2017年3月24日金曜日

老人ホームの見学

一昨日、同級生だった∪さんが入居した老人ホームを見学した。
同じく同級生だったTさんが施設を見たいと言ったので、ついでにボクもお誘いを受けた次第。
元々興味があったから、喜んで出かけた。

地下鉄の駅から歩いて数分のところにある4階建てのビル。二級河川のほとりにあってロケーションは良い。介護付き有料老人ホームであり、今は自立できてもやがて必要になれば介護も受けられる類の施設である。
∪さんがじっくり選んだところだけあって、まるでホテルのようだ、というのが率直な感想である。
いろいろな共用の施設、設備、スペースがあるから、ホテルよりも立派かもしれない。
肝心の個室であるが、専用スペースが24㎡のなかに、トイレ、シャワー室とIHレンジ付きの調理台、極小の冷蔵庫、ベッド、小さな丸テーブルと椅子が2つ。以上が備え付けのもので、自分の持ち込んだものもあるから確かに狭い。それでも広い方だそうだ。入居費用は一時金70万円と毎月26万円。それで3食付き、光熱費込み。その他の費用は一切なし。ボクは入居には一時金で何千万円も要ると思っていたから、意外だった。
部屋のなかには昨年亡くなった奥方の小さな仏壇があり、手を合わせてご冥福を祈った。

食道で当日の昼食メニューのカレーライスをご馳走になった。
街なかのレストラン並の味と量で、ボクには多すぎた。

∪さんTさんと会うのは1年9ヶ月振り。
お互いにそれだけ年取ったという印象はある。
施設の見学もやがてやって来る老いに備えるためである。
見学の後、サロンでコーヒーをご馳走になりながら、時間を忘れて歓談できた。
因みにコーヒーは自販機ではない、管理栄養士が淹れてくれた喫茶店並みの本格コーヒーだった。

現物を確認したあとは、昨日から早速、ネットで、老人ホームの勉強である。
種類が多いことに驚いた。自分が無関心すぎたようだ。
自分が先に逝って家内がお一人様で残ることを想定し、じっくり勉強しよう。
でもねぇ・・・・、二人とも何とか元気にしていると、仲々その気になれないんだよねぇ・・・。


2 件のコメント :

忠ちゃん さんのコメント...

この3,4年さまざまな介護施設が続々オープンしていますね。1昨年施設の関係者によると「施設新設にとなう国の補助金付与は、本年で終了。今後はそんなに施設は増えない?」と言っていました。
入居費用は、マンション価格と同じでその土地の公示価格と大体比例している。5年前入居を検討したとき、岡崎近郊まで物色範囲を広げれば、現入居費用で、寝室がついた夫婦部屋を一人で入居できる。どうしたものか少し迷ったが、やはり住み慣れた自宅付近の施設を選ぶことにした。
ボクの知っている伴侶をなくした数人について言えば、男性をなくした女性は、元気なうちは
なんとか自宅での生活を継続し、それが無理になったら施設入居を考える人が多いようだ。女性は家事全般こなしてきたからそれが自然だろう。男性は自宅での独り生活に耐えられない人は多い。
しかし平均寿命と健康寿命の差は、女13年、男9年だそうだ。健康寿命がつきてすぐ寝たきりの状態になれば別だが、その間生活を快適に暮らすには、まだ物事の判断力、行動力がある時に自分で探すのが良い、そうでないと身内のものが急きょ入居可能な施設を探し、勝手に決めてしまうことになる。100%満足できる施設を選ぶのは至難の技。自分で選べば少しぐらいの不満は我慢できる。・・・・・と以前「正しい施設の選び方のセミナー」に参加したときこの道の専門家は言っていました。

ター さんのコメント...

>忠ちゃん 良い機会を頂き、ありがとうございました。お陰で、この種の問題を考えるきっかけになりました。
確かに、自分が元気なうちに、時間を掛けて、じっくり探すことで、自分が納得して住み続けられるところを見つけられるのだ、ということがよく分かりました。
残された健康年齢を考えれば、もたもたしていられないという焦りを感じます。貴兄を見倣って、よく考えてみます。