2013年10月30日水曜日

記念の伐採

記念に植樹というのはよくある話だけれど、記念に伐採したという話は聞かない。
昨日で30回の放射線照射治療が終了したが、時同じくして、庭に植わっていたクロガネモチの伐採を完了したので、我が家の記念になるだろうと、ボクの勝手なコジツケに過ぎない。


元はと云えば、庭のブロックの穴からひとり生えした幼い木。鳥が落としたフンから生えたに違いない。
何の木だろうと植え替え、育つほどにどうやらクロガネモチらしいと思えた。
そのまま大きくなって3~4㍍の高さになっても、花が咲かなければ実も付けない。
さては雌雄別株の雄株らしい。
実をつければフクラモチともコガネモチとも呼ばれて縁起がいいのに、
やはり、我が家はそういう御縁がなかったかと諦めていた。

身辺整理の一環として、この無用の木を伐採することを思いついたのが、放射線治療を開始した頃のこと。
根っこをある程度の深さのところで切って、散々苦労して引っこ抜いたのがつい先日のこと。
枝打ちから初めてから抜き終えるまで20日間ぐらい掛けた。年輪を数えたら21年だった。
生木がこんなに重いものとは知らなかった。
水にやっと浮く程度と言っても言い過ぎではないくらい重かった。

伐ったあとでも合点がいかないのは花も咲かなかったこと。雄株であっても花は咲くというのに。
それが咲かないということは、クロガネモチではないということか、と思ったりした。
散々調べたら、やっとそれらしい説を発見した。
その説によれば、幹の直径が20センチ以上にならないと花が咲かないという。
猫の額の狭い庭に、この木はやはり不釣り合いなのだ。
せっかく育てたものを伐ってしまうことに多少の心の痛みはあったが、
太さ20㌢もの大きさに育ったら、塀を壊すし、お隣さんにもご迷惑をかけただろうと思うことによって、自らを慰めた。


2 件のコメント :

忠ちゃん さんのコメント...

拙宅の庭にもフクラモチがあります。庭木のなかで一番大きな樹木です。幹の太さは20cm弱だが、一度も花が咲いたのを見たことがない。鳥のフンから生えたと思われるヒイラギが庭の好位置に育っている。20年経つと木も随分大きくなりますね。話は違いますが、貴兄のブログに刺激されて、3年ぶりに後期高齢者健診に今日行ってきました。あわせて本来毎年検査しようと思っていたが検査してしなかった胃カメラ、胸部のレントゲン、CT、PSAを追加した。コレラの検査は、来週の木、土に順次やります。その気にさせてくれたことを感謝します。「何も問題なし」だとよいのだが・・・。

b.nasbee さんのコメント...

>忠ちゃん お宅のフクラモチも咲きませんか?どうしてかな?ヒイラギもモチノキ科に属しますね。実生の木は上手く咲かないのですかねぇ。
健診は年1回くらいはやっておいてよろしいかと思います。コレラの検査というのは初耳ですが・・?