、どうも葉が小さく発育が遅いようだ。
只、例年と比べてどうかと云えば、少しはマシかもしれない。
でも、このままではカーテンになるまで育つのか?心配になった。
そこで、遅れること2週間ほど経ったところで、プランターとプランターの間の狭い隙間に、苗を地植えで追加した。

それから約1ヶ月経って、今日の写真。
プランター植えからは既に昨日収穫できたが、葉っぱは何だか弱々しい。
一方、あとで地植えした方は葉っぱが大きく勢いがある。やっと一つ2つ花が咲きだしたところだが、茂りはプランター植えと肩を並べるところまで来た。
ほんの少しのスペースだけでも大丈夫らしいことが分かったので、来年からはプランターを止めて地植えだけにしてみよう。 

この種の栽培テストはワンサイクルに1年掛かる。あと何出来るやら?

2 件のコメント :

忠ちゃん さんのコメント...

相変わらずの作物作りに熱心ですね。種から育てるとは驚きだ。良き趣味を実践し充実した日々をすごしている様子、うらやましい。昔からボクは作物を育てることは、からっきしダメです。そうした趣味はまったくない。
手持ちの書籍類を整理していたら、ガリ版刷りの卒業論文発表会講演要旨(S35,3,8)が出てきた。貴兄はまだ持っていますか。 それによると貴兄の卒論は、
「トマトの花芽分化に及ぼすカルシュウム濃度の影響について」、同じ研究室のTA君は「植物の生育が土壌の科学的性質に及ぼす影響について」であった。
貴兄は当時からこうした作物作りに興味があった?  
だがボクの周辺には、リタイヤーしてからその方面に全く関係のなかった人が、作物作りに没頭している連中が何人かいる。作物を育てることに興味を持つか持たぬかは、その人次第ということのようです。
ことですね。

ター さんのコメント...

>忠ちゃん そんな試料あったっけ?全く記憶してません。そもそもボクは工学部狙いだったから高校生物を学ばなかったのに農学部に入ってしまい、卒論の教室選びではくじに外れて植物栄養学教室に行かざるを得なかったし、卒論では育てたトマトの苗が伊勢湾台風で温室が壊れて駄目になり、慌ててタネを蒔き直して苗を育てた、というように自分の意志とは反対の方向ばかりに進んだ気がします。早い話、植物には興味なかったんです。
植物を相手にするようになったのは引退後ですね。
植物を相手にするには時間が必要ですから、作物つくりをしている同輩達も、引退後に始めた人が多いんじゃないでしょうか。動物にしろ植物にしろ、自分で育てれば愛着がわきますね。貴兄にも、もし何かの刺激があったらそういう方向に向かったかも知れませんよ。何事も、興味と愛着の有無の問題だろうと思います。