2020年5月23日土曜日

治療データのグラフ化

家内のリウマチ性多発筋痛症の治療経過データをが溜まったので、
血液検査の項目の一部をパソコンに取り込んでみた。
発症は4年前だから、データは4年分溜まっている。
資料は血液検査結果お薬手帳。
血液検査表からはCRPと赤血球沈降速度のデータを、
お薬手帳からはステロイド(プレドニン)の処方量を、
それぞれ拾い出して、エクセルにキーインした。


リウマチ性多発筋痛症は、免疫が自分の体を攻撃して体の各所に炎症が起こす病気。
炎症が起きるとCRP(C-Reactive Protein)と赤血球沈降速度が高くなる。
試しに、CRP値とステロイド(プレドニン)の服用量とを、経時的なグラフにして表してみた。


グラフの縦線の数字は、ステロイドとCRPでは単位こそ違え、どちらにも共通して対応している。
横線は検査日だが、経時的な間隔を表すために年月日をシリアル数に変換してある。
経過をグラフ化することで、今までの治療経過がひと目で分かるようになった。


4年前の発病当初は、昼夜を問わず、熱と痛みに襲われていた。
地元のクリニックでN大学病院に紹介をもらい、
やっとの思いで受診したら、即検査入院。
その時のCRPは11.3。
一晩でリウマチ性多発筋痛症と診断が付き、即、ステロイドを投与。
数時間後には痛みがほとんど消えた。


その後は、ステロイドの量を徐々に減らしながら、痛みが出ない最小必要量に処方されてきたが、時として、症状が出てきてはステロイドを増やさなければならなかった。
そのあたりの状況はグラフによく現れている。
ステロイドが増えているところは痛みが出た時である。


ステロイドの怖さは免疫力を抑えることによって、他の病気に罹りやすくなること。
クリプトコッカスに感染したのもそのためだろう。
現在、家内は左膝痛が続いている。
N病院では、これをリュウマチと診ており、治療対象にしていない。
だから自宅近くの整形外科で診てもらっている。
リウマチとリウマチ性多発筋痛症はどちらも自己免疫疾患。
でも、別々の病気だそうだ。
厄介なことである。

2 件のコメント :

忠ちゃん さんのコメント...

ステロイドの服用量は、症状に応じてずいぶん量を加減する治療薬のようですね。CRPは、家内の定期血液検査のなかでいちばん馴染みの項目でいつも着目していた。いまも姉の定期的血液検査でチェックしている。
貴兄は諸データーをグラフ化するのは、お手のものですね。ボクはエクセルは使わないから忘れてしまった。たまに表などを作るときもワードを使っている。エクセルは慣れると文章を作成するときも書きやすくエクセルを利用する人もいるようだ。
孫が大学入試で名古屋に来た時、タブレットに保存してある在学中の自由研究で纏めたレポートを見せてもらった。まるで大学の卒業論文のように図式化、グラフ化して見やすくなっている。
いまの高校生は、ボクらの現役時代と全く様変わりして自由自在にPCを使いこなしているのに驚いた。
貴兄なら現役の学生ぐらいのPC活用は、なんなく出来るでしょうが、ぼくはもうダメだ。
活用する機会もなく、なにより覚えようとする気力は失せてしまった。

ター さんのコメント...

>忠ちゃん CRPは皆さんおなじみですね。現代は小学生もスマホを持ち、タブレットで学習や遊びもする時代になりました。若い、柔軟な頭脳ですから覚えるのも早いですね。年寄りはおいてけ堀ですよ。それでも少しでも追いつこうとする訳です。ボクみたいに一人でコツコツやるには経験や体験を重ねるしかありません。
ブログ原稿の推敲は以前はワードを使っていましたが、今はグーグルドライブのドキュメントをもっぱら使っています。使い勝手がいいですよ。これなんかも色々パソコンを弄っている間に見つけました。エクセルをまだ忘れていないのも、便利に使っているからです。
何かを学ぶ、覚えるには体験するのが一番です。
貴兄にはスマホをお勧めします。貴兄はまだ先は長いから覚える時間はたっぷりあるでしょう。